新人シナリオコンクールはどんなコンクール?
新人シナリオコンクール2019年度度実績
応募総数 264篇
第一次審査通過作品 92篇(2月3日ネット発表)
第二次審査通過作品 27篇(3月3日ネット発表)
ファイナル&受賞作発表 5篇(4月3日ネット発表)
2020年度実績
応募総数 310篇
第一次審査通過作品 111篇(2月5日ネット発表)
第二次審査通過作品 45篇(3月3日ネット発表)
ファイナル&受賞作発表 5篇(4月2日ネット発表)
というような流れになっております。
最大の特徴は、
審査が
おっそ!!!!!!
9月末締切でたった300本前後なのに一次審査に年またいで5ヶ月もかかってる!!!どんだけお忙しい作家先生たちが審査してるんでしょうね!!
これが人気のない(応募総数が少ない)理由の一つです。
以前は「規定の原稿用紙を使用」とあったので、
それを購入するのが嫌だという不人気理由がありましたが、
今はパソコン原稿OKですので全く問題ありません。
とはいえ城戸賞も400前後なので、
それほど大差がないといえば大差がないかもしれない。
ただ、一番重要なのは、
新人さんしか応募しない。
です。
城戸賞と似たような応募要項にもかかわらず、
こちらは何故かプロっぽい人は応募しない。
「新人」とつくことにプライドが傷付くからなのかな。
その辺は逆に聞きたいよ、
受賞して単館1本絡んで以降3年ほど鳴かず飛ばずの作家に。
(我ながら容赦ねえなw)
城戸賞で一次通過したことがある作家は、
新人シナコンという競争率の低いところで勝負して欲しい。
ここで実際の実力がわかろうものです。
でね。
受賞作品というかファイナリスト作品を見ればわかるのですが、
暗い話が多いです。
ただ、
だからって「暗い話がうけるのか」と思うのは早合点。
これは最近の城戸賞もそうなんだけど、
悲劇のほうが圧倒的に描き易いのかな、と思う。
簡単に事件を起こせるので、
ドラマにうねりや展開が容易にできるってことです。
そういう描きやすさや、
観客の傾向もあるため、
(事件モノのほうがテレビドラマは視聴率が高め)
一見すると暗い話が受賞しやすいだけに思います。
もしここでコメディでガツンと笑わせられるものが来れば、
それはそれで十分評価されると思います。
最近思うのはね。
シナコンシナリオの受賞作品傾向を考えるよりも、
作家自身が「書きたい!」と思うものを先ず書くことよ。
オリジナル作品を自分の思うままに描けるのは、
コンクーラーの特権なのよ。
まずはあなたの好きな作品、
書いてみんしゃい。
元記事は2020年のものですが今年も同じことを思っています。↓