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初心者とは年数でも実績でもない

初めて書いた作品でも面白く描けることだってあるし、
10年やってても全然うまくならない人もいるし、
プロだって一生に1本面白いものを描けるかどうかってこともあるし、
年齢と実績と書いている年数は全く関係がない。


コンクールは一次通過、
二次通過と、
その成果がわかりやすいので、
そこで一つの目安になることは、ある。


でも、
作家のスキルアップが、
審査のステップアップと常に連動してるとは、
言い難い。


たまたま自分に合うコンクールというのもあるし、
ファーストシーンだけはうまく描ける、
という初動作品は一次二次を通過しやすいし、
ちょっと視点がずれたセンスの作家も、
一次二次を通過しやすい。


そもそも安定してある程度の作品を生み出し続けることは、
プロですら厳しいわけだから、
年に数本しか書かないようなら、
そこで作家のスキルなんて測りようがないよ。

もちろん、
応募すれば必ず一次は通る、
みたいな人もいるので、
そういう人は単純に凄いなあと思うけど、
一次通過するけど受賞したことはない、
という人は、
理論的に描けていないことが多い。


また、
「一次通るようになった」
「二次に行くようになった」
というのも、
確かにスキルアップの指針にもなるけれど、
(企画の立て方を学んでいるとか)
そこに一喜一憂するのもちょっと違う。
コンクールによって選出している作品の傾向が違うから、
あっちは相性良いけどこっちはダメ、
みたいなことはしょっちゅう聞きますし、
分析をしていて感じることも多いので、
そういう場合は私は向いているコンクールを助言します。
ただ、それ以前の問題として、
そもそもシナリオ(ドラマってもの)を描けているかどうか、
という部分でたいていの人はつまづいていると思うけどね。


私は一本を見ればその作家の全てがわかるとは思っていないので、
たまたま私が見た一本がダメだっただけ、
ということもあるとは思うけど、
その「ダメ」な部分の多くが、
理論的に構築できていないんだろうなあと思うことが多い。
それ以前の初心者も結構いることもお忘れなきよう。

分析を受ければ受賞するわけではなく、
分析を受けてその理論に気づければ、
受賞できるような作品への近道がある、

というのが私のシナリオ分析だと思っています。


落選作品のシナリオコンクール開催中♪


いつもの分析もどうぞ♪ 


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