【エイトリ考察】身勝手に予想してみる世界観
"エイトリ”とは株式会社リベル・エンタテインメントが2024年5月23日より配信する2055年の近未来の横浜、HAMA18区を舞台にした近未来おもてなしアドベンチャーである。
はじめに
2025年あけましておめでとうございます。毎日エイトリに夢中な日々ですが物語の舞台である2055年より丁度30年前の今年を記念してプレイ中に気になった要素をもとに世界観を考えてみます。
注※メインストーリー、区長ノベルなど各種ネタバレを含みます
・この文を書いている1月上旬時点での情報で書いています
・カードストーリーなど全てのストーリーを読めているわけではありません
・あくまで個人的な想像です公式の今後の展開等とは一切関係ございません
・ほぼ自分で読み返す用のトンチキ解釈です
以上の注意書きをご理解の上見て頂けると助かります。
大予想。
まず大きな予想としてエイトリは鏡合わせと似て非なるもう一人の自分を重要な要素に
そして”パラレルワールド”をテーマのひとつとして設定していると考え、そして何らかの理由で隣合う2つの世界が干渉し合い不具合が起こり始めているのがエイトリの物語である。と予想する。
なんじゃそりゃであるがエイトリは旅行とSFをテーマにしており(例:タイムトラベル)、パラレルワールド間の旅行(移動)を題材にしたSF作品はよくあるので可能性は無くもない。そう思った理由をいくつか書き出してみる。
鏡合わせと似て非なるもの
エイトリには同じ姿をした二人の人物が存在する、半分になるものがあるなどシンメトリーや鏡合わせを意識させる要素が存在する。これらも重要な要素だと考えられるので書き出してみる。
【同じ姿をした人物たち】
エイトリ内には同じ容姿をした関係性のキャラクターが3組存在する。
白光兄弟
彼らは儀式によって糖衣の髪色が変化してしまうまで自分たち以外が誰も気付かないほどそっくりだった。二人でお互いに入れ替わって遊んでいた。
キバとレン(西園練牙)
血縁関係はない(キバの両親とレンは)はずだが特徴的なオッドアイまでもが同じ。二人で一つの生き物のようだった。(キバ談)
生成と幾成
太緒の居た1999年の同級生と彼を元に造られたアンドロイドの2人。同じ父を持ち幾成は太緒が一瞬で気づく程に生成と同じ容姿をしている。
……と、この3組はお互いを鏡合わせにしたようなレベルで何もかも同じ姿をしている。
…..が、性格人格は全く違うので似て非なるもの要素が生まれる。
気になることは昼班にのみこの要素を持つメンバーが居ないこと。
レン(現:西園練牙)の謎
鹿礼光とキバはお互いに何度同じ時代に生を受けも殺し合い、また次の生でも巡り合うということを繰り返している。そんな2人の間に今世だけ現れたイレギュラー的存在がレン(現:西園練牙)である。彼の出自は明言されておらず。本人でさえもあやふやである。
彼は一体どこからやってきたのでしょうか。彼の存在が物語の重要なキーになっていることは間違いありません。
北片來人の死に顔
彼に関しては死の予言を受けた際に未来の自分の死に顔見て身体にも触れ
間接的に生きている自分と死んでいる自分の2人の自分が交差したと仮定する。不可解なのは來人と生行で見た姿が違うことである。來人→穏やかな顔 生行→苦しみに満ちた顔
これもパラレルワールド準拠で考えればそれぞれで見ていた世界が違うとも思えそうだが。ただ來人は区長ノベル5話時点で自分の死に顔が思いだせなくなっている。
【鏡合わせと18】
区長にはそれぞれに担当する区の数字を鏡合わせにしたようなマークが割り当てられていている。マークは区長エンブレムや区ノベ、きずなっぷページ等で確認できる。
その他鏡合わせ要素
・カセットテープのA面B面
・HAMA NICE TRIP!!のポーズ
18という数字も見ようによっては上下で半分にすればシンメトリーなモノとしてみる事ができる。が1のセリフ部分(フォントの飾り部分のこと。丸で囲っている箇所)を形として捉えればこれも似て非なる要素になる
その他にも18という数字自体には気になる要素があったがまた別の記事で記録したい。
【ロゴマークから考える2つの世界】
予想で記した2つの世界が干渉し合っているという事と18を上下で半分にするということを合わせてロゴを観察してみる。
そうすると上下で別れ隣合っていた2つの世界のバランスが崩れ上の世界が下の部分を飲み込もうとしている?混ざっている?と見ることも出来る。
18の背景色であるグリーンとぷにぷにした形は何をイメージしているのか思いつかず残念。通信してるっぽい?
【上から下そしてあーちゃま】
上下からまた話を広げてみる。エイトリには空と宇宙そして上から下の流れを連想させる要素がいっぱいある。
朝班メンバーのモチーフの天気(☀️☔☁️❄️⚡)
イメージや登場する文学作品(よだかの星、かぐや姫)
白光家の天使憑きという信仰、天使は天から来る
襲来者(宇宙人・アンゴルモア大王の予言)
太緒の両親が入信していた宗教団体"宇宙ノ光"
大きな攻撃と災害(昼班メインストーリーで旧校舎を爆破したビーム、潜区ノベでの災害)は大体上から
などとにかく上にあるモノの要素があふれている中、作中には唯一下から上に現れた存在がいる。それがあーちゃまである。
あーちゃまはずっとずっと深い地の底からやってきたと明確に宣言されており
下から上の流れを感じさせる。
そして冬班フィーチャーイベントアポトーシスへの誘惑を経てあーちゃまの正体は悪魔(堕天した元天使)であるアスタロトである確定する。
残念ながら悪魔召喚や悪魔の現れ方の知識は全くないため、上空から出現する悪魔がいても不思議ではないと思っているがわざわざ地の底、言うならば下にある空間?世界から来たことを強調する意味はあるのだろうか。
兄と妹で変わる世界
今度は主人公である浜咲兄妹を中心に考えてみる。なんたって2人は主人公なのだから。彼と彼女を中心に世界は回っているのだ。
【兄と妹の2人から選ぶ意味】
近年私たちのいる現実世界では多様性が説かれ2055年のエイトリ世界でも様々な形の愛が認めらており、兄と妹どちらを主任に選んでも登場人物から主任への感情なども特に変わらない(例:斜木七基くんの恋情など)ストーリーの展開にも特に変わりない。
じゃあただ単に多様性に沿ってやプレイヤーの好みで選べるようになったのか~でもよいがここにも疑いをかけてみる。
まず前提として2人がいることで世界は2つ生まれ選んだ方によって似て非なる世界に変わる。…….ハァ?すぎるが。
【兄妹の年齢変異】
浜咲兄妹は年の近い兄と妹(双子ではない)ので自動的に2人は年上と年下の関係。その上で主任の経歴と可不可と雪風との年齢差も含めて考えてみる。
主任(選んだ方)はJPNの大学を卒業済み。飛び級でなく順当に卒業すれば22歳で卒業。その後HAMAの旅行会社に就職し入社一年目で会社が倒産したとは思えないので物語開始時は23歳(誕生日が来れば24)と仮定します。
※作中の可不可と雪風との関係でも主任は2人の間の年齢で、可不可の幼い頃にいくら彼が病弱だったとしても抱っこができる体格差、雪風の小さかったお前発言や作中の描写から1歳程度の年下に使うには表現的に合わないという事も根拠とします。
これらを元に主任の年齢を23歳とするとどうでしょう、ここで最初の浜咲兄妹の年齢差が効いてきます。
つまり妹が主任になれば兄の年齢は23歳より上に兄が主任になれば妹の年齢は23歳より下に自動的に変わります。
どうでしょうか。この時点でほぼ同じなんだけど世界、ちょっと変わっちゃてないか?ほぼ同じだけど違う要素がここにも誕生していることになる、というかここが根っこなんじゃないか。なんたって主人公だから。
あとメタ発言すぎるけどどちらを選んでも主任の思考回路が全く変わらないのが怖い。いくら仲のよい兄妹だからといって考えまで同じになるか?
考えたらキリがないけども。
【そういえば】
ストーリーはほぼ変わりないとか書いたけど兄と妹で変わることあったね。
ゆんゆんの態度とか。ゆんゆんの態度とか。ゆんゆんの態度とか。
作中で性的趣向の多様性と自由を説いているのにここが変わるワケとは?
ちなみに……パラレルワールドを題材にしたSF作品には2001年公開の映画
ザ・ワンという作品がある。おおまかなあらすじの冒頭は以下の通り。
……だそうです。
まとめ
独自の根拠ばかりでほぼねぇよ!!の仮説ばかりでしたが、今回はパラレルワールドがエイトリのテーマの一つとして取り入れられているとして色々考えてみました。作中にはまだまだ謎や気になること、モチーフなどがあふれています。まだまだ続く、大きくなっていくエイトリをまたこうして考えたりしたいと思います!そして彼らのいる2055年と丁度30年後で重なる今年は一体どんな展開があるのでしょうかコワいですね!!
※追記
2025年1月4日に公開されたお正月トークの可不可の”ネズミがいっぱい”で年が明けて2056年(干支はネズミ)になったことがあまりにもサラッと明かされた。時間が進む、だと⁉エイトリ内の時間が今後も現実世界と並行して流れるなら今後の展開は登場人物の年齢も変わり、昼班は高校3年生になって進路の話が出たり來人の予言の時期も迫ってくるワケで……エイトリ、恐ろしいコンテンツである。