作家という人種について
皆さんにとって作家とはどんな存在でしょう?
多くの人が文章を書くのを生業としている人。そう思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。実際私も例に漏れず、作家と言われたら小説家を思い浮かべます。
ただ、作家について語るのなら国語辞典に乗っているように定められた意味を扱うのが正しいでしょう。しかし、私なんと国語辞典を持っていないのです。
調べ物があればすぐにGoogle、ですのでここではGoogleで調べた内容を載せさせていただきます。
作家とは芸術作品を作る人。
これに当てはめれば漫画家も画伯も作家に含まれます。
困った今回は小説家について書こうと思ったのに、これじゃあ書くべき内容が変わるではないか。
「なら小説家と表記を変えてかけば良いじゃないか」
はいその通りです。ですが、せっかくですので今回はそれら作家の共通点について考えようと思います。
テーマが変わることにはあしからず、これから書く内容はきっと当たらずとも遠からず、こじつけではありますが「作家という人種について」に則した内容となります。
小説家や漫画家、画伯の共通点それはズバリ、
インプットへの意識。はい平凡な回答ですね。
何を当たり前な!みなさまもそう思われたでしょう。私もそう思います。
ただ今回は作家と、一般の方と言うと聞こえが悪いので、芸術に触れる機会の少ない方との比較をさせていただきます。
まず一つ、みなさまは日常的にどれぐらいインプットすることを意識しているでしょう?
本を読んでいる時、音楽を聴いている時、人の話を聞く時、様々な場面でそのチャンスはあると思います。本なんてそのために作られたようなもの、いやそれ以外に活用方法があるか?!
はい、言い過ぎました。もちろん、娯楽の面で活用されることも知っています。
ならインプットとはなんなのか、私は食事や酸素と同じ、人が生きていく上で必須のものと考えています。
そんなわけあるかい!そう思われた方、ちょっとお待ちを本当にそう言えるのでしょうか?
人とは生きているだけでリソースを削っていく生き物。お金、時間、体力、それらは生きているだけで消費されていきます。現状維持という言葉がありますが、そのためには安定した収入と労力が必要です。
人は生きているだけで何かしら行動を起こさないといけない、知識もそうではないか?
人は人と話すときになんらかのアウトプットを行います。それは今日起きた不祥事の愚痴かもしれませんし、昨日観たバラエティのことかもしれません。ならその話題はどこから仕入れたのか、そう外界からのインプットなのです
人は決して不変なのではなく、常に何かの影響を受けて変化しています。
同じ話題で何度でも盛り上がることが出来たら良いのでしょうが、残念ながら人はそうデザインはされていません。記憶は忘れるものであり、だからこそ新しい記憶を獲得する。
その新しい記憶が変化に乏しかったらどうでしょう?その人のボキャブラリーは貧相ないものとなり、世界もつまらなく見えてしまうのではないでしょうか。
ここまで来たら私が何を言いたいのか大体察しが付いているのではないでしょうか。
作家とは作り出した芸術作品を売って生計を立てる人、つまりは作家の本質はインプットとアウトプットなのです。
その過程に違いはあれど、それを生業にしているのは皆同じ。だからこそ死に物狂いでインプットを繰り返す。
皆様も自分よりボキャブラリーがない人の作品に興味はないでしょう?
それが作家という人種の性であり、宿命なのです。
ここまでご拝読ありがとうございます。
各種サイトで投稿予定の小説を読んでいただけると幸いです。
それでは皆様に良き日々が在らんことを