LOVEフジパン生ぶれっど
高級食パンブーム
数年前、高級食パンブームが到来した。
そもそもちょっとお高い食パン一斤買ってきて焼いたりせずそのまま食べる、みたいなのは関西ではよくあった、なんて話も耳にした。
(ずっと関東圏にいるので全く知らず。食パンはいつもトーストしてた)
それを知った時は、「えー関西いいなぁ」なんて思いながら、私もブームに乗っていそいそといろんな高級食パンを買って食べる日々が始まった。
乃が美、一期一会、HAREPAN、高匠、辺りを食べただろうか。
乃が美が安定して美味しかったと思う。
他はまぁ、正直私には違いがあまりわからなかった。
高いし、たまの贅沢かなーと思ってたけどとりあえずどれも買うと子供たちがそのままパクパク食べてくれる。
でもやっぱり高いので、だんだんお店には寄らなくなり、スーパーに売ってる超熟や本仕込あたりを買う日々に戻った。
ただ普段買う食パン(6枚切りか8枚切り)は食べきれないことが多くて、いつも期限切れを起こしてしまいもったいないので食パン自体たまにしか買わない、なんて日々になった。
なので2枚入りとかのお試し商品みたいなのをたまに買うことが多くなっていた。
スーパーで買える食パン界の王が誕生した。
そんなある日、フジパンの生ぶれっどが店頭に並び始めた。
いつも行っている店では3枚入りのものしかなく、数がちょうどいいな、という気持ちで手に取った。
自宅でいつも通りトーストしバターを塗る。
食べてびっくり、すごく甘い。
パンの風味も凄く感じる。
これはあの高級食パンに感じた甘みと風味とほぼ同等である。
このお味で3枚100円そこそこ。
正気か?とフジパンさんの企業努力に頭が下がる思いだった。
この生ぶれっどに出会ってからは、他の食パンでは味を感じないほどに最早生ぶれっどしか受け付けない体になってしまった。
でもまだ取り扱ってないお店もあったり、いつも買ってる店も入荷数が少ないみたいなのですぐ見当たらなくなる。
なんでこんなに美味しいパンが話題になってないんだろう?と不思議でならない。
ただ私以外の家族は別に食パンにこだわりなどないので私がどれだけ熱弁しても生ぶれっどの素晴らしさをわかってくれないので結局は
私の舌にあった。
ということなのだろう。
それでも生ぶれっどが生産されなくなったらまた食パン難民になってしまうので、安定した人気が出るといいなと願うばかりである。