直江二世と篤臣と鬼島
清隆の高育入学の経緯を予想
0巻時(高育入学の1年前)
直江仁之助が体調を崩していることが明言
この約2年後に病で無くなっている
「俺の政界復帰がここにきて現実味を帯びてきている」
「奴がどこまでやれるのか見極めたい」
「最近は平和党の方々とも随分仲良くされているようで」
この時点で篤臣と直江二世が接触している
可能性が高い。「奴」とは直江二世であり、
その二世を担いでいるのが平和党。
平和党は篤臣の政界復帰をサポートすることを条件に直江二世のフィクサーとしての働きを求める。
VS鬼島
「打って出る最後の機会だろうな」
「だからこそ、仕留めに行く時は確実なタイミングで、ですね」
9割型盤石な鬼島総裁に打って出る最後の機会
逆に言えば鬼島総裁の最後のピンチ、正念場であるということ。当然対策をしているだろう。
篤臣も鴨川に対し今後の作戦を伝えている。
それぞれの思惑
WR XRをそれぞれ日本教育の中心とし
政権を握ること
鬼島総裁陣営
直江仁之助の死により宙ぶらりんとなる直江派閥を手中に収め、直江二世を従わせること。
そのための政策こそホワイトルームに類似した施設(XR)を表に打ち出すこと。鬼島を総理まで押し上げた高育を超える成果になり、鬼島派閥は全てを手中に収めることになる。XR常用化のための最後の仕上げとして、次年度高育入学生、つまり清隆世代の実験・観察をきめる。
綾小路篤臣陣営
直江二世・平和党を利用して政界に復帰しホワイトルーム(WR)常用化を目指す。
そのために鬼島や高育の弱みを握っておきたい
そこで綾小路清隆の高育投入を決める。
鬼島陣営には鴨川を使い、篤臣と清隆の関係が良くないこと。WRの最高傑作であること。
清隆が自由を求めていることをすり込み、こちらに引き抜くことを進言する。
→鴨川を完全には信用していない鬼島は清隆の引き抜きではなく自身の計画のために利用することを決める
清隆には松雄を使い自ら高育に入学するように誘導する。
→命令では清隆の成長が見込めないため
結末
2年生編12巻にて明らかに退学者を出すことを嫌がる鬼島陣営。
→XR常用化へ最終審査だった可能性あり
そんな中クラスメイトと理事長の娘の2人を退学させた清隆。鬼島陣営にとっては想定外の事態であり、かなりの痛手である。
篤臣はこの状況を読んでいた可能性がある。
自身の実子でありながら「アレは人間ではなく化け物だ」と言い表すように清隆を利用することの危険性を理解していた。だからこそ定期的に退学を勧める状況を作り刺客を送り込む形で誘導した。
清隆を都合よく利用しようとした鬼島と
清隆の異常性を把握していた篤臣。
ここに差が生まれた。
おまけ
鬼島が退学者を出すことを嫌がった理由
2年終了時での退学者数を指定されていた説。
現在退学した生徒は山内、真鍋、弥彦、佐倉、神室。5人で区切りがいい。
退学者0で迎えた1-10『クラス内投票』では最大4人が退学するように仕向けている。
4人退学の状態で迎えた2-10『生存と脱落』では退学者が1人出るよう仕向けている。
綾小路を退学させる気がない中で退学者の数を調整している節がある。