【カナダワーホリ】振り返る…#45
はじめに
みなさんこんにちは。日本でしていた仕事を退職して2024年7月から“カナダワーホリ”をしていた北海道札幌市出身の24歳“だよ”です。カナダを去った後、旅行していたのでお久しぶりです。気づけば2025年になっていました。今回はカナダワーホリの生活を振り返ります。きょう1月1日が最終回です。
自己紹介・カナダワーホリをすることになった経緯はこちらに書いています。
いつどこにいた?
2024年
7月3日〜7月27日
カルガリー
7月27日〜29日
バンクーバー
7月30日〜12月6日
トロント
途中で、9月上旬にモントリオールと11月下旬にイエローナイフへ旅行しました。
都市ごとに振り返る
カルガリー
7月3日、カルガリーに到着しました。滞在先はAirbnbで見つけた北西部のBrentwoodにある一軒家でした。私を含めた3人が滞在していました。白人とメキシコ系かな?私の部屋はエアコンがなく網戸が破れていました。いま思えば相当暑かったですね。夜は蛾でペタペタでした。着いてから数日は、時差ボケによって変な時間に目覚めていました。午前3時くらいだったかな。カルガリーでは、ダウンタウンのバーでEURO2024の決勝を観たり、15キロの川下りなどなどいろんなことをしました。とても楽しかったです。最初の田舎で寂しい街という印象から気づけば、いいところだな〜に変わっていました。しかし、このままの無職ではいけないと思い、すでにお金を払って8月3日まで抑えていた滞在先を1週間早く出ることを決めました。それは早くトロントに行き、家と仕事を見つけるべきだと思ったからです。そもそもカルガリーで仕事を探す気持ちは全くなく、8月から他の都市に引っ越して仕事をしようと思っていました。次の滞在先をトロントに決めたのは、メジャーリーグがあることと日本からの距離が長いからという理由です。
バンクーバー
東部のトロントに行くんだから、その前に西部のバンクーバーを見てみようということで2泊の旅行をします。バンクーバー空港で受け取ったスーツケースが破けていた衝撃はいまも忘れません。とにかくカルガリーからきたので大都会!地下鉄すげーって。海を見たのも約1ヶ月ぶりでした。着いた日の花火大会はなんかエモかったですね。グランビルアイランドで売ってるクラムチャウダーパイの美味しさはカナダで食べた料理の中で一番です。
トロント
午前6時に到着したピアソン空港。その足で、家の内見に行きました。クソ重いスーツケースを転がしてたあの日のことは忘れません。一発目で当たりを引いたと思います。街を歩いていて思ったバンクーバーを超えるホームレスの量。なかなか香ばしいところにきました。お金がないから徒歩でウーバーの配達員を少し。面接してもすぐには決まらない仕事。心とお金をすり減らしながら2週間というかなり早い(らしい)スピードで仕事が見つかりました。家も仕事も運が良かったと思います。仕事は結構キツかったけど、なんとか乗り越えられました。海外で生活するのはとても大変です。日本では味わえないことの数々。さらにメジャーリーグ、アイスホッケー、バスケットボールのスポーツ観戦もできました。
旅行ではないからこそ持ってきた方がいいもの
カナダでも買えますか?はい、買えます。ただ、資金はあっても仕事が決まらない間は日本円をカナダドルに替えるので、できるだけお金は使いたくないです。しかも日用品は日本より高いものがほとんど。私の経験から必要なものを紹介します。
醤油
料理に醤油をかければそれはもう日本の味です。私は200mlの密封ボトルを持っていきました。
ポケットティッシュ
紙製品がとにかく高いんです。トイレットペーパーはさすがに難しいので、ポケットティッシュをあるだけ持ってきましょう。私は街で配られているようなポケットティッシュを50袋ほど持っていきました。スーツケースの梱包材代わりにもなります。
数本のボールペン
日本のボールペン最高です。書きごこちやインクの出方まで素晴らしいです。手続きのほか仕事でも使うので、持ってきた方がいいですよ。
ズボンのポケットに入るサイズのノート
仕事でメモ取る時に使います。すぐ取り出せるB6以下のサイズをオススメします。
予備の充電ケーブル
品質の割に値段が高いです。長い間暮らすことを考えて持ってきましょう。
風邪薬
新しい環境は想像している以上に体力を消費します。私は仕事が始まってすぐに体調を崩しました。海外の薬は、アルファベットばかりでちんぷんかんぷんです。慣れている薬を日本から持ってきましょう。個人的なオススメは咳止めです。多くの人が働くことになる飲食店で咳をするのはイメージが良くないからと思い持っていきました。
これから行く人へ
ビザ申請をしっかり!
私はバイオメトリクスのメールを見落として一度不許可になり、最初からワーホリビザを申請し直しました。結構焦りましたね。
できる限りの資金集め
金があるに越したことはありません。仕事が見つからずお金が減っていくストレスはとんでもないです。2ヶ月見つからなかったという人もよく聞くので、3ヶ月分の生活費と帰りの飛行機代は最低でも欲しいです。学校に行く人はもっとかかります。
リサーチは念入りに
家や仕事、イベント、銀行開設をはじめとした生活情報は、Youtubeやインスタグラムに大体載っています。あなたが思った疑問は他の人がすでに経験しています。家と仕事探しの相場感も暇な時にちょこっとみておくといいですよ。
英語学習
はい。やってください。私もしようという気持ちはあったんですが、一日一回のduolingo(英語学習アプリ)ですら続きませんでした。継続することは本当に大変です。できているあなたは立派です。自分をほめてあげて。
楽しもう!
ワーホリビザは1年間しかありません。一度過ぎた夏はもう戻ってきません。
私はトロントの春を1回も過ごすことなく帰りました。では、いつ楽しむの?「今でしょ」ということです(古い)。
一番大事なのは自分自身
とにかく無理は禁物です。自分を守れる人は自分しかいません。ワーホリにきて手続きが立て込んで…仕事見つからない…仕事決まったけど大変…日本の友人に会いたい…しんどいですよね。そんなときはまず、焦らないで自分のペースでいきましょう。人と比べないことが一番良いです。本当に苦しくなったら日本に帰りましょう。海外に挑戦することを決断して実現することはとてもカッコいいことです。そんな自分を褒めてあげてください。もしバカにしてくる人がいたら、ヤフコメレベルだと思いましょう。
ワーホリ中しんどかったランキング
なんとなくランキングを作りました。
第3位
イエローナイフ旅行
いわゆる“ワーホリ生活″と関係ないこれを3位にするのはどうかと思いますが、せっかくなので入れます。神秘的なオーロラ鑑賞と寒すぎる最低気温マイナス30度。さらに帰りの飛行機が遅延&欠航などなど、2泊3日なのに1週間くらいの情報量がありました。
詳しくは前回の記事をご覧ください。
第2位
仕事が始まった最初の1週間
5年以上ぶりの飲食でかつ力仕事だったこともありすぐに体調を崩しました。仕事を一から覚える大変さと重いものを持つダブルパンチで筋肉痛と体調不良。振り返るといい思い出ですが、それはもう地獄でした。
第1位
カナダ・カルガリーに着いてからの数日
これが間違いなく1位です。きっとホームシックですね。渡航直前に高熱を出していて病み上がり状態でカナダに入国。英語がほぼ聞き取れない私は、ワーホリビザを正式に発行してくれる入国管理局のお姉さんにいろいろ聞かれても何も答えられなかったためやり取りが非常に大変でした。また、家で寝てても時差ボケによって真っ暗な時間に目が覚めるという寂しさ。さらに着いた時は7月上旬なのに13度くらいしかなかったので結構寒かったんです。
なぜ日本に帰ったのか
渡航前から薄々感じていましたが、いまの自分には、日本が一番合っていると思ったからです。ビザの期間はまだまだ残っているので貯金はもっともっとできたと思いますが、日本に帰りたい気持ちや今後の再就職のことなどを考えました。金より自分の気持ちが優先です。
ワーホリしてよかった?
もちろんよかったです。『失敗は成功のもと』を体現したようなカナダ生活でした。たった5ヶ月だけどこの充実感。旅行だけではなかなか見えない部分も知ることができました。ただ、しんどいことの方が多かったのは事実。ルームメイトや職場のスタッフを始めカナダで出会った人たちに助けられました。自分が困っていても声をあげたら誰かが助けてくれます。
今後の人生で、ここまで思い切った挑戦をすることはもうないでしょう。
おまけ
カナダを去った後、アメリカ、イギリス、フランスに少しだけ滞在したのでその写真たちです。
最後に
今回も読んでいただき誠にありがとうございます。冒頭でも書いた通り、今回がカナダワーホリ編最終回です。週2程度の発信を目標としていましたが、まあまあいけたと思います。ここまでの全45回の投稿はいかがでしたか?どれくらい参考になったかはわかりませんが、自分が書けることは書いたつもりです。気になることや知りたいことがあればコメントをください。引き続きわかる範囲でお答えしたいと思います。
カナダワーホリ編は終了ですが、書きたくなることができたらまたお付き合いください。
また会える日を楽しみにしています。
2025年1月1日
だよ