『建築家・松村正恒ともうひとつのモダニズム』
愛媛県に日土小学校という、名建築とされ、現存している学校があります。
この小学校を設計した方が松村正恒さんという方です。この方は、愛媛県八幡浜市の市役所の土木建築課に所属していた時に、多くの学校建築を設計しています。
私も含めて、多くの方の学校のイメージは、コンクリート造で片廊下が強いかもしれません。私が通っていた小学校も教室の北側に廊下がある典型的な片廊下型でした。しかし、それでは教室の北側は直接外部と接している窓がない為、必然的に暗くなってしまいます。
松村さんは、学校の中をどうにかして明るくできないかと考え、屋根を断面的にずらすなどの工夫をして、学校を設計されたようです。その為、学校の中はとても明るい空間になっているそう。
日土小学校、いつか行ってみたいと思っています。
(令和6年7月10日記)