見出し画像

子どもと一緒に楽しむ!『ぞうくんのさんぽ』『そしたらそしたら』『もこ もこもこ』の魅力とは?

今回は、3冊の楽しい絵本『ぞうくんのさんぽ』『そしたらそしたら』『もこ もこもこ』をご紹介します。これらの絵本は、それぞれ異なる魅力があり、子どもたちを夢中にさせること間違いなしです。

1. ぞうくんのさんぽ

まずは、なかのひろたかさんの『ぞうくんのさんぽ』。この絵本は、ぞうくんが散歩中に友達の動物たちを次々と背中に乗せて歩くというユーモラスな物語です。かば、わに、かめと、どんどん重くなる仲間たちが乗るたびに、ぞうくんが頑張って歩き続ける姿が描かれていますが、最終的には「どぼーん!」と池にみんなで落っこちてしまう展開が子どもたちの笑いを誘います。シンプルでわかりやすい物語ながら、最後に訪れるどんでん返しが痛快です。

動物たちの表情や動きがコミカルで、子どもたちは次に何が起こるかワクワクしながら楽しむことができます。また、読みやすいリズムと軽快なやりとりが、親子での読み聞かせにぴったりです。


2. そしたらそしたら

次に紹介する『そしたらそしたら』は、谷川俊太郎さんと、柚木沙弥郎さんが手がけた一冊。物語は、青いビー玉がころがって池に落ちた瞬間から始まります。かばがくしゃみをして、その音にびっくりしたきりんが転んで……というように、次々とコミカルな展開が繰り広げられます。「そしたら、そしたら」というフレーズが何度も繰り返され、子どもたちはページをめくるたびに、次は何が起こるのかワクワクドキドキします。

この絵本の最大の魅力は、リズムの良い言葉遊びと大胆な絵。まるで絵が動き出すかのような迫力があり、言葉の繰り返しが子どもたちを引き込みます。何が起こるか予測できない展開に、ページをめくる手が止まらなくなること間違いなしです。


3. もこ もこもこ

最後に紹介するのは、谷川俊太郎さんと元永定正さんによる『もこ もこもこ』。この絵本は、言葉とビジュアルが融合した不思議な世界を楽しめる作品です。「もこ」「にょき」「ぱく」など、シンプルな擬音語が連続し、ページをめくるたびに不思議でカラフルな世界が広がります。

ストーリー自体はないのですが、言葉の響きと絵の変化が子どもたちを魅了し、自分なりの解釈を引き出す楽しさがあります。特に声に出して読んでみると、音のリズムや響きがより楽しめ、読み聞かせの時間が一層楽しいものになります。




『ぞうくんのさんぽ』『そしたらそしたら』『もこ もこもこ』は、それぞれ異なる魅力を持った絵本です。『ぞうくんのさんぽ』のユーモラスな展開や、『そしたらそしたら』のリズム感ある言葉遊び、そして『もこ もこもこ』の抽象的な表現と視覚的楽しさが、子どもたちの心を引きつけます。どれも親子で楽しめる絵本なので、ぜひ手に取って、親子の時間を彩ってください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?