劇人DIG#9 伊東みほ 様

日常とかけ離れたところに身を置く 

SP thanks オイル様 (文字起こし)

Q1:イントロダクション

伊東みほさんと言いましたらですね、声劇のコミュニティでは割と名を知られた存在だと思ってまして。
私の中では声劇三大狂人と。狂う人と書いて三大狂人と。

いっぱいやっちゃってる人みたいな。

もちろん冗談ですけどもw、やっぱり通し企画だったりとかマラソン企画といえば、みほさんだったり、わく之助さんだったりっていうのは僕の中では印象結構強くて。

ありがとうございます。

あともう一人ね、狂人がいるんですけど、それはコメントには出さず大体あの人だなってことはもう皆さん分かられてると思うので狂人というより病人と言えばいいのか、そこはまたね多分1月あたりに組まれると思いますんでね。それはまた楽しみにしていただければと思います。

そうですね。

毎度のことで恐縮なんですけども、劇人DIGっていうのはですね、もちろん全部聴いていただいている方もいれば、特定のキャストさんだから聴きに来られるみたいな方もたくさんいらっしゃいますので、今回もみほさんだからみほさんの回聴いてみようっていう方ももちろんいらっしゃると思うんで、ちょっとその方たちのためにですね、劇人DIGの概要的なところをサクッと説明させていただきます。

はい、助かります。

劇人DIGは目的3つございまして。
1つは藤のため。自分の勉強のために皆様のお考えを聞かせていただくというのが1つ目的としてあります。
2つ目は、今回でいうと、みほさんだったりとかインタビューされる側の対象者の方のためにやってるっていうのがありまして。ちょっと偉そうな言い方になるかもしれないんですけども、やっぱり声劇の演じた後とかフリーの時間帯で演技とか声劇に関する自分の考えを言語化する機会ってあまりないと思うんですよね。
なので、あえてその機会を作る、創出するっていう意味合いで、やってますというのが2つ目でございますね。できるだけやっぱりこういう劇だとか演技に対してコミットする人であればあるほど喋っていただきたいですし、お話を聞きたいなと思ってますので。こういうのが結果として名前を売るということにもつながってくると思うので、対象者の宣伝になればいいかなと思ってやってますと。

ありがとうございます!イェーイ!宣伝宣伝!

3つ目っていうのは、声劇を盛り上げるためという、声劇全体に対してということなんですけども、もっと後の未来のことを想定して考えてやっているところがありまして。
声劇の認知度とかプレイヤーというのが増加していったときに、もちろん台本作家さんであったりとかプロモーターみたいな人もたくさん出てくると思うんですね。そういう時に目指す目標みたいなものがあればいいなと思っています。
例えば何か声劇の劇人を使って何かを企画したい、何かをやってみたいという方のためにどういうキャストの人がどういうお考えなんだろうとか、みんな声劇に対してどういう熱量で向かっているのかみたいなことが、外側の人とか企画するホストが分かっていると割とやりやすくなるかなというのがあって。そういう材料にしてもらおうという意味で、最終的には資料を作ってお出ししたいなと思っています。

すごい。はい!

そんな感じでですね、いつもぬるっと始まっているんですけども。

本当にぬるっと始まりましたね。

そうそう、ぬるっと始まりました。
みほさんに関しては、まおさん(劇人演者)がスペースで聞いていただいたやつがあるんで、ちょっと質問重複してしまうところあると思うんですけど、基本的にはですね、劇人DIGっていうのは同じ質問を皆さんにしていってます。
回を追うごとにブラッシュアップされたりすることあるんですけど。
というところで、みほさんの伊東みほという名前ですね。

はい!

これもちょっと喋ってはいたと思うんですが、改めて、声劇のそのネームですね。ネームをつけるきっかけになったところっていうのは、どんな例えばパターンとかだとあのみんな声劇とか何かを始めた時に目の前にそれがあったからとか。

あぁ、そうですよね

名前を文字ってアナグラム的に組み替えたものでこうとかフジとかそのパターンなんですよ。なので、どんな理由がちょっとあるかなっていうのを一応ね聞いていってるんですよ

えっと私が「伊東みほ」にしたのはYouTubeの怪談チャンネルで所属しておりまして。怪談制作所っていう毎日怖い話を出してるチャンネルがありまして。
そこの担当の方がつけてくれたんですよね。伊東みほ声優名みたいな感じ。それをかぶらないし結構気に入ってるので使ってるみたいな感じです。ちょっと多分ポストしたかなと思うんですけど。

質問企画みたいな流れみたいな時にやってましたね。

そうですね。

ありがとうございます。
声劇のキャリアでいうと、声劇というものに出会ってからかな?皆さんがキャリアをどこからカウントしてるかってあんまり聞いてなかったんですけど、プレイヤーになるようになってからだとキャリアってどれぐらいになるんですか?

多分2年と今12月だから2ヶ月だから3年目くらいなんで2年2ヶ月です。

大体そこら辺のレイヤー(地層という意味で藤は使用する言葉)の方多いですよね。

かのボイコネがサ終が決まったあたりに入ってきたみたいな感じなので。

なるほどなるほど。

はい。ただもう全然わからなくてその歴史とか。

僕ももちろん分からないんですよね、
キャリアでいうと半年、10ヶ月か。
今12月だから、9ヶ月ぐらいか。それぐらいなので、歴史みたいなことは知らないんですけど、おかげさまで劇人DIGをやっていくと、歴史のことをね、喋ってくれたりとかする方もいらっしゃって。

いいですよね。

ボイコネの前にはこえ部とかいうものがあったりとか。

リスポーンとか。私も人伝に聞いて、そういうの昔あったんですね、みたいな感じで。
あとはもう本当、ボイコネがないからどこでしょっかなみたいな感じで、こういうスタエフさんだったりとかピカピカでやったりとかから広まって、そうですね。

音声コンテンツとして各プラットフォームで皆さんやっておられると。

そうですね。
そこにお邪魔するって感じもあるし、自分がそこで企画してやろうみたいな。

そうですよね。
これも皆さんに聞いて言ってるんですけど、みほさん機材って使ってたりとかしますか?

イヤホンマイクがメインですね。
スタエフは先ほど始まる前にお伝えしてたんですけど、声を張る吸血鬼会談やGLOBEとかだと、イヤホンのままだとビリビリが激しすぎるので、スピーカーマイクにしての方がいいっていうので、スタエフではそうやって。
ピカピカは全部割れるけど入りますね。
ディスコードはスマホがもう入らないので、パソコンからにして、コンデンスマイクをつなげています。
ツイキャスはコラボに上がるときはイヤホンマイクでそれも音が張っても割れないですね。入ってくれるんですけどOBSつないだディスコード経由のツイキャスの場合は、やっぱりパソコンから入って、コンデンスマイク使用ですね。
Xスペースもイヤホンマイクでやってました。

なるほど。
なんかね意外と多分こういうのってなんかどっから揃えたらいいんだろうってわからない方も多いかなぁと思ってて。
特にその声劇やりたいけど何から?っていうレベルの人とかには、
最低限こういうもの揃えたらこれぐらいの音質担保できますよ。
みたいなものとかも出して、もうちょっと貢献できるかなとは今思ってるんですよね。

そうですね。
あの声劇を始めたいというか、持っている人のデバイスによると思うんですよね。
パソコンをお持ちでしたらパソコンからの方が絶対音質もいいし、耐えられるんですよね、音域に。
スマホとかも手軽じゃないですか、どこでもできるみたいな感じで。場所を選ぶ場合でしたら、移動しやすいのはスマホかなぁみたいな感じもあるし。

スマホとかもやっぱりいろんな意味でタイプCで接続できるスマホでなおかつ性能とかもある程度あった方がいいですし。

そうですね。

僕はYAMAHAのAG-03っていう定番のオーディオインターフェースにめちゃくちゃ高いマイクを繋いでですね。

すごい!

めちゃくちゃベラボーに高いマイクなんですけど、これをつないでやってはいるんですが、正直そこまでいらねえんじゃねっていうのは。(笑)

いやいや、いいマイクの方が!
でも後々もう本当に(設備投資)やらなきゃなっていう時来ると思うんで、買っといてよかったなっていう。それを長く使えるわけじゃないですか、最初から手に入れとけば。その期間。そこはいいなと思います。
私はもう後々揃えてしまったので、こんなにハマると思わなかったから。いいんじゃないかなーと。

では、ここからですね。ぬるっと本編に入っていくんですが。

はい!

Q2:演技へのアプローチ

演技のアプローチについてですね。
例えば今回みたいに慣れ親しんでる台本だったりとかもありますし、初めてやる台本っていうのもあるんですけども、シンプルにみほさんが演じられるときにどういうところに気を使ってアプローチしていってるかっていう。
例えば本当に台本もめちゃくちゃ読み込んで、キャラクターっていうのを性格だったり歴史みたいなところに落とし込んで、こういうスタンスでいこうっていうのを持っていくのか、ある程度台本をバーって見て漢字のチェックとかそういうのをした上で、出てきたところに対して合わせるみたいな。そういう人もいろいろあると思うんですけど。
別にどれが正解とかじゃなくて、ライブ声劇なので合わせるのは前提じゃないですか。

そうですね。

自分のアプローチ論というか、そこら辺を教えていただきたいなと思うんですけども。

私的には、劇の企画の雰囲気とかに合わせたいなっていうのがあって。
ガチでやるみたいな感じだったらそれに合わせていかないと自分舐めてるだろうみたいに思われるのすごい嫌だし。
ただ相手がガチに来ると困るみたいな人もいるじゃないですか。雰囲気的にエンジョイしたいよ、楽しもうぜ!っていう人もいるから、そしたらそれも楽しんだ中で入るし。

野良とかだったら、ガチでやる感じでいけたらめっちゃラッキーなんですけど、本当に聞いてる人も次私!私!みたいな感じの遊びの雰囲気があるから周りの人もいて、仲良いみたいな、友達みたいな雰囲気でやるんだったら、そこに色々突っ込んだりとか、その感じできなかったけど頑張りました、みたいなとかいろんなの全体的なやつ枠を楽しむみたいな感じもあるし。
マラソンとかになると自分が一番頑張らないといけないなと思って。そんな適当にやってる枠主とか主催主についていきたくないでしょっていうのが自分の中であるから。

なるほど。

約束劇は最低限噛まないようにしたいなっていうのと、相手の出方、ある程度自分のなんというかできる範囲の対応しつつ作りすぎないようにっていうのをやってて。
ただ逆に劇人っていうそのがっつり自分の演者同士の戦いみたいなものだったら相手が来るのもわかるけど、私も多分持っているタイプっていうのがパワーとかその勢いとか、がーってくるみたいな。言葉にしにくいんですけど、それを見せられたいな見せたいなーっていうのが強いので、そこに重きを置いてたりとか。
本当企画によって変えてる感じがありますね演技のアプローチっていうのは。

まさにみほさんだから喋れることですね。
単純に母数とかタイプが種類が違うので、それぞれで調整するよっていう感じですね。

そうですね。じゃないと本当、自分が違うなっていう感覚のままやっていくとストレスになるというか、相手にも申し訳ないとか気を使わせてしまってたなっていうので、後で反省会よくやるんですけども。
そういうのが、何かしらやっぱり人と関わる趣味とかってあるなぁみたいな。テニスとかそういうスポーツとかでもそうだと思うんですけど、ガチ勢の人もいれば楽しく、わー外した!とかそんなのさえも楽しいっていう人もいると思うので。
だからこう見極めるのは自分自身やる人自身だとは思うんですけど、ガチでやりたいみたいな人は多分ガチなところにいらっしゃいますし。
楽しくやりたいという人はその中の楽しいグループにいらっしゃいますし、多分そこで住み分けしてんじゃないかなっていうので、企画を進めて人を集めたりしてますかね。

まあ何にしてもそのコミュニケーションの延長線上に我々はいますからね。

そうですよね。

まあちょっと後でいろいろ出てくると思うんで、ちょっと私からコメントはあれですけど。
はい、わかりました。ありがとうございます。

はい、すいませんー!以上です。


Q3:声劇の独自性

次はですね、まあ、3番目の質問についてですけれども、声劇というコンテンツの独自性についてどう考えているかということで。
これは例えば演技という枠でくくると、舞台に立ってやる演劇だったりとか、それから収録をもって行うボイスドラマとか、音声コンテンツというのは色々あると思うんですけども。
ことさらの声劇独自が持っているオリジナルのものっていうんですかね。他にはないけど、声劇にはこれがあるっていうものをどう捉えているかという話なんですが。

どうなんですかね。声劇ってやっぱり、かなり時間を束縛すると言いますか、使うものなんですけど、それでも、またやりましょう!と言うか、その限られた時間を共に共有できるのが、クセになっちゃうというか楽しくなっちゃうんじゃないですかね。
あとまぁ本当に皆さんおっしゃられるように手軽さとか全国の方と劇を通して知り合えたりとか。あと媒体の多さですね。いろんなところ(プラットフォーム)で本当に劇やってるじゃないですか。それが今できる世の中だから結構やってる人多いのかなと思う。
全然音楽聴くにしても受動的だけど、劇はもう能動と受動両方あるので。

そうですね。

コミュニケーションしやすいですね。
あんまり考えなくてもセリフ読めば、相手と会話ができる疑似体験ができる。それはすごいありがたくてですね。
やっぱり日常とかけ離れたところに身を置くっていうのが大事だなっていうのを、とことん声劇で、身をつまされる。
私は全然現実と違う世界にいるんだぜっていうのを知りたいみたいな。体感したいっていうのが強いですかね。

確かに言われてみると本当にその通りで、私も声劇にはまるようになったのってそこの感覚があるからなんですよ。
カッコつけた言葉で言うと、声劇に救われているところがありまして、日常ももちろんやらなきゃいけないことだったりとか、いっぱいあるんだけど、なんかつまんねえなっていう。
全てを諦めてもいいんじゃないかなって思った時に声劇に出会って、あれ?こういう世界あったんだっていう。なんかそこに救われてるというか、だからそれが声劇に対する恩返しをしたい、じゃあどうするか、みたいなところから劇人DIGが始まってたりとかするんですけど。

すごいですよ、劇人DIGは衝撃的でしたね。

そうですか。なんか本当にすごい反応の数をいただいてですね。
やる前は私みたいな、そもそも誰やねんっていう人がやっていいものなのかどうか迷ったんですけど、でもやっぱり考えていけば考えていくほど、今このタイミングでわからないからこそやった方がいいんじゃないかと思って、やるようになったんですよね。
おかげさまですごい反応の数をいただいて。
一応反応いただいた方はリストにして、声かけリストみたいな候補者リストにするんですけど。

いいと思います。
多分それぞれやってる人、自分の中の独自のルールみたいなのとかモラル(正義)とかあると思うんですけどそれを話す場ってなかったと思うので、劇やって感想してありがとうございました楽しかったです、で終わりだったと思うから。

それがやっぱり疑問だったんですよ、ずっと。これで終わり?っていうなんかもっと話しするんじゃないのかなって、最初混ぜてもらった劇から思ってたし、なんかちょっと寂しいなっていう。

そうですね、寂しさを感じるのわかります。
私も雑談が苦手なんで大人数いる場合って気遣っちゃうんですよね。
全員に平等に感想って言えなかったりとか、もっと具体的にどこが良かったですかとか突っ込まれると「ちょっとすいません思い出させてもらっていいですか、」みたいな感じとかあるので。難しいから。
あとね、文章にして書くのとか得意なんですけど、その場で言えって言われたらすごい考えちゃって、言葉に詰まっちゃうんですけどね。

みほさんはそういう感想とか批評みたいな、批評っていうのは否定するって意味のあれじゃなくて、要するにちゃんと評価するみたいな意味での批評文みたいなのってどっかで書いてたりするんですか?

今は、ヘンゼルさん(台本作家、キャスト)にも言われたんだけど、大学の受験の時にそういう科目を受けてたので、美術史とかそういう言葉じゃない表現するものに対して、言葉で二万字とか書かなきゃいけなかったりとかするのをずっとやってたから、その後訓練になってたんじゃないですかね。
でも私は本当に事実を述べて、自分の考えを述べてるだけだから、そこにクリエイティブなものはないから、台本作家さんはすげえなって思います。

なるほど。
じゃあ特定の劇に対しての感想文みたいな、どっかnoteみたいなものを使ってあげたりとかはしないですか?

してなくて。SIAっていう、ヘンゼルさんがやってた所属部隊みたいなのがあるんですけど、声劇の。そこにインテリジェンスプランニングの科目の人としてあげてますね。後で送ります。

すごいですね。

台本やって、上演期間とかを書いて、上演した内容の上演感想ですかね。それをずらずらと書いてます。

なるほど、そういうことですか。
いや、本当タフですよね。やっぱり。劇人DIGの醍醐味ってやっぱりこれなんですよ。だいたいこういう話になるだろうなってその僕も予想するじゃないですか、話してると。
でも全然予想してない話がやっぱ出てくるので、まさにその劇人DIGの意味になってると思うんですよ。何が出てくるかわからないものを掘ってるんで。これがやっぱりこの企画の醍醐味なんですよね。
ありがとうございます。また見させていただきます。

Q4:Future


4番目の質問で、個人的な目標として今後どうなりたいかということですね。何か目標としてこうなりたいとか、こういう風になっていたいとか、こういうことやりたいとか、未来のことについてどう考えてらっしゃいますかという質問ですね。

そうですね。声劇をやり続けていきたいというのはすごいあるんですけど、ちょっと田舎の方にちょびっとした舞台を渡って、この間声コンに行った時に、こういうライブ会場を簡単にやったらできそうだなって思ったので、そういうのを地方にいっぱい作れたら面白いんじゃないかってことで。

地方創生だ。

私はもうそののんびり暮らしたい、声劇ができる場所みたいなのを作って、それから機材とかを持ち込んで全国に発信してコミュニケーションを作ったら面白いんじゃないかみたいな。

めっちゃ面白いそれ。

だって全国にいるんだもん、声劇民。東京ばっかり集中しちゃうんだけど、東京発信でいいから、それを地方にブラッシュアップしたものを点在させるみたいなのが面白いんじゃないかなみたいな。

めちゃくちゃ面白いですね。

福岡だったら、福岡メインのイベントがあったりして、そこから北海道行ったりとか。

いいですね。

頑張ったらできそうじゃないですか。ネットを繋いで。

できそうだし、俺そういう意味では、地方創生みたいな、地方エリアっていう、反発対抗意識みたいなものをうまく逆手に取ったのがヒプノシスマイクだと思ってて。ああいうような形で、エリアで盛り上げるみたいな。どこの国もやっぱりそうなんですけど、一極化すると廃れるんですよ。

そうですよね。
多分日本ってすごい縦長の国だから、それこそそこが光るんじゃないかなっていうのがすごいあって。

これは地政学とか世界の政治の話になるので、めっちゃめちゃ難しいので、そんな喋る気はないんですけど、例えば韓国とかだとソウルにも全部集まっていて、地方が全く成長しないと。

インフラが整備されていないのを見ると、何やってるんだって思いますけど。

だからそれが日本とかでも割とクリエイター系の仕事って、東京に全部行っちゃって、東京で企画・発案・発注みたいなことをやって、エリアではあんまりそういう系の仕事ないみたいな。割と結構クリエイト関係の仕事のヒアリングでは耳にしたりとかするので。
いつかはどこかで、多分ね、僕もみほさんも、僕はいろいろ喋っているんでどこに住んでるかってのは皆さんご存知かと思うけど。
いわゆる地方のメイン都市みたいな。東北だったら仙台、北海道、札幌、他だったら名古屋とか、いわゆる中核都市っていうんですかね。そこに住んでるので、その考えは僕も持ってたりしてるんで、ぜひ応援させていただきたいですし、協力させてもらいたいなと思います。
すごい面白い企画を聞かせていただきましたね。ありがとうございます。全然それだけじゃなくて、もっとこんなこと考えてるよとか言ったら、割って入っていただいて大丈夫ですけどね。

はい、でも具体的じゃないので、まだ私の中でこんなのあったらいいなみたいなくらいで、それを声に今日出してみたみたいなくらいなので。
共感いただいたのは嬉しいです。ありがとうございます。

Q5: RUN for THE

次は5番目の質問で、今個人の目標、未来を語っていただいたんですけども、今出た質問は5番目の質問と重複するかもしれないんですが、この声劇のコミュニティ自体が、これも未来の話なんですけど、どういう風なコンテンツになっていて欲しいかなとか、プラットフォーム単体で考えた時に、こういう機能があればいいな的な、すごいミクロの話からでもいいですし、声劇の界隈、コミュニティ全体が5年後、10年後、どんな風な、例えば今、あくまで誘導じゃなくて、声劇って市民権ないと思うんですよ。
私も割と声劇やってますって言われても、はて声劇とは?っていう顔されるので、それは知らないんですけど、当たり前っていうか、なんですかそれはみたいなところから始まって、いやこういうのやってるんですよっていうと、面白そうですねって話になっていったりするんで。
だからその市民権みたいなものをちょっと上げる、認知度を上げるためにどうなってほしいとか、そういうミクロからマクロ、マクロからミクロ、そこ問わずどんな風になっててほしいかなっていうことを聞いてます。

そうですね、インターネットが普及してからの声だけの劇っていう感じになりますと、言うても18年とか20年弱くらいだと思うので、そこはじわじわ育つんじゃないかなっていうのは勝手に思ってまして。
ネットが声だけじゃなくて映像も欲しいよ、視覚的にアプローチが欲しいよっていう要望が集まってきた時にVTuber的な方とか、映像が動くアニメーションで、声優のお仕事に近い形の遊びができるみたいな。
前、旧ボイコネでアバターが作れたんですよ。アバターに声を乗せて演じられるっていうシステムが結構人気だったと思ったので、それに近い次は動くアバターとかだったりとかするアプリとかできたらすごいけど。すごい技術だなぁと思うんですけど、そこに参入するには声劇の時間縛りがネックになってくるのかなぁみたいな思ってしまったりとか。

音楽とかだったら短いので多分何分とかでそのアバターを動かしながらそこに声乗せて音楽入れてみたいとかできると思うんですけど、声劇になると長いから表情なんたりとかつけるのが大変で、声だけ乗ってたらそのアバターはいらないのかとか思ったり。難しいんですよね。
だから、それを考えられる人とか、ボイスドラマである程度ちょっとイメージ、視覚的なイメージを作るのがだんだん本格的になったら、その手軽さってかなり難しいんですけど、フォーマットを作り上げるしかないですね。プログラミング的な映像を。何体もアバターが勝手に作られるデザインが個人でできるよ、遊べるよ、そこに声を当てれる、あのそのアバターの口を動かしてしゃべれる、みたいな感じがかわいいなと思いますね。
何者でもない自分とまた違う誰かに何かを演じさせるっていう、3次元的な感じ。多分声劇やってる人声優に憧れてみたいなとか声優のイメージでの方が多いと思うので、キャラクターに声を当てて劇をするっていうことに結びついたら比較的増えるんじゃないかな人はと思ってます。

それはね、そうですね。

わかりやすいし。あ、そうなんだっていう。
今、実際の人がやってる、実際の人がそのまま台本を読んで、声だけのコンテンツだから、わかりにくい。見えないみたいな。
ただ、アニメーションみたいに、このキャラクターに声をのせて劇をしてるだとわかりやすいみたいな。そういうことだと思っています。

わかりました。
例えば、猛禽族で言うと、青鳶みたいな、ビジュアルが見えるようになってて。

ビジュアルが見えて、喋って、ザザってゲームみたいに出てくる感じですね。下にテロップあってもいいけど。めちゃめちゃそれができるよってなったらやりたい人いっぱいいるんじゃないかなと思ってます。

なるほどね。

今、声だからイメージつかないんですよね、多分。声のイメージになっちゃうし、そのアイコン、Twitterとかにいる声の人のイメージになっちゃうんですよね。キャラクターをもう一つ挟む感じです。

わかります。
聴き手の想像力にお任せしてる一面もあれば、我々演者・キャストっていうのがどれだけ想像させるかっていうところも、数値化できない部分っていうのを、そこをまだ数値化するのは無理なんですけど、そこに任せてしまってる現状がやっぱりあるので。
下世話の話、お金をマネタイズするときに誰から回収するかとか。

そうそう 呼び込むとき、どんな企画っていうときに。

ってことですね。そうなんですよ。
ありがとうございます。やっぱりみほさんは出てきますね。

出てきますか笑
ありがとうございます。

やっぱりちゃんと切り込んでるという、深いところに自分の思考が刺さってるなっていう感じが喋ってて。

よかったです。

Q6:PAST

なんか印象受けますね。
じゃあ今5番目の、声劇の未来についての思考っていう質問が終わって。
6番目が現状に対してこうなったらいいのになっていう、チャレンジっていう意味での課題、こういうことができればもっと良くなるのにっていう、4・5・6の質問あたりはちょっと質問の回答がかぶりがちなんですが。
例えばフラグだったり音質だったりとかモラルマナーだったりとか、リスケの問題だったりとか、そういう外的要因みたいなところも挙げられる方もいらっしゃいますし、数多くの企画をハンドリングっていうかホストされてたりとか経験されてるみほさんだからこそ、こういうことを気をつけたらいいのになっていうものがあったりすれば教えていただきたくて。
誘導じゃないんですけど例えば過去に出てなるほどなって思ったのは、声劇の台本のちゃんと利用規約を読んだ方がいいんじゃないかと。

それはもう、そうですね。

もちろん大前提やってますし、我々ももちろんやってます。それは台本作者さんに対する感謝、リスペクトがあるからもちろんやってるというところもありますし、ちゃんと規約に書いてあるからやってるっていうのもあるんですけど。
要はですね、声劇の全体的に見て、良くも悪くも柵がないんですよ。囲ってる柵がないんです。どこからどこまでがダメで、どこからどこまでが良いみたいな。

そうですね。定義付けをされてないとこありますね。

ぼやっとしてのところがあるので、そこに対してメスを入れていく必要があったりとか、それをどういう形で縛っていくのかっていう。そこは課題としてはずっと続いていくことになると思うんですけど、そういうイメージですね。僕が言ってる課題っていうのは。

そうですね。今、いろんな媒体でできるんですけど、前ボイコネがあった時はボイコネルールに沿ってたら大丈夫みたいなところがあったから、それにのっとってない人に指摘はしやすかったと思うんですけど。
リスケモラル、マナーコミュニケーションとかとあんまりフラグとかは、趣味なのでそういう性格の人もいるし、でもそれって他人は自分の鏡みたいな感じなので、そういう人たちってそういう人たちでやっていく感じ。暗黙の了解みたいな。
そんな私が、人が言うことじゃないので、できなかったらもう誰も言ってくれないと思うよっていう範囲なので、私自身も気づいたら直していきたいところではあるんですけど。
やっぱりちゃんとしてないと人は一緒に劇したいってならないと思うの
で。

いやそうですよ。
これはみほさんにだけ責任を追いかぶせるわけにはいかないので僕の口からもちゃんと言っておきますけれども。
もちろんバイネームは出さないですけど。例えば、こうやって劇人DIGでいろんな人から話を聞いたりとか、直接お会いして出てくる話で、あいつこういうこととかあんだよな、みたいな。っていうのは、問題としては小さいんですけど、それがどんどん積み上がっていくと、じゃあ同じクオリティを出せる演者なんだったら、別にこいつに声を聞かなくてもいいかってなっていくんですよね、人間の心理的に。
例えばスーツケース買おうと思って1万5,000円くらいの予算を組んでたんだけど、Amazonで探したら7,500円で同じくらいのやつが手に入るってなったらAmazonで買うじゃないですか。
そういう人の心理みたいなものが、人間のこういうお金は確かにマネタイズはされないんですけど、企画をしたりとか回していくって人の気持ちで考えた時に、こいつを使うかどうかみたいな。

長く付き合っていくときに連絡が途絶える人とか、企画主としては外さないと他の周りの人に迷惑かかってしまうんじゃないかっていうのがあるので。

だからそれは誰かが注意するとかではなくて。

個人で頑張ってくれっていう笑

それは確かにポストとかで、どういうポストかとかあんまりここで波立てるつもりはないので伏せますが、そういうことを言ったりとか、やったり表明したりすることって、果たしてあなたのプラスになってるかどうかって考えてますかって僕は最近思うんですよ。
生意気ながらですけど、お気持ち表明だったりとか、何かいろんなことに対して意見を言われている、私は分かるんですけど、それって、見えない真綿のようなもので自分の首を絞めている。

そんな感じでするので、なるべく思ってても、前はね、多分裏アカじゃないですけど、あるって出してるところとかあったと思うんですけど、今ちょっとね、Xとか公共の場みたいになっちゃってきてるから、そこは本当に個チャとかでやっていただいて。みたいな。大人なんだからさ、みたいな感じで。

やっぱりね、見たりしますよ。いつも同じ面々でやってるなとか。最近劇の頻度が少なくなってきたなって僕はそういうことだと思ってあのなんだろうな火のないところに煙が立たないっていう話があると思うんですけど。

そうですね、わかんないですね、もうなんかその人たちの個人的にいろんな事情に私は突っ込みたくないと言いますか。あるんだねーみたいな感じで行たいんですけど。自分自身が本当広く浅く長くをモットーにやっていますので、深くいかないようにするのはもう申し訳ないですけど、私自分の利益のためでもあるというか。
ある人に言われたんですよね、私と多分本当一緒にいるのは自分に利益があるからって言われたので、全然構いません!一緒一緒!と思って。

そういうなんていうかプライベートでもやっぱり思うことがあって。
もちろん人によっては慈愛の心でギバーに徹する人もいると思うんですよ。
ありとあらゆることにギブしていくみたいな人が、いらっしゃるのはいらっしゃるんですけど、それって全員じゃないので。ある程度やっぱりその人と人のその友達とか家族とかもそうなんですけど、ある程度のやっぱりその実利とかこういう関係性があるから付き合ってるよねっていう。
なんかね、僕はあるんですよ。最初はなんかその慈愛の心で接してたけどあまりにもなんかこいつ何にも返してこないなってなったら、じゃあなんかそこにその時間とか金とかそういうリソースをかけてまでこいつと付き合うべきかみたいな。ある種その打算でちょっと人間ぽいところっていうのはまあみんなあると思うので、それの延長線だよと。

あると思いますね。はい。

だから何を気をつけないといけないかっていうのは自分で考えましょうねって話ですよね。

そうですそうです。
もうそこに言ってあげる人は本当に大事にした方がいいし。私言わないタイプだから。あ、そうなんだ!ってそういう人多分多いと思うので趣味の付き合いの中の人では。
どっちかっていうと具体的にフライヤー作るとか、人数合わせる配役を決めるとか、そういうのは全然やりますみたいな。どっちかっていうと心のケアができないので申し訳ないっていうくらいですね。

Q7:演技が上手いとは


はい、ありがとうございます。
じゃあラスト3問になりましたが、7番目の質問で、演技の上手さ。演技が上手いと言われる人は何の要素で構成されていると思いますか?というのを聞いています。
これね、皆さん似ているようで違うんですよね。面白いことに。何があなたにとって演技の上手いというのは何だと思いますか?ということなんですけど、まずみほさんがどう思われているか聞かせてもらっていいですか?

そうですね。私もこれの質問を考えていて、私がそうなれてるかって言ったら全然疑問なんですけれども、現在の今の状態の自分の実力を分かっていて、人に伝える的確な感情表現とか声の出し方をしている方が上手さっていう感じにはなっていて。
ただ、またそれができるように努力された姿が、垣間見えたりとかすると、すげーなーみたいな。なんていうかここ絶対頑張ったとこだな!みたいなのが聞こえちゃうみたいな。聞こえないようにするんじゃなくてここ絶対頑張ってるっていうのを努力してるって、上手さの中になんていうかそういうのを、そつなくこなすみたいなのとかだったらもう確かに才能みたいなので、すごいなとはなるんですけど。
滲み出てるその努力の瞬間を感じられたら、技術も大事なんですけど、滲み出る人間性みたいなのが演技に最終的になってくると思うから、日々の努力、鍛錬、私自身も精進しますと思って。
上手いけど鼻につくとかあるじゃないですか。

切り込んでいきますね笑

それは人だからかもしれないですけど。上手いんだけどなんでだろうな、なんでこんなに入ってこないんだろう、なんでこんなに私に染みないんだろうとか勝手に自分主体で聞いてるからそうなんですけど。
そつなく上手い綺麗な声で、多分聞き心地がいいヘルツとかだと思うんですが、なんか入ってこないんだよな、なんだこれー?みたいな。
感覚的な問題なのでその上手さとは違うかもしれないんですけど、私は本当にスポコン漫画とかが好きだから笑

あぁ、いやわかるね笑
私もそうなんですよ笑

うるさいなって思われるかもしれないんですけど、そういううるさいことをやってる人たちが、クソがよ!って思いながら地面に這いつくばって、悪(役)がぶわぁああって消えていく笑
出る登場人物が灰になったら素晴らしいなって思うくらいの状態ですね。それが灰にならず、手のひらだけでされるとちょっとスンってしてしまうっていう。これはオタクの気質ですね。すいません。個人的な気質のうまさだと思います。全然参考にならない。

わかりますね。めっちゃ雑に言うと、お前のそれロックじゃねえんだよっていうのと似てる。

ああ!それだそれだ!

ミッシェルの言うこともそうですね。じゃあロックって何ですかって話になるんですけど、そういうことじゃなくて、お前のやってる音楽っていうのは商業的すぎるんだよなっていう。綺麗すぎるっていう。何を表現したくて何を届けたくてその音楽作ってるんだっけって?っていうのは僕結構ね、あのバンドマンでもあるので割とそういう説教したりしますね。

いいですね。

そのお前の曲からはその揺らぎを感じないっていう。

そうなんですよね。なんか技術とかじゃないんですよね、うまさみたいに。

なるほど。いや、深い話でしたね。いやいやありがとうございます。いやわかるって話でした。

そうですか。よかったです。

Q8:GRIT

続いてですね、8番目の質問ですが、まあ声劇ですねまぁ演技っていうことに置き換えてもいいかもしれませんが、なぜ声劇を続けるのでしょうか?なんで声劇じゃないといけないんでしょうか?と。
今、日々されている活動の中でなんでそれをやらないといけないみたいなところまで考えたことないかも、皆さん無いかもしれないんですけど自分の中でその燃料になっているもの、こういうことが、なんで続けられるんでしょうかということですね。

本来は舞台したいんですけど、引っ越してしまって自分が共同でやってた劇団はもう任せてしまっていて。県外なので新しく始めるにはね、ちょっとね私の中のその現実リアルのコミュニケーションが全然成立してないし、劇団に所属、新しく入るのめんどくせえなみたいな感じもありまして。ちょっとここにそこにたどり着く自身が、時期尚早ではあるって思うので、始めてなくて。
声劇はもうすでにコミュニティが成立しているから、劇したいなと思ったら人集めたらすぐできるっていうのがありがたいことで。声劇でいけないことはないんですけど、今現在のところですね、私自身に与えられるものがかなり莫大のため、やめられないって書いてあります。あまりにも嬉しすぎて、声劇をやることによってこっちの気持ちが高ぶり、人とも知り合えるし、自分で劇やって解放された気分にもなるし。
またアートワークといいますか、イラストを描くとかにしてもインスピレーションを得られますし、本当に利益しかないですね。だから今続けてるんだと思います。

なるほど、声劇活動において利益を感じることができるからやってると。

そうですね。

あのみほさんね、その今イラストの話でましたけど、僕みほさんのイラストもすごい好きで。

ありがとうございます。

あれってごめんなさい、手の内をばらしたみたいなところがあれだったらあれだったら言わなくてもいいんですけど、どういうもので作ってたりしますか?僕Canvaで作ってたりするんですけど。

フライヤーはCanvaで作ってます。イラスト、絵はですね。普通にスケッチブック、よく文房具屋さんに売ってるスケッチブックに鉛筆で、ペンを買ってペン入れして書いて、色鉛筆で、最近水をつけると溶けて水彩絵の具みたいになるっていうので色つけた後に、最近入れたアプリでアイビスペイントっていうスマホの中でも色がつけられるやつがありまして。それのぼかしとかで元の色をぼかしたりとかして制作して、その後にかなり加工したいなっていうのもあって、線を少し荒くしたりっていうのを細かくアイビスペイントでやって。
最終的に背景とかをいろんな色ができたらフライヤーにも使えるんじゃないかってことで、背景透過にして作品を仕上げてる感じですね。

なるほど。私ね、知り合いにデザイナーがいまして、僕は文を書くことができると思ってるんですよ。企画とかコンポーザーみたいなこともできると思ってるんですね。ただ、音楽を作るとかもできると。
ただ、絵を描くっていうデザインっていうことに関しては、何がどうなったらそうなるのっていうのが全然わからなくて。そこら辺のことって、一番最初のキャリアとかにもつながってくると思うんですけど、絵を描くことが好きだったりとか、そういう幼年期とか。

そうですね。夏休みの自由課題に漫画出してたくらいですから。

なるほど。

マンガとか絵を好きで描いてて、高校受験美大受けて、お洋服も作りたいからって言って、服飾美術科っていうところに行ったんですよ。そこ行ったんですけど、すぐ就職せずに、また違う美大も受けて、編入で大学結局4年行って、その中で絵じゃなくてやっぱり服飾の方に行きまして。多分まおさんのところで言ったんですけど、その舞台衣装の方に関わらせてもらって。
女性が床屋【?】になれないから、次に社交ダンス衣装のデザイナーの道に行ったというか、職に就いた時にもうほんと1日何十枚も描かされるわけですね。朝から晩まで。
それでずっと、もう技術とかじゃなくて描けみたいな。量描かされて自分も絵が嫌になっちゃって、全然描いてない時期とかあったんですけど。
でも最終的に仕事は絵を描くっていうのはやめて、絵の分野の仕事じゃないですけど、きつすぎてですね。最終的に販売の方に行って、そこでいろいろ全国回ったみたいな感じはありますけど。転勤とかして。

プライベートのことは伏せてもらって構わないですけど、今は仕事とかは?


絵の仕事は一切してないです。趣味、趣味、趣味。趣味で描くのが本当に楽しい。

なるほどですね。そんな甘くないですよね、現実はやっぱり。

だって自分も一生懸命描いた絵が目の前で一枚捨てられるんですもの。
傷つくよ。マジ。ひでぇ。大人と思って。怖いよ。

生産性とか結果を社会を求めてきますからね。

そうなんですよ。やだよ。

今はお子さんとかもおられて、子育てをしながらというところではあると思うんですけど、なんかちょっとした仕事をしたりとかですか今は?

もう全くしてません。その怪談制作所で怪談朗読の録音を送ってたりの時期あったんですけど、なんかもう夜泣きがひどかって、全然その録音の環境になかったので、今も全然やってなくて。
働いたらいいんですけど、結婚した当時はまだずっと働いてて、転勤があってから新しい土地なんでどうしようかなと思って、3年間も無職を続けさせていただいております。

そうなんですね。なるほど。
藤も仕事の向き合い方みたいな、あまりにもリソースを割かれたりするので、どないしようかなって思ってたりとかするんで、ちょっと仕事のことを聞いてみた次第でございました。失礼しました。
じゃあ、なんで声劇を続けないといけないのか、続けないといけないっていうか、なぜ続けられるんでしょうかっていうことだったんですけど。

すいません、なんか違う方向にちょっと話してました。

Q9:きづき


いやいや、全然大丈夫です。
最後は気づきですね。声劇をやるようになって日常に役立ったこととか、こういう今まで見てた目線がどういうふうに変わったかとか。
声劇をやったことで自分の全体的な人生にどんな良い影響があったかっていうのを聞いてますが、まず今言ったところで言うと、どんな影響がありましたか?

いやもう本当に単純に箇条書きで書いてたのを言っても大丈夫ですか?

もちろんもちろん全然大丈夫です。

まず漢字が読めるようになったことですね。台本で何読難解な漢字がたくさんありすぎると思って、調べるためにってなって繰り返してたら、難しい漢字もだんだん読めるようになってきたっていう感じですね。

あとお金使わなくなりましたね。私もパチンコとかガンガンやってたし、煙草は吸いますけど、お酒すごい飲んでたので、仕事のために飲みに帰ったら3,000円とかバーって普通になくなるじゃないですか。
それがないのですごい趣味だと思って。でタダでこんなに楽しめるんだって。
あと自分で企画するのでスケジュール管理がマメになったっていうことですね。
仕事じゃないけど仕事みたいにやらないと、皆さん時間管理をしっかりと、どの人とやるかをちゃんとしとかないといけないなと思いましたね。
イラストの趣味と併用できるから、そちらの技術も上がるということで、新たなこういう風なイメージで脳が違う感覚で働いてくれるからすごい良いですね。
これで絵を描きたいなとか、このキャラクター絵を描きたいなって、ファンアートからまたそれをフライヤーに変えるっていうのを考えると、すごい私的にはどっちも相乗効果があって、ラッキーなことですね。

素晴らしいですね。
みほさんみたいな人材がやっぱりね、必要ですよ。
人材ですよ、本当に。
各々個人が、自分がじゃあこの政権に何の貢献ができるかっていうことをみんなが真剣に考えてやるようになったら、僕はもっといいものになると思う。

すごいパワーが生まれるんでしょうね。

本当にそうだと思う。
だからこそそういうマインドを上からにはなりますけど、伝えていくことが大事だと思いますね。

藤さんの劇人DIG自体で、文字で読まれる方もいらっしゃるし、アーカイブ聞かれる方もいらっしゃると思うんですけど、この人こんな考えしてるんだみたいなのとか、新たに発見してね。皆さん、やっぱり劇人DIGっていうだけあって、劇人の人と付き合っていっているわけですから、すごい嬉しくなりますけどね、その情報を聞いてくれるっていう機会があるだけでね。

そうそう。だからガッツリやっぱり聞く、聞いて整理するっていうことは、やっぱりこういう形でしかできないんですよ。
劇と一緒で時間リソースを割いていただいて、僕が分解して整理していくってことをやらないと、例えばオンサイトで会った時、現地で実際に会った時に、じゃあ飲みに行きましょうかって話すことも、録音してるわけじゃないから忘れるじゃないですか。

そうですね。

しかもその当事者間だけでの意思疎通になるし。もっとこれに対してどう考えてるみたいなことを結構ビジネスチックにガッツリ聞くみたいな。
そこをやっぱりこの劇人DIGでフォローしていきたいなと思ってるんですよね。

いやー、そんな人なかなかいないから、本当貴重だと思う。
だって感情的に、あ、すごかったね、楽しかったねとか言って、なんとかなんとかだったーみたいな感じになりがちじゃないですか、劇だから。
それを、分析みたいな感じで一個一個聞いていくっていうんだから、考えることを聞かれる側もするじゃないですか。私こういうことを思って声劇やってたんだみたいなのを。新たな自分の中から発見みたいな感じでもあるので。

それがやっぱり第2の目的なんです。それがやっぱり目的の一つになっているんですね。絶対喋らせた方がいいと思って、もうずっと思ってたことをどっかでやった方がいいと思ってたので。
改めてアーカイブ聞いたりとか文字で見たときに、こういうふうに自分考えてるんだなって自認するっていうことが、第三者に奪われない自己肯定感の生成につながると思っていて、大事なんですよ。
さっきちょっとしらっと出てましたけど、パチンコとか競馬とか酒だったりとか、いろんな趣味なのかどうかわからない趣味とかがいると思うんですけど、それってなんでやるかって、もちろん依存っていう側面もあるんですけど、暇なんですよね。

暇なんですよね。そうそう。暇だから飲んじゃうとか、暇だからパチンコ行っちゃうみたいな。

そうそう。だから、なんだろうな。その話が出たときに言おうとしたことがあって、今忘れちゃったんですけど、マジでみんな声劇やればいいんですよ。

そう。お金かかんないからみたいな。そう。びっくりしちゃってね。
だからなんか、この声劇やるにして三大柱、これ誰かにも言ったんですけど、どこかでも言ったんですけど、趣味でありストレス発散であり、承認欲求が満たされるので、本当に自分に余裕ができるっていうか。
めっちゃつばきさんのスペースでもおっしゃってたように、自己肯定感が上がるんですよね。これほどドンピシャな趣味というか、コンテンツないんじゃないかなって思うくらいに

そうですね。

痩せるし、しかも。

つばき先生は多分僕よりも分析が得意なので。僕はどっちかっていうと、出てる情報を全部因数分解みたいに分解して組み立てるみたいな。

でもそれをさらに深掘ってる感じがいいですよね。
聞き方とかなんですかね。

そうですね。
パワーの人はすごいなと思います。

いやいや、藤さんがですよ。

あぁ、俺が笑
ベルナックルさんが言ってたんですけど、劇人DIGと劇人図鑑みたいなものがもっとコラボレーション的なことをすれば、もっと面白いものになりそうだなとか思ってたりとかするんで。
ちょっと僕も、声劇をやりつつもインタビュー屋さんみたいな感じになってはいるんで。

これすごい、藤さん100本はやりたいみたいに言ってましたけど、これずっと声劇の歴史が続いていく中で、すごい人数溜まりますよ。めちゃめちゃすごいことだなと思ってて。

最終的に出した資料は、もう金取っていいんじゃないかなって思ってます。

本当に図鑑みたいになっちゃって。本に出せると思う。
こんな考えがあって、藤さんなりの分析の結果、100人以上聞いた声劇の民の分析結果の本に出したら絶対面白いじゃない。そんな世界があったんだみたいな。 現在もあるみたいな。

500円くらいだったらみんな買ってくれるかな。

買います。買います。

っていうのはまた最終的な、別に金取るためにやってるわけじゃないんで。
さっきの質問のなんで声劇続けてるのかって、例えばシンプルな話、なんでそんな金にならないことやってんのって言われたときに、なんて返すかがそれ回答になると思うんですよ。
例えば、なんでそんな生産性のないことやってんのって言われたとして、いやいや違うよと。こういうことがあるからうちもやってるんだよってそれを回答として言えたら、そのままなんで声劇を続けるのかっていう回答になるんですよね。
僕だったらその生産性がないとか、お金が稼げないとか、そういうことじゃなくて、自分の中にある自分を構築する柱が、例えば今している仕事が主軸の柱だとしたら、ビジネスですよね。普通にサラリーマンとして働いて稼ぐその金が主軸だとしたら、もう一つ精神的に自分を支える柱を声劇で作ってるんだよっていう。お前はないでしょっていう。あなたないでしょっていう。あなたはヨットとか釣りとかキャンプとか趣味かもしれないですけど、それって環境に左右されますよねと。簡単に奪われたりしますよね。こっちは奪われませんから。

声劇つよ笑
めっちゃマウント取るじゃん笑

そういう風に言われたときに、なんて言い返すかがそのまま答えになると思うんですよ。なんで自分が続けるのかみたいな。
ここをね、声劇というか劇人の皆様には大事にしていただきたいことかなと思ってますが。
ちょっとまあ、エトセトラというか、おまけトークみたいな話になるんですけど、2年半とかのキャリアの、まあちょっとその前、 声劇に出会ってそのきっかけってやっぱりなんでしょう、あの皆さんに聞いてみるとコロナ禍で家に出れなくなって広告で。

そうですね。コロナ禍ですね舞台の公演が中止になっちゃって、劇ができない状況になってしまって。
私結婚してから代アニとか夜間広告学校とか通ってみたり、社会人でそういうのに興味を持ち出してやり始めたから。そこから、声劇っていうものがあるのを知らなくて声劇団体を作ってて。
みんな覚えられないから、学生の子とか台本すぐに。
だから台本見ながら、卒業公演みたいなのとかもやってたんですけど、そしたらもうすでに声劇っていうジャンルがあるじゃないかっていうことで。
ちょっとまあ私的には見慣れたというか懐かしいみたいな感じにもなりまして、始めたのが2年半、2年2ヶ月前みたいな感じですね。

なるほど。ありがとうございます。
聞こうと思ったことっていうのは、声劇だったりとか、演劇に携わるキャリアの中で、自分がもうくじけそうになったこととか、やめそうになったことがあったかどうかって聞いてて。
もうやめたろかと、もうええかとなった時がありましたか?っていうのを聞いてるんですよ。
これはね、昨日発見しまして、質問に加えようと思ってるんですけど、さみたさんが私と喋ってる、昨日か、ちょうど昨日、おとといか、さみたさんと喋ってる時に出てきた話題なんですけど、そのどっかのタイミングでやっぱりそういう時ってあったりしましたか?

ありますね。大学の時ですかね。
サークルで人数が多すぎて。人数少ない劇しかやってきてないからその努力の仕方がみんなそれぞれ違うみたいな感じで、それをまとめるのが大変すぎて、もう嫌だってなったくらいなので。
演技とかじゃないんですよね、もうね。管理。

マネジメントとか。

もうなんで!みたいな。劇やりたかっただけなのにみたいな感じ。だからもうそういうので振り回される。何だか運命なのかなって感じがありますけど。
本当に劇だけやりたいとかだったら、今のところは、よっぽどのことがない限り、自信とか環境が変わってしまわない限りは、続ける感じになってますかね。

それは一回もうやめもう嫌だってなって

やめましたねそのサークルを。

一回やめて、でも結局やっぱり自分としては劇したいから、そのマインドの芽みたいなものが育っていって、それがボイコネみたいなものと繋がっていってってことなんですね。

観劇もしたり。やめたらやめたで気にかけてくれた人が声かけてくれて、社会人になって劇団作ろうかみたいな感じの時に参加して。
衣装とちょい役みたいな感じ。
劇に関わることが嫌になったわけじゃなくて、その場の若さの無理!っていう、キャパオーバー!っていうので出て行っちゃって辞めた感じですね。

なるほど。でも結局今、マネジメントまではいかないかもしれないですけど、マネジメント的なことだってやってますもんね。

そうですね。多分自分でこうやってこうやった方がいいんじゃないかなっていうのは、結局自分でやった方が早いに行き着いてしまって。
それで企画して、人をお誘いして、チームで進めたいみたいな感じ。
まあ本当に、声劇って文化祭ずっと延々とやるみたいな感じで近いですね

なるほど、これはいい話ですね。
やっぱありますよね、そのなんかもう全部やめた、やめたのかっていうね。
なんかもういいかっていうね、時あると思うんですけど。

ありますあります。

こういう話になった時にいつも思い出すんですけど、ごめんなさい、暗い話をするつもりはないんですけど、私の友人がですね、自死っていう形で亡くなったことがきっかけで、自分が台本を書くようになったんですけど。
そういう人を救えないかって思ってて、声劇で。無理なんですよ、無理だしエゴなんですけど、要するにさっきのパチンコとか競馬みたいな趣味と一緒で。
なんか自分がその自分であるっていうその自認することができないからなんか生きづらくなるのかなって思って、今生きづらいとかなんかそういう言葉だけがよくフィーチャーされるじゃないですか。
生きづらさみたいなものっていうのは各時代にみんな抱えてたものであって、その生きづらさから脱却するためには、やっぱり自分で踏み出すしかないんですよって僕は思ってるんですね。

そうですね、そうだと思います。人が言ってもなんか聞けるようなものでもない。

そうそう。だから、Twitterで悪口とか誹謗中傷しちゃう人とか、お金めちゃくちゃギャンブルで使っちゃう人とか、それに依存してるし、そこに自分である理由を求めるからやっぱりやり続けると思うんですよ。でもそれじゃダメなんだったらそれに代替するさっき言った精神の柱みたいなものを作っておかないといけないと思ってて、僕はそのソリューションに声劇が使えると思ってるんですね。
だからその電波の活動みたいなのをやっぱり今後は活動としてやっていきたいなって、主張していきたいなって思って。

素晴らしいありがたい。
確実に台本の数に対して演者さんが足りないので、演者活動もそうなんですけど、もう本当に声劇をねやってくれる人も、やめるのいつでも多分ほんとできると思うので、やり続けてくれる人みたいなのはね増えたらいいなーっていうのはありますね。

そうですね。
なんか僕がしゃべりたいこともいっぱい喋ってしまいましたけれど、一応これでね、劇人DIGの質問事項としては以上になります。

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