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音楽の無い映像の世界

映画やドラマにとって、音楽は映像に感情を揺さぶる素晴らしい効果をもたらすことは周知の事実である。
人物のテーマなどは、その人物の登場を期待させ、そして私達の気持ちを高揚させる。

私はスターウォーズが好きで何度も見てて、もちろん登場人物のテーマ曲も知っている。

ある夜、スターウォーズのサウンドトラックだと思って、ギャラクシーサウンドというのを見て、その世界に引き込まれてしまった。

音楽が一切流れてなくて、効果音だけで、スターウォーズの色んな場面がオムニバスで展開していく。
そして、その臨場感が半端なかった。

宇宙空間では宇宙船の飛ぶ音と、レーダー銃の音だけ。
コルサントの街の騒音。
ナブーの海の中の水音。
アナキンとパドメのいるテラスの鳥の鳴き声。
未知の惑星の生物の鳴き声。
二つの夕日を見つめるルークに吹き付ける風の音
フォースを操る時の息遣い。
ダゴダの森の音。
ドロイド達の歩く音。
再開を喜び抱き合う時の衣擦れの音。etc.
音楽で消されてしまってる方が多いかもしれないのに、実際の音と多彩な効果音で溢れていた。

まるで、その場に自分がいるかのような錯覚を起こす。
酒場で異星人の色んな話し声はうるさいほどだし、未知の大型生物の唸り声は怖さが増した。
何度も見たはるか昔の遠い世界の話なのに、とてもリアルで新鮮さを感じた。

当たり前のことだけど、日常、私達は登場テーマ曲で現れるわけでもないし、絶えずその場や感情に合う音楽が流れてるわけでもなく、大抵は人工物から発する音や自然の音に囲まれて暮らしてるわけだから。

これを見た後、映画やアニメやドラマを見るとずっと音楽が流れていることに気づく。
ごく当たり前のことだったが、改めて音楽が心情に与える凄さも実感した。

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