今年度設立のVIVID.が受賞できた訳とは。【2023年度第19回デジタルコンテンツ・コンテスト動画部門優秀賞記念🎉】
はじめに
VIVID.代表の高前田涼斗です。
2023年5月に設立したクリエイティブサークル(旧「映像制作サークル」)VIVID.のメンバーが今年度の法政大学主催「デジタルコンテンツ・コンテスト」の動画部門で優秀賞を受賞しました!
授賞式での審査員の言葉いわく、「文理、学部融合で珍しいメンバーが集まっている」とのことで、従来ゼミなどの学部ごとの応募が多いコンテストだっただけに、私たちのようなサークル単位で、しかも優秀賞を受賞するのは珍しいことだったようです。
今回、この華々しい優秀賞の裏に何があったのか制作メンバー4人に聞いてみたのでぜひ最後までご覧ください!
インタビュー本編
インタビュアー
高前田涼斗…社会学部メディア社会学科3年VIVID.代表。実は今年のデジコン出してたが無事落選。
インタビュイー
※()はクリエイター名
①髙橋尚也(らたつゆ)…デザイン工学部建築学科3年。初期メンバーの1人。インタビューに遅刻してきた。
②國分海音(糸華)…デザイン工学部システムデザイン学科3年。初期メンバーの1人。VIVID.への稼働率が高い。
③無藤怜菜(桜羽)…デザイン工学部システムデザイン学科3年。初期メンバーの1人。最近のVIVID.のイベントをダブルブッキングして休んだ。
④松永颯音…社会学部社会政策学科2年。6月入会。VIVID.唯一の2年生。
高前田:本日は夜(※22時30分スタートでした)に集まっていただきありがとうございます!一部遅刻してきた人もいましたが…。
本日はよろしくお願いします!
一同:よろしくお願いします。
受賞してみて一言
高前田:まずは早速なのですが、受賞してみて一言お願いします!
髙橋:嬉しいっすね。
國分:一言で言うと嬉しいね。
無藤:嬉しかったです。
松永:大学生なってから表彰される機会がなかったので嬉しかったです。
高前田:おー。2年生が一番いいコメントを言ってるね(笑)
確かに、大学生になるとあんまりそうやって賞をもらうなんて経験はなくなるよね。
ちなみに、賞金10万円はみんなで分配したと聞いてるけど、どんな風に使ったの?
髙橋:もう使ったなー。
無藤:貯金です。
松永:私も貯金です。
國分:自分も貯金。
高前田:使ったって何に使ったの?
髙橋:ジブリの絵コンテとライトテーブル、アニメの。それに使ったかな。
高前田:ちゃんと機材だね、投資に使ったということよね。
髙橋:良い言い方をすればそうね。
高前田:(笑)
デジコン運営が望んでいる形で使っていると思います。
各々の担当ポジション
高前田:じゃあ4人はそれぞれどんなポジション、担当で制作に臨んだのか聞いてもいいでしょうか!
國分:担当だったら自分は3DCGじゃん、あとナレーションの大部分を入れて、あとは全員でやったんだけれども撮影をやったな。むとれな(※無藤)は行けてないけど。
無藤:キャラデザと1秒だけアニメーション。
高前田:おー。となると造形をやったと。
無藤:キャラデザと言って大丈夫なん?
國分:いいんじゃない?
髙橋:いいんじゃないすか。色とかそのままスポイトで取ったし。
國分:なんでそんなに自信ないんだよ(笑)
高前田:(笑)
他2人はどう?
松永:撮影に行ったのと、ちょっと絵描いたのと、数秒のアニメーションと言っていいかわからないけど、それを。
髙橋:あれはアニメだね。動いてたし。
高前田:お墨付きももらって。じゃあ最後に高橋はどう?
髙橋:天の声を数秒やったね。
高前田:そこから話すの(笑)アニメーションじゃなくて?(笑)
髙橋:(天の声を)一言二言言って。撮影に行って、あとは最終的なコンポジット(※)をやりました。
※コンポジット…合成。ここでは、素材を繋ぎ合わせたりすることを指す。
高前田:うんうん。AfterEffectsとかでまとめた感じかな?
髙橋:うん。PremiereProでまとめたね。
國分:素材投げて終わっちゃったからなぁ。
無藤:ありがたい。
高前田:作品全体のトーンを作ったのは高橋が担当になるって感じかな。ありがとう!
苦労したエピソード
高前田:じゃあ担当も言って、そろそろ当時のことを思い出してきたと思うので苦労したエピソードを1つ!教えて欲しいかな。
國分:他ある人がいたら先どうぞ。
髙橋:「時間がなかった」じゃないかな。
無藤:あー。
髙橋:作り始めたのが遅かったから、確か。絵コンテなのにそのままぶち込んで、本番出してしまったシーンがいっぱいある。
高前田:マジで(笑)
じゃあ絵コンテも結構力を入れて作った感じなのかな?
髙橋:いや、落書きみたいな。アニメも、白い線画だけ歩いている風に見えるように適当に描いたのが、描き直す時間がなくてそのまま出した(笑)
森の中歩いているシーンとかやばい(笑)見せらないみたいな(笑)
國分:本当だったらもっと仕上がってるよね(笑)
髙橋:そう(笑)だから本当は作画監督みたいなことをやってみたくて、仕上がってきた絵を統一感でるようにしたかったんだけど、逆に良い感じになったからいいやって。
高前田:あー。
髙橋:個性が出てよかった。
VIVID.でしか表現できなかったこと
高前田:じゃあ「これはVIVID.ならでは!」と感じた場面があれば教えて欲しいです。
國分:各々の個性が出てたところかな。各々の得意な領域で作業したから、それぞれの力が発揮できたと思う。
無藤:CGにイラストに、アニメーションにね。
國分:それぞれの叡智の結晶だったと思う。あの映像は。
高前田:そっか。髙橋がアニメーション、國分が3DCG。無藤と松永がイラスト。VIVID.の中でも特に平面領域に特化した人が集まっている班だったね。
國分:そうだね。
髙橋:フリー素材使ってないからね。
高前田:それは本当にすごいと思う。今は音楽制作をやっている人も増えたし、幅広ーく制作ができるサークルにはなったから「これはVIVID.ならでは」となるところよね。
今回の制作を通して次回以降の制作に活かせること
高前田:めっちゃ話題変わるんだけど、この制作を振り返って「今後の制作に活かせるところ」というのは見つかった?
無藤:初めてアニメーション描いたから、もうちょいアニメーションやってみたいなーってことを思ったかな。
高前田:春休み入るので、ぜひ(笑)
髙橋:僕は今Coloso(※)を佐野(副代表)に熱弁されて、しょうがねぇって目の前で2万円のやつ買ってやってる。
(※Coloso…オンラインで講座をオンデマンドで受講できるインターネットサービス。)
高前田:(笑)
髙橋:今やってんのが服のなびきと髪のなびきなんだけど、中々難しくて世に出せない。まぁだからアニメーション作品を今作ってます。まだ誰にも見せてないけど。
無藤:楽しみですね。
高前田:ぜひ見せられる状態になったら広場に投げてください。
高前田:残り2人はあるかな?
松永:そうですね…。iPadを買って、絵を描くというのがあまり慣れてなかったんですけど、デジコンの作品紹介ページに自分の絵が掲載されていて。
それが嬉しくて。デジコンの担当の人に選んでもらったのが。これがモチベーションというか、やってみようかなと。
國分:受賞がきっかけというわけではないかもしれないけど、「普通にもっと頑張ろう」となったね。
自分の作品が受賞されたことがなかったから、良いモチベーションになったし、今までだらだら創作を続けてきたわけだけど、この受賞をきっかけに「もうちょっと頑張らなきゃな」という思いが強くなった感じはする。
高前田:確かに。自分も2022年のデジコンに入賞したけど、受賞ってモチベーションになるよね。もっと頑張らないとっていう気にさせてくれるというか。
國分:個人的に受賞できたのは大きいかなって気はする。ちゃんと作り込んでいったら、今回はチームだったけど、個人でももっと頑張れば受賞できるっていう意識にはなった。
VIVID.で今後達成したいことは?
高前田:今回見事VIVID.という場を活かして受賞したわけだけれども、今後のVIVID.で叶えていきたいことはありますかね?
松永:私はMVを作ってみたいなと思いました。
國分:それは自分もめっちゃ思ってる(笑)
松永:本当ですか!
無藤:それなんかずっと言ってる気がする。
國分:そう。ずっと言ってんだよ?
髙橋:自分は久しぶりに歌ってみたやりたいって思った。
國分:歌ってみたのMV作って載せてください。お願いします。
高前田:いいねぇ。
無藤:じゃあ絵描きます。
國分:じゃあCGやります(笑)
髙橋:最近あれだ。MV寄りの色々描いたりしてるからボカロ系のやつやってみたい。
高前田:おぉー。
髙橋:絵を描きたい。
高前田:早速創作の話題が(笑)せっかくだし、この4人でアニメーションとかやってくれたら嬉しいな。それが得意な4人なんだし。
VIVID.に向いている人とは?
高前田:最後にはなるんだけど、恒例の質問で「VIVID.はこういう人に向いてるよ!」というのをぜひ。
無藤:いろんな分野の人がいるし、教えてくれる人もいるから、「教えつ、教えられつ」という感じになると思う。だから、創作したい人は誰でも入ってきていいと思います。
高前田:マジでそうだと思う。映像をはじめ、グラフィックデザインとか音楽制作とか、いろんなクリエイティブの形があると思うし、自分のやりたいことが見つけられると思ってます。
髙橋:あとはゆるくやれるよね。あまり気負わずやりましょう。
高前田:そうだね。ガチな人もいるけど、そうでもない人ももちろんいるのがうちのサークルだよね。
松永:私は初心者で、2年生でこのグループの中で一番最年少なのに「ここからこのやつ決めて良いよ」みたいな裁量権があったと思います。「初心者だし…」みたいな人でもチャレンジしてみて欲しいです。
國分:上下関係ないよね。
高前田:上限関係は本当ない……代表で、3年の自分が言うのもどうかと思うんだけど(笑)
でも、下級生の意見だから蔑ろにする、そもそも下級生に裁量権渡さないみたいなカルチャーはないし、これもVIVID.の風潮だよね。
高前田:松永さんのことはもちろん後輩とは思ってるんだけど、年下だから侮って見るとかはなくて、同じ立場で制作できるよね。
國分:自分はそもそも上下関係拘ってないしなぁ。
無藤:そういう人が多いのかもね。
國分:あとは、創作をする上で、ガチな人がいるとやりづらいとか、後ろめたいとか、「自分が初心者なのに、そんな人と一緒にやっていいんだろうか」みたいなことは全然気にしなくて良いと思う。
「ただ創作が好きな人」はもう大歓迎って感じ。
ガチでやりたい人も、本腰入れられない人も、周りに感化される可能性があるから、何を作るとか、何を考えることが好きな人はぜひ。
高前田:そうだね。ものづくりが好きな人はVIVID.と絶対合ってるよね。とりあえずうちに来れば、そういう創作好きな人と巡り会えるからね。
國分:創作を楽しむサークルだと思ってます。
髙橋:そうだそうだ。
高前田:じゃあこの辺で。
今日は長丁場だったけど、ありがとうございました!
國分:お疲れ様でした。
髙橋:お疲れです。
無藤:お疲れさまです。
松永:ありがとうございましたー。
VIVID.に入会希望の方へ
6月から、入会希望の方には「入会前面談」を行なっております。
面談を行う理由には
・入会希望の方がVIVID.で達成したい目標とVIVID.の活動内容のミスマッチを防ぐため
・入会希望の方のVIVID.に何を求めているか知るため
(あるいは、思考を整理していただくため)
・VIVID.のデメリットをよく知ってもらうため
・VIVID.の理念に共感してもらうため
などがあります。
そして、改めてVIVID.に入りたいか、「再考」していただきたいのです。
VIVID.はその活動の特性上、本当に「好き」な人たちの集まりです。
飲み会もありますが、飲み会だけなサークルでは絶対にありません。
「友達を増やしたい」「まずはサークルに入っておきたい」といった理由ではなく、「映像やりたい」「クリエイティブで就職したい」といったVIVID.の活動方針に共感していただける方の入会を期待しています。
面談は、面接ではありません。
なので、入会をするかどうかを決めるのは最終的にあなたです。
ぜひ、私たちと一緒にクリエイティブをしたい、クリエイティブの友人関係を築きたいという人は、門戸を叩いてください。サークルのドアは開いております。
心よりお待ちしております。