2.5次元舞台を舐めてた男の手のひら返し
2次元原作のドラマや映画、舞台。
原作が大好きだからこそハードルが高くなり、
見てみるとガッカリ…
ファンからはガッカリの声が多いのに、
それでも実写化するのは、一から制作するよりも一定のファンがいるアニメや漫画のファン層を取り込む方が、
集客を見込めるとかなんとか。
忌み嫌う人も多い実写化。
ガッカリする物は多いけれど、制作陣の愛でハードルを超える作品もまたある。
自分の中でそれを感じたのが、2.5次元舞台だ。
今年の目標の1つに舞台を見ることをかがげていた自分は、せっかく見るなら原作を知っている2.5次元舞台を選んだ。
今年見た舞台は、
リコリスリコイル Life won't wait.
ぼっち・ざ・ろっく!」2024 PARTⅠ STARRY / PARTⅡ 秀華祭
この2つを今年見ました。
中でも現地で観劇した、「舞台 リコリスリコイル」
この作品は特にキャラの作り込みに感動した。
「え、アニメの声優さんが声当ててるの?」と思うほどに声は似ており、そしてキャラの仕草がアニメの映像とマッチして、自分の脳内には目の前にリコリコメンバーがいるように感じた。
これは本当に原作愛が出来ないとできない事だと思うし、そして稽古の成果なんだろうなと、素人ながら「2.5次元ってすげぇ!!」と感動しました。
また、アクションシーンが多い本作は、
アニメでは銃弾を華麗に避ける千束すごい!となるシーンですが、
舞台ではスローモーションのような演出で銃弾を避けており、まるで千束が見ている世界のように感じた。
1番好きなアクションシーンで
旧電波塔 千束(幼少)が、
テロリストをボコボコにしていくシーン。
劇場内を暗くし、千束の眼光が、
まるでモンハンのナルガクルガのように、
するりするりと動き回り、
テロリストを1人また1人と倒していく。
言葉では説明しにくいのだが、圧倒的な強者感を感じ、
「こ、こいつ主人公だよな…?」と思わせるような、
どちらかというと悪魔の無双シーンのような、
自分にとって強烈なシーンでした。
原作のアニメでも見せ場で、
劇場を使ったいいシーンとして、
アニメ第9話 What’s done is done
ラストシーン、休日のお出かけラスト
たきながDAに行き、千束がたきなを見送るシーン。
アニメでは階段を下り、雪が降ってきて、
EDの花の塔が流れる名シーン
舞台では客席の階段を上がり、たきなが千束から旅立ち
ED花の塔が流れる。
上りと下りで違いはあるが、
原作まんま過ぎて泣けたし、千束役の 河内美里 さんの笑顔がアニメの千束過ぎてもうヤバかったし、何より階段傍だった自分は「やば!たきな来た!」って興奮していました。
オタクの感情そのまま文章で読みにくいかもしれませんが、原作愛に溢れていて、ファンも楽しめる最高の作品だったと分かって貰えたら幸いです。
ぼっち・ざ・ろっく!は残念ながらチケットが取れず、
後日アーカイブ配信で視聴しました。
今回のPartIIは文化祭ライブシーンや、sick hackのライブシーンもあって音楽面でも楽しめました。
途中失敗するシーンがあったりするのも、生感あってよかったし、何より楽しそうに演奏する4人はリアル結束バンドだと思いました。
自分の中で印象あるのは、プロジェクションマッピングを使用して場面展開や、ぼっち・ざ・ろっく!特有の世界観を出してるのが見ていて面白かったです。
現地で観劇出来なかったのが、心残り……
今まで2.5次元舞台って正直馬鹿にしていたところあったんだけど、
演出面も日々進化していて、
原作愛に溢れているものなんだなと今年1年で思いました。
まだ気が早いけど、
来年は舞台もっと見に行き、現地で体験したいなと思います。
その為に、チケット当たる為に徳を積むのじゃ……