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椅子、張り替えてみた

破れた籐(トウ)を張り替えられるのか?

籐が背もたれになってる椅子を使っている親戚から相談がありました。

どうやら「背もたれが破れてしまって見窄らしいから椅子にタオルなど掛けてお客様にはおしゃれのフリして誤魔化しながら使い続けてる」とのことで、椅子が6脚あるのをめて捨てようと思ってる話を聞きました。

実際に訪問して

実際にどんな感じか見に行くことになり、捨てる手続きを兼ねて相談でお邪魔しました。

すると椅子がとてもしっかりしていて座り心地が良かったのと「籐を張り替えたら使い続けられるのでは?」と感じたので、思わずネットで修理行者を探してみました。

もちろん簡単に見つかりましたが、一脚9,000円ぐらいはかるくかかってしまうから、それなら一脚5,000円ぐらいの椅子を買ってきたほうが安くなる気がしました。

でもおそらく同じレベルな座り心地の椅子は手に入らないの何となくわかったので、籐をネットで探して取り寄せ、私が張り替えてみたらどうかと思ってしまいました。

確かにネットで売っていたので、できるかどうかわからないまま、とりあえず注目してみました。

籐は福島工業
http://www.rakuten.co.jp/fuku-kou

わからないなりに分解開始
細かいところも確認
ボンドで固定されてる?
やっぱりボンド塗られてて剥がすの大変!
一脚分解に半日かかりました💦
さあここからどうするか…
とりあえず張り替え成功?
1日かかって一脚完成品💦💦

どんな風に張り替えたのか?

細かい作業はあえて載せてないのですが、実は籐が硬くてそのまま張り替えるのは無理でした。

そこで思いついた方法が、YouTube検索からのヒント!

しかしどの映像も突然硬いままトンカチで叩いて埋め込んでゆくので「それは無理!」となってしまいました。

そこでひらめいたのが、籐をお湯に浸けることでした♪

お風呂場に持って行って湯船に少しだけお湯を入れて、そこに二脚分ぐらいをサイズカットして沈めてみました。

10分程で一枚取り出して早速網戸はめ込むみたいにあてて、順にテコの原理で100均で売ってる小さな万力と金属の板で押さえつけるように、まさに網戸はめ込むみたいに端から順に押さえて入れて行きました。

ネットの嘘つき!トンカチ要らないじゃん!

だんだん乾いてくると硬くなるので、これまた100均で買った霧吹きにお湯を入れて吹きかけながら、少しずつ少しずつ押さえてはめ込んで行きました。

因みに今回はあえて木工用ボンドを使わず、昔ながらのはめ込みだけで修理してみました。

本来こちらのやり方のほうが正しいはずなのですが、わざわざボンドで固めていたので、逆にそれが原因で籐がしならず破れたようです。

結局一日一脚がやっとだったので、全部やるのに休日利用の土日のみ作業で約6週間かかってしまいました💦


迂闊に修理なんか思いつくんじゃなかったですね💦

とにかく喜んでいただけたので良かったですが、後日別用で来られてた工務店の方に修理終わった椅子を見せたらしく、その時工務店さん側から「どうやって張り替えたんですか?当社では職人さんいないしこんな器用なことできませんヨ!」と言われたそうです。

たぶんできないというより、手間暇かかり過ぎてコスト面で採算取れないから断るのでしょう…

私もタマタマできたけど、正直お湯に浸けるの思いつかなかったらYouTube配信信じて無理矢理叩いて入れようとして籐破損して大量のゴミ増やして凹むだけだったから、これからはもうこういうことを簡単に引き受けるのはやめようと反省しました。

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