220.義実家が好き
年末年始の帰省で、義実家に1週間ほど滞在した。世の中、かなり希少なほうだと自覚はあるが、私は義実家への帰省がとても好きだ。
義父母との関係も良好だし、子どもたちを見てくれる大人が普段より多いというだけでも、ありがたい。
だけど、もう一つ私にとっては大きな理由がある。それは、バジさんの緩んでいる姿を見られることだ。
この状況で夫が気を緩めている姿を見たら、イラつく人も多いかもしれない。けれど何よりも、定期的なこの姿があるからこそ、いかにバジさんが日々私たちのためにがんばってくれているのかを実感するのだ。
自分たちの家にいるとき、本業に副業に家事に育児に、バジさんは寝る間を削ってがんばってくれている。「いやもう少し肩の力抜いたら?」とこちらが声をかけることが多々あるほどだ。
でも、これがバジさんの責任感の表れなのだと思う。バジさんなりに、「一家の大黒柱」としての役割をがっちりと背負いこんでいる。
だからこそ、帰省した時ぐらいはその荷を降ろしてほしい。私も含めて、たんまりとあまやかしてくれる暖かさに、頭を空っぽにして包まれてほしい。
こんな大事なことすら、すぐに伝えられる時間も取れない。けれど今回ばかりは、伝えられるまで覚えておこうと心に決めた。
チャンスは、帰りの車の中で子どもたちが寝たタイミングかな。