siren
淡々と暴き出した
御伽話のような結末も
花は枯れると知っていたんなら
悲しい顔をしないでよ
燦々と暴れだした
繰り返す光芒に何度でも
心踊る横顔に
いつも呼吸を忘れたんだよ
勝手に君を好きんなって
勝手に一人になった
勝手に自分重ねて
勝手に知った気になった
その目に映る景色を
私も見てみたかった
カレンダーに置いて行かれた
私はどこにも行けないままだ
せめてあの人の笑顔が
泡になる前にもう一度だけ
その手に触れたくて
そんな夢を見ていた
伝えたい気持ちが溢れて
行き場をなくして津波に変わった
カレンダーに置いて行かれた
成れの果てはセイレーンの泡
その声聞きたくて
そんな夢を見ていた
勝手に君を好きになって
勝手に自分重ねて
勝手に知った気になって
勝手に一人になったんだ
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