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【Tips】1つのダッシュボード内で複数のVizを切り替えながら表示

本日は、1つのダッシュボード内で複数のVizを切り替えながら表示する方法2つを整理しようと思います。


やりたいこと

下のような、カテゴリ別売上推移と製品別売上を1つのダッシュボード内で切り替えながら表示させたいとします。

2つのVizをダッシュボード内で切り替えながら表示させる

1.フィルターで切り替える

まずは、フィルターで切り替える方法です。

パラメータを用意する

フィルターと連動させるパラメータを用意します。
処理速度が早くなるようにデータ型は整数を選択し、リストに値と表示したい名称を入れます。

パラメータを作成

フィルターを用意する

先ほどのパラメータを連動させるフィルターを作成します。

フィルターを用意する

各Vizにフィルターを設定する

パラメーター、フィルターが用意できたら、各Vizにフィルターを設定しましょう。
パラメーターの表示で、Vizとパラメーター内選択が一致している状態にします。

パラメーターの表示と表示したいVizが一致している状態

その状態で作成したフィルターをフィルターに設置し、表示されている値と表示させたいVizの内容が一致しているのを確認の上、チェックを入れます。

フィルターにいれる

もう一つのVizも同様の状態とします。

ダッシュボードに配置する

いよいよダッシュボードへ配置します。
空のダッシュボードに垂直コンテナをドロップし、その後に各Vizをドロップします。

そうすると現在パラメータで選択されている対象のVizと各Vizのタイトルのみが表示されます。
このままだと不格好なので、各Vizのタイトルを非表示にします。

ダッシュボードのタイトルを表示させ、表示内容には作成したパラメーターを使用することとします。

完成

こちらでフィルターを使用した、1つのダッシュボード内で複数のVizを切り替えながら表示が完成となります。

表示選択パラメータごとに表示されるVizが変わる

2.動的ゾーン表示で切り替える

次に、2022.3以降に追加になった機能、動的ゾーン表示を使用した方法です。

パラメータを用意する

こちらは1で用意したものと同じパラメータを使用します。

計算フィールドを用意する

以下のような計算フィールドをVizの数だけ用意します。
パラメータの中身を確認し、パラメーター=パラメーターの値 にします。

パラメータの中身:今回はカテゴリ別売上推移の計算フィールドを用意しているので、「1」ですね

Vizの数だけ、計算フィールドを用意したら、準備は万全です。

こんな感じ

ダッシュボードに配置する

いよいよダッシュボードへ配置します。
先ほどと同様、空のダッシュボードに垂直コンテナをドロップし、その後に各Vizをドロップします。
現段階では、先ほどとは違い、Vizがすべて表示されている状態となります。

複数Vizがすべて表示されている状態でスタート

Vizを選択し、左上の表示が対象のVizとなっていることを確認します。
そして、「値を表示して表示状態を制御する」にチェックをいれると、先程作成した計算フィールドが選択できるので、選択します。
その他のVizも同様に、対応する計算フィールドを選択します。

Vizのみの設定だと、パラメーターの切り替え時に凡例が残ってしまいます。こちらの設定は、凡例も同様に設定することができます。

完成

パラメーターの選択ごとに表示が変わる様になりました。

シーンごとに有効活用しよう!

以上が1つのダッシュボード内で複数のVizを切り替えながら表示する方法でした。
1つのダッシュボードにVizがてんこ盛りだと、何から見ていいの?と混乱を招いてしまうこともあると思います。
今回紹介したシート切り替えを有効活用することで、スマートなダッシュボードを目指しましょう♪


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