【Tips】地域に地理的役割を割り当てる
本日は、地域に地理的割合を割り当てる方法について整理しようと思います。
こんなことありませんか?
地域ごとに売上合計を可視化したい
都道府県より粒度の大きい地域という単位で、どのくらい売上があるのかを可視化していこうと思います。
まずは、地域と都道府県を階層構造にします。地域の中に、都道府県が含まれる構造とします。
階層構造にしたあとに、地域と都道府県に地理的役割を与えていきます。
事前準備完了!早速、地域ごとの売上合計を可視化しよう・・・あれ?
さて、地域、都道府県ともに地理的役割が割り当てられたので、
地域を詳細に設置して、地域ごとの売上合計を可視化しようとすると、できません。
ここで、地域の代わりに都道府県を詳細に設置してあげると、都道府県ごとの売上合計が可視化されました。
おかしいですね・・・なぜ地域だとできないのでしょうか。
マップ>場所の編集 から場所の割り当ての状況を確認してみます。
すると、地域は場所の割り当てができていないことが発覚します。
【本題】地域に地理的役割を割り当てる
なぜだめなのか
結論から言うと、Tableauの地理的役割の国/地域は、日本の地域には対応していません。
Tableau公式の以下サイトでTableau マップサービスがサポートしているデータの全リストや、Tableau のマップデータパートナーの情報が確認できますが、そこの日本の欄には、地域の記載はありません。
よって、日本の地域を地理的役割にしたい場合、地理的役割の国/地域は適さないということになります。
ではどうしたらいいのか
地域に地理的役割を与えていくためには、国/地域ではなく次から作成を選択します。
そして、都道府県を選択すると、都道府県から引用する形で、地域に地理的役割をもたせることができます。
いわば、都道府県を地域としてグループ化したようなイメージになるでしょうか。
これで無事、地域ごとの売上合計が可視化されることとなりました。
この国/地域が日本の地域に対応していない問題は経験し、面食らう方も多いのではないでしょうか。
でも、対応方法がわかれば次回以降は大丈夫ですね!