見出し画像

LAMYで写経?

私のデスクのペン立てには複数個のペン、鉛筆、シャープペンシル、蛍光ペン等が並んでいるのですが、数年前にもらってからほとんど使用していない少しだけ高級なペンがあるのに気づきました。

それがこのLAMYの万年筆です。

LAMYの safari skeleton というシリーズだそうです

LAMYのペンは「大人なんだから安いペンばかりじゃなくていいペンを持った方がいいよ」と昔、家内からプレゼントされた別のものを既に持っています。確かに重厚感があり使用感がとてもいいです。でもこの万年筆は正直あまり使う機会がなく、ずっと放置されていました。たまたまペン立ての整理をしていた際に、「まだインク出るかな?」とためし書きしてみたのですが、

あれ、なんか気持ちよくない!?
おろ、字がうまく見えるぞい!?

てな感じで、気づいたらメモ用紙20枚以上、自分の名前、自宅住所、ふと頭に浮かんだ歌の歌詞等 まさにつれづれなるまま書いていることに気が付きました。時間にして約30分。試し書きだけをするんだったら完全な無駄な時間です(笑)それだけ集中していました。

万年筆独特のカリカリする振動が手にダイレクトに感じられる点がまず心地良いですね。そしてペンの角度で文字に表情をつけられるのもまた良い。これはきっと昔書道を習っていたからということも影響しているのでしょう。

あわせて、「ブルーブラック」というインクの色がまたいいんですよ。落ち着くような無になれるような。

仏教では「写経」というものがあります。写経の定義を調べてみますと、

仏教において経典を書写すること、または書写された経典のことを指す。
写経は、印刷技術が発展していなかった時代には仏法を広めるためにされていた。また、複数の僧侶が修行・講義・研究するために写経をすることは必要なことであった。その後 、写経することに功徳があると言われるようになった。

ウィキペディア(Wikipedia)より

とあります。またその効果として、

写経には集中力アップ、リラクゼーション効果があると言われています。心を落ち着かせて一字一字に心を込めて写経に取り組むことで、心身を集中させ、雑念を払い、やがて心の安らぎが得られます。

寶貴山 大福院 webサイトより

ということも言われているようです。私がやっていた落書きはまさに写経をしていたようなものなのでしょうか?
万年筆もピンキリですので高いものを挙げればキリがありませんが、気持ちを穏やかにするための万年筆でしたらそんな高級なものでなくとも良います。

お金もかからず、場所や時間の制約もあまりないストレス解消法を一つ見つけました!ランニングといい、お金をかけない趣味を必死になって探しているわけではありません(笑)


いいなと思ったら応援しよう!