2022年10月19日 米津玄師2022TOUR変身 名古屋日本ガイシホール
2022年10月19日 米津玄師2022TOUR変身 名古屋日本ガイシホール ライブレポ&感想です。
感想多め。MCは一言一句同じではありません。
超長いです。多分途中で寝ちゃう。
今回のスクリーンは左右と、中央に大きめ1台の計3台。
ステージから真っ直ぐアリーナの三分の一あたりまで続く花道。
私の座席は花道先端真ん中あたり。良席!
開始はいつものように、ほぼきっちり定刻18時に客電落ち。
中央スクリーンはオフ、左右スクリーンで同じ映像が映し出される。
左ハンドルの車を運転している、毛むくじゃら+3本の長い爪。
多分もう一本の爪はハンドルの下部分を握ってる。
感電の車のような少しレトロな車。
地下駐車場のような場所に停まり、車から降りてきたのは今回のツアーキャラ、NIGIちゃん。
モノクロ絵のイメージと違って、体は茶色、顔だけ苔のような深い緑。
目のボタンは右が赤、左が黄色。 可愛いと言うより不気味めが強い色合い。
チョコチョコとエレベーターに乗ろうとするNIGIちゃん。手にはジョウロ。
でもデカすぎてひっかかる(可愛い)
むぎゅむぎゅしながらエレベーターに乗り込み、全て消えるスクリーン。
暗闇の中ウィーーーンと機械音がして、中央スクリーンにピンクの枠が下から上がってくるように映し出される。
まるでエレベーターが昇ってきたような演出。
停止音と共にピンクの枠が止まって、中から出てきたのは大きなジョウロを持った米津玄師。
1.POP SONG
花道をフラフラとジョウロを振り回しながら歩き歌う米津玄師。
服装は上がグリーンのシャツ。胸元ボタンはふたつくらい開いてる。
袖のボタンはNIGIちゃんの目の色。 パンツは黒に見えたけど焦茶かも。
恐らくNIGIちゃん→米津玄師に変身。
目→ボタン
顔→シャツ
体→パンツ になってるのかな?
生地は上下ともテローンとした、よく波打つ生地。シルク?レーヨン?しかし汗染みはラストまで皆無。
ラストの「ぜんぶくだらねぇ!」は歌わず。
将来声出しライブが開催されたら、おまえらここ叫べよ?ということかしら。
2.感電
若干音程が安定していなさげ。少し緊張の色も見える。
会場もまだ温まっていないせいか、手を上げる人も少なめ。
服は銀色じゃないけど、ミラーマン的なダンサーズ登場。
3.PLACEBO
妖艶注意報!いやもはや警報!!
普通にしてても妖艶+フェロモン全開、片目で見るだけで気絶させる力を持った米津玄師が、意志を持って妖艶に歌うんですよ??
やばい。しかもめっちゃ花道先端まで出てきおる。やばい。
近いからこそ双眼鏡を使うのだ私!いけ!やるんだ! てなわけで口は全開、目はまばたき禁止で双眼鏡×10倍率を覗きます。
歌うたびに大きく上下する喉仏!
歌うたびに大きく揺れる下顎角!
今回の髪型は横髪が短めで、耳が半分位見える。
シンプルな形をしたシルバーのピアスが、たっぷりとした耳たぶによく似合っていて美しい。
耳だけで成人男性30人分位のフェロモンが出ておる。全身だと何人分?5億人くらい?
胸元あきすぎじゃね?いやむしろ、もっとあけるべきじゃね?
ボタンの神様、空気読んで3番目のボタン吹っ飛ばしてくれないかなぁ。
とか思っていると。
間奏で艶めかしく舌なめずり。
ちょ・・・・!!(言葉にならない感情)
しかも歌いながらすごい客席見回してるんですよ。
私も2度、双眼鏡ごしに目があった気が。(妄想)
これが熱っぽい夢を見ちゃったってやつかしら。 まだ3曲目なのに蒸発しちゃいそうです・・・。
▶MC①
「だぅもーー!米津玄師でぇーーっす!!」
ビリビリビリ ビクッッッ!!(あまりの声のデカさに心臓が跳ね上がる1万米民)
(誤字ではない。ドがダに聞こえる、あの彼特有の発音をイメージして欲しい)
「名古屋!名古屋!名古屋!名古屋!」
方々を4度指差し確認。
「昨日神戸と間違って赤っ恥かいた」 まじ凹んでそう。
ええよもう名古屋と書いてコウベと読むことにしようぜ。
私帰ったらすぐに河村市長に手紙書くわ。コウベのほうがえぇがねーって。金のメダルチョコ食べながら書くわ。
4.迷える羊
やってくれてありがとう!聴きたかった!
わたくし普段Twitterで米津玄師8アンケートというのをやってましてね。
そこで今回のライブツアーの1曲目なんだろう?なにがいい?ってアンケートした時
①POP SONG
②感電
③迷える羊
④M八七
だったんです。
多分M八七はやるだろうし、これで全部聴ける!みんなおめでとう!って一人歓喜。
5.カナリヤ
ありふれた毎日が…といきなり始まった瞬間、会場の酸素が薄くなったかと感じる程に、みんなが息を吸うのを感じた。
そして息を吐くと同時に流れ出す涙。
曲が進むにつれて、啜り泣く音があちこちから聞こえてくる。
啜り泣きっつーかもう嗚咽。
マスクの中で呼吸困難起こしてる人おる。頑張れ生きろ。まだ5曲目だ。帰ってこい。
この時の照明がとても綺麗で、天井から線のように伸びる細長いクリーム色のライトが、いくつも米津玄師の周りを取り囲んで、まるで鳥籠のよう。
最後にこのライトがゆっくりと開くように動いて、中央スクリーンの四角く窓枠のように切り抜かれた場所へ2匹のカナリヤが飛んできて止まるという演出。
カナリヤが収録されている【STRAY SHEEP】が発売された時はコロナ禍真っ只中で、この発売は、娯楽を奪われた中での久しぶりの【おたのしみ】だった。
予約していたCDを開店と同時に受け取って、はやる気持ちを抑えて丁寧に封を開け、イヤホンをして目を瞑りながら聴いたSTRAY SHEEPの、あの最後の曲。
静かに流れるピアノの音を聴きながら、自然と涙が溢れてきた。
あの時の気持ちを、ものすごく思い出した。
あの時は、この曲をライブで聴ける日がくるなんて、想像もできなかった。
そんなカナリヤの後が
6.Lemon
もうこんなん泣かす気満々やん?
カナリヤで頬っぺた噛んで必死に泣くの我慢した人も、夢ならば……って始まった瞬間大口開けてうえーんって泣くやろ。
もしくは頬っぺた噛みちぎって気絶するやろ。
こちらも鳥籠の中にいるような演出。
Lemonといえば「忘れられない〜♪」での地声シャウトが印象的なんですが、今回は裏声で。 それがとても美しかった。
7.海の幽霊
【海獣の子供】のMV映像がスクリーンに映しだされる。
この曲から急に音程が安定した気がする。
どこまでも美しくどこまでも高く響き渡って、本当に素晴らしい。
やはり彼にとってこの曲は特別なんだろうな。 大切に、愛おしそうに歌っているのがわかる。
アリーナが青い光に包まれてとても幻想的。
前回HYPEでは私スタンドから見ていたんですが、この曲の時にアリーナが青い光に包まれて、まるで海の底に沈んでるかのように見えたんです。
今スタンドからはここが海の底に見えているのかな?と思いながら聴いていました。
▶MC②
「名古屋……」 とりあえず毎回ここがどこかを確認する作戦に出た模様。
神戸での熱い夜は確かに忘れられないけれど、今は目の前の名古屋だけを見てるよ・・・あなたの名前を呼んでいいかな的な。
「次は、こないだ結婚した友達に捧げた歌を歌います。」
この台詞がめちゃくちゃ刺さった!!
もちろん最近結婚した友達=菅田将暉なのは全員知っている話。
「菅田将暉に捧げた歌」でも良かったはず。
でもここで敢えて彼の名前は出さず「友達」とだけ言った。
きっと米津玄師は、その友達が菅田将暉か菅生大将かなんてどうでもいいんだろう。
それ以外の何者でも構わないんだろう。
彼が彼であればいいんだろう。
それはカナリヤの歌詞にも通じるものがあって。
菅田将暉に対する気持ちが満ち溢れている言葉に聞こえた。
8.まちがいさがし
最高の曲紹介に胸が打たれ、歌声に心が震えた。
この曲を歌う時、米津玄師はいつも大切な友達の事を想うのだろう。
9.アイネクライネ
ライブ用の長い美しい前奏に、堀さんのシンバルの音がとてもキレイ。
ステージ中央でギターを弾きながらスタンドマイクで歌う米津玄師登場。
中央スクリーンには定番のハートやお星様がクルクル映し出されている。
間奏では激しく頭を振って力強くギターをかき鳴らす米津玄師。
アイネクライネのライブバージョンは、いつもラストで「あふれてやまないやー♪」の「ふ」を高く歌うじゃないですか。
あれ、やらなかった!音源通りだった! あれ好きやのになぁぁ…と少し残念。
アイネクライネが終わると、ブーーンのような、キーーンのような、少し耳障りに感じるような不協和音が会場を包む。
次第に音が大きくなって、なんだかこの音嫌だなぁ…早く消えないかなぁ…って思った時、その音を払い除けるように
ずっと……♪
ずっと…………♪
10.PaleBlue
天使きた!天使の歌声きた!
ああ・・・ありがとうございます・・・私を迎えに来てくれたのですね・・・。
お客様の中に神父様はいらっしゃいませんか?
わたくし天使の歌声に送られて、今天界へと旅立ちます。
どうか祈りの言葉を……。
って倒れかけた所を両側から支えられる。
ありがとう友よ。地上に戻ってこれました・・・。
気を取り直してステージを見ると、ギターは置いて、スタンドからマイクをはずして左手に持って歌う米津玄師。
あの長いギーーンって音の間にギターを外していたようです。
でもね、左手でマイク持ってるんだから、そこから移動できるはずなのに、ずっと右手はスタンド握ってるの。 そこから全く動かないの。
スタンドの上の所握りながら歌ってんの。
何か持ってると落ち着くのかしら…
はぁ…可愛い…なんなのこの可愛い人…好き……
スクリーンに映し出されているのは、MVでお馴染みのペールブルーカラーの水に別の色を混ぜていく映像。
これがラストのあたり「あなたの腕…」の転調するあたりからかな? ピンクの色が混じる。
感情が変化した事をこのピンクが混じる事で表現しているのかな?
いやほんと。ナマPaleBlue半端ない。まじで。
こちらも印象的なのは「抱きしめてー♪」の地声シャウトですが、こちらは音源通り見事に地声シャウトで歌い切る。
あと、男女が花道で恋のダンスを踊ってくれます。
11.パプリカ
中央スクリーン前に組んだセットの、高い所で座って歌ってたような気がする。 けど記憶が曖昧。
何故なら空からお花が降ってきたんですよね。
タイミングは転調後のパプリィカ♪のサビ。
HYPEでは一緒に歌って!ってせがまれたあたりかな?
一緒に歌えないから花を降らせるなんて、なんて粋!!!
高い位置からヒラヒラと白い花が舞い降りて、明るめの客電のライトが花の影に隠れたり、現れてキラキラ光ったり、ラジバンダリ、とってもキレイ。
キレイだなぁ….と思いつつ、お花ゲットに必死っすよ!!
あいつ!ぜんっっぜん落ちてこねぇの!いつまでもフワフワ漂ってんの!
いやキレイなんすよ。良い演出! だめなのは私のがめつい心!!浅ましい心!
めでたくひとつゲットして、ホクホク。
置き場所に困ってスカートのウエストに入れてたら、ライブ後ギッタギタのメッタメタに割れちぎってましたわ。 くっそージャイアンめ!違う。豊満な腹肉め!!
あれね、発泡スチロールで出来てるんすよ。
すげぇ脆いの。 めちゃくちゃ薄くて。
もうね、発泡スチロール界のスペランカー。
無事に持って帰りたい人はデカいお菓子の缶とか持ってきてたほうがいいと思う。んですぐ片付けるの推奨。
▶MC③
「コンタクトレンズにしたから、よく見える。5年前はいっさい見えてなかった」(名古屋公演は5年ぶり)
そうなんか!!どうりで!
さっきPLACEBOで私、熱い視線投げかけられたじゃないですか。(暴走する妄想。無駄に韻。)
あの時、なんだか今日は焦点があっているなと思ったんですよ。
MVとかでも、どこかを見ているんだろうけど、はっきりとどこを見ているかはわからない。
物の輪郭を見ているような目つきが多いんですよね。
カメラ目線はあっても、しっかりと【何か】を見ている映像って、私はPaleBlue MVで、はためく布を見ているものしか知らなくて(あそこ500回は見た)
なので今日の米津玄師の目に少し違和感を感じてたんです。
それですごく合点がいった!
そしてこの、コンタクトレンズにしようと思った心意気ね。
今までは見たくなかったのか、敢えて見る必要がないと思っていたのか、理由はなんにせよ【見たい】とは思っていなかったんですよね、彼は。
これまでもMCで「目ぇ悪いから全然見えない」とよく発言していましたし。
それが今になって【見たい】と思ったと。
これめちゃくちゃ嬉しくないですか?
言い方は悪いかもだけど、これまでは米津玄師は投げっぱなしで放置していたけれども、今になってその投げた結果が私達にどう伝わったのかを、自分の目で見て確かめてみたくなったのかなと。
【見る】って事はいい事もあるけれど、傷つく事もありますよね。
めっちゃ欠伸している人もいるかもしれない。
でもそれ含めて全て受け止めたいと思ってくれたのかな。
私はそう、感じました。
「マスクとかさせて窮屈な思いさせているけど… 大声出すのがライブじゃないし、ボーっと立っているように見えても胸の中は熱かったりする人もいるし。自分もそういう人間だし。
自分なりの楽しみ方でいいと思う。 楽しくしていこう。 って、次の曲は楽しいって曲じゃないんだけれども…まぁ好きなように聴いてください」
的な事を長めに話す。
12.ひまわり
後に、この曲は「もういない親友のために歌いたい」とMCで語ったという事を聞いた。
この親友という言葉がね、「まちがいさがし」で菅田将暉を「友達」と言った事との違いをとても感じまして。
菅田将暉とはこれからいろんな付き合いをして、仕事仲間になったり、時にはライバルになったり、いろんな関係に代わっていく「友達」なんだけれども、 もういない彼は、米津玄師にとって永遠に「親友」のままなのだろうな、と。
ねぇ。北極星から聴いていますか?届いていますか?
わたくしこの辺りから記憶が飛び始めます。
散弾銃やなくて米津玄師に消し飛ばされました。まじ詫び戯れ。
13.アンビリーバーズ
これねー。まじでー。 アンビリ歌うなんて、誰が予想できました?
私にはこれ、米津玄師からのメッセージだとしか思えませんでした。
コロナ禍になって、HYPEが延期&中止になった頃に、この曲が我らの中で流行ったんですよね。
おかしな病気が流行り出して、予防薬も治療薬もない。人と会う事を制限されて、楽しみも全て剥ぎ取られた。
そんな不安の塊の中で、それでも
この曲を聴きながら、みんないつかまた米津玄師のライブ行こうぜ!絶対行ける日が来るって信じようぜ! って、慰めあったんです。
あぁ…あの時辛かったなぁって。
でも夢叶って、私ここにいるんだなぁって。
もちろんまだ全然安心できる世の中じゃないけれど、米津玄師は言いたかったのかなって。
ってね。
ひまわりか、アンビリか、もしくはまったく違う曲か曖昧なんですが、米津玄師がやたら歌いながら天に人差し指を指してました。
神々しかった。つーかでけぇ。手ぇ長ぇ。
14.ゴーゴー幽霊船
観客のテンション最高潮。 叫びたい!ワンツースリー!って叫びたいぃぃぃ!!
ちょっと遠慮がちで見ていた人達も大きく手をあげ出して、あちこちニョキニョキ手が生えている。
米津玄師よ、見えているか?この景色。
お馴染みの「ワンツースリーフォーファイブシックセブフェーイ↗︎ 」では中央スクリーンに数字がカウント。
壊れたテレビみたいな白黒画面。
15.爱丽丝
すみません、わたし爱丽丝の記憶ありません。
なんか赤っぽい照明がチカチカしていたのしか覚えてない。
だって爱丽丝だよ?やばくね?
16.ピースサイン
掲げろピースサイン!!米津玄師が大股開きでヒーローポーズしているぞ!
最初のオーオー後、イントロと同時に飛び出る銀テープ。
今回は片面オレンジ、片面シルバー。
ポプソン髪色のイメージかな?
わたし初めて頭上にテープが飛ぶ所を見たんですけど、夢のようにキレイですね。
でもテープったら、わたしのこと避けやがんの!落ちてこねぇ!
多分後方のほうが落ちてきやすいみたいですね。
テープばっかり見て、ステージぜんっぜん見れてねぇ・・・。
自分の欲深さが憎らしい…。
17.KICK BACK
あああああぁぁぁあ!!! TikTokのやつ、これかぁぁぁ!!!
米津玄師がビデオカメラ的な物を持って、そこら中を映しながら歌ってる。
その映像が中央スクリーンにリアルタイムで映し出される演出。
赤とピンクの間みたいな、陽キャ御用達のクラブにありそうな照明で、若干露出多めな服装をした若者達が、ガッサー踊ってるのをバッサー撮影してるんすよ。
ひゃー!生涯陰キャ引きこもり民には眩しい!素敵なダンスをこんな自分が見てるのが申し訳ない!ごめんなさい!
んで、たまに自分にカメラを向けて、がなり歌う米津玄師。
中央スクリーンに映し出される超ドアップの悪巧み顔した米津玄師!!
縦5メートル横5メートル位(適当)の米津フェイスよ?あかんやろ!
これ絨毯にして売ってくれ!!
しかも今回の髪型は前髪軽めだったので、右目がががが!右目がチラリと!!
両目こんにちは米津玄師が!!中央巨大スクリーンに投影!!
気づいたら卒倒しないように友と手を握りしめながら見てましたわ。
もう無理無理。コブシあげるとか無理。
立ってるだけで精一杯。 生きてるだけでまるもうけ。明石家さんま。
ここで本編終了。あたりが暗くなります。
客電は暗く、ステージはほんのり青。
アァァンコォォォルウゥゥ!!!とか叫びたいけど我慢我慢。
おててパチパチに想いをのせる。
▷アンコール◁
パッとステージに照明がつくも、バンドメンバーのみで米津玄師の姿はなし。
いなくない?どこにいる?とざわつく会場。
そんなざわめきを打ち消すように、あのイントロが。
同時にステージ袖からてくてく歩いてきて、中央の座布団に座り、おおきくお辞儀する米津玄師。
encore1.死神
正座でユラユラ体を動かしながら歌う米津玄師ーー!!レアー!
でっかいのんが、ちょこーんと座ってる!でっかいのんがちょこーんと!
しかも足は裸足。素足。
裸足on座布団onステージ。
曲中で登場する死神の笑い声。こちらの再現がまた素晴らしかった。
死神としか思えない悪い笑い声。正直不気味(褒めてる)
命の蝋燭を吹き消されるとき、最後に聴くのがあの笑い声なら私満足して天国に行けちゃう。死神の仲間にはなれない。ごめんね。
encore2.ゆめうつつ
裸足のまま花道へ。
ぺったんぺったん歩きながらフラフラクネクネ歌う米津玄師。
親指だけやたら反り返って空向いてるあの足でね!
かわいい。かわいいしかない。 これが噂の、なんかでっかくてかわいいやつか。
▶MC④
「メンバー紹介していいっすか。 ドラム堀正輝。ベース須藤優。ギターなかちやん。」
なかちゃんの【や】は大きい【や】ね。
な、か、ち、や、ん、の発音ね。
「はーい、なかちゃんしゃべってくださーい」丸投げ。
なかちゃん🕺「やっと喋れるー!ヨネのライブ初めてきた人ー!いっぱいいるね!初めまして! 僕の事しってるー?小学校四年生からのヨネの幼馴染だよー!」
ってかんじでなかちゃんが喋ってる間、中央あたりで座って、ヨイショヨイショと靴下と靴を履く米津玄師。
かっっっっ!!!!
かっっっっっっっ!!!!
可愛いかよ!!!!!!!!!
靴が履けたら、なかちゃんのギターのコードが引っかかってるのを御自ら治してあげる米津玄師。
やっっっっ!!!!
やっっっっっっっ!!!!
優しいかよ!!!!!!!!!
履き終わったので2人で会話を始める米津玄師となかちゃん。
🕺「もうデビュー10年だけど、いろいろあったねー?ずっとこの4人でやってきてさ。 前に名古屋来た時はシャチホコ食ったよね」
🌾「シャ、シャチホコ??」
🕺「よっつに切ってみんなで食べたじゃーん!味噌つけて。甘辛で。 ヨネ、名古屋に来てくれてありがとう!みんなもありがとう!」
パチパチパチパチ
🌾「ヨネ、名古屋に来てくれてありがとうって……クスクスクス
あと2曲です。次の曲はみんなと一緒にやろうと思って…今日はありがとうございました。」
encore3.馬と鹿
たくさんのチーム辻本のダンサーを従えて、花道を真っ直ぐに進む米津玄師。
みんなオサレ服着てて。スーツとか。
ファーー!!パリコレみたい!ファーー!!カッコイィィ!!(明石家さんまリターン)
花道の途中でダンサーに進路を阻まれたり。(でも誰よりデカいから顔見える)
肩組んで、 MVでやってた波みたいなダンスをしているダンサーの前で歌ったりしていました。
つーかね、足が長ぇぇの!!
体の半分は足!米津玄師の半分は足で出来ている。
米 ←頭
津
ーーー
玄 ←足
師
つまりこういうことね。
これをライブ後、友に話したら
「いやいやいや!半分どころじゃないって!3分の2!3分の2が足だって!」(目が真剣) と言われて丁寧に謝罪しました。
米 ←頭
ーーー
津 ←体
玄
師
こっちだった!!
さらに次の日に会った米民さんによるとですね。
「いやもうさぁ!喉仏のすぐ下から足だったね!!」(目が真剣)
丷 ←頭
ーーー
小 ←体
津
玄
師
こういうことか! (なんかいい漢字が見つからんかった。フィーリングで理解してくれ。)
encore4.M八七
口から音源。 いや音源超え。
この曲って、急に一音だけすげぇ高くなったりするじゃないですか。
のっぞむならー♪の「の」とか。
でも完璧に歌い上げるの。
転調する、輝く星は言う♪のあたりって、徐々に高く盛り上げていくじゃないですか。
どんどん声が伸びる。 空に歌声がのぼっていくの。
素晴らしすぎる歌声に、勝手にまぶたが閉じてしまう。
体の神経が、聴覚だけを際立たせる為に勝手にそれ以外の神経をシャットダウンしようとする。
ガイシホールの屋根がなくなって、歌声がどこまでも空に登っていくような感覚になる。
この歌声、絶対M八七星雲まで届いてる。
北極星にまでも。
全曲を歌い終わり、暗くなるステージ。
今度は中央スクリーンにエレベーターが降りていく演出と音。
エレベーターが到着した音がすると、オープニングと同じく左右スクリーンに映し出される、エレベーターから降りてくるNIGIちゃん。
車に乗り込みエンジンをかけると、カーステレオから流れるのはETA。
左右スクリーンに車を走らせるNIGIちゃんの手元と風景が映し出され、中央スクリーンには映画のエンドロールのように、黒い画面を下から上に流れていく白いクレジット。
もちろん最初は「米津玄師」の文字。
最高の映画を観た後、いつまでも余韻を味わいたくて席が立てない。
その気持ちに似たような充足感に包まれる。
長い期間開催されなかったライブ。
ライブツアーが発表された時の驚き、戸惑い、喜び。
当選した後も、無事に行けるようにと、より一層感染予防に神経を使った日々。
どこかすり減って、ささくれていた心の中に優しく染み込み、満たされていく。
ラストのクレジットを締めるのはPlayStationの文字でした。
米津玄師の曲を聴く人って、心に傷がある人が割と多いイメージじゃないですか。
私今回ライブに行って、もしかしたらそれは違うのかもしれないと思いました。
心に傷がある人が米津玄師に惹かれるのではなく、自分が傷を持っていた事を米津玄師によって気付かされる。
そして、その傷はあなたにあってもいいんだよ、と彼は教えてくれるんです。
誰かから隠さなくていいし、見せたくなければ見せなくてもいい。
必要以上に怖がらなくてもいいし、無理に忘れなくてもいい。
そして彼は特別な事はなにもしない。
ただ、歌うだけ。
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