Xデザイン学校 ビギナーコース#04
今回のレッスンを通じて、0→1にサービスを作るにあたって、ユーザーリサーチする際に陥りやすい罠に気づくことができた。
陥りやすい罠1: ビジネスモデルがまだ決まっていないままインタビューを行ってしまう
ビジネスモデルが決まっていないままインタビューを行った結果、インタビューの質問が決まらないため何を聞けばいいかわからない、ということは今回のインタビュートレーニングを通じて分かった。
また、過去の自分も似たような失敗をやってしまったことある:
「インタビューすれば、何か気づきが出てくるだろう」という甘い考え方でインタビューを実施したところ、質問が発散しすぎ、何を知りたかったのかがわからなくなってしまい、結局インタビューの結果はほとんど役に立たなかった。
私は、良いインタビューを実施するには、まず仮説がが必要だと考えている。インタビューする前に、あらかじめペルソナやビジネスモデルを作るというのも、まさに仮説を立てること。そして、インタビューを通じてその仮説を検証することによって、初めて使える定性情報を入手することができる。
陥りやすい罠2:ユーザーに自分のアイデアを聞く
これも罠1に関連する考え方だが、ユーザーに間違った期待を抱いてしまい、「アドバイス」や「安心感」を求めようとする。
私過去新しいサービスを考える際に、300人のユーザーにアンケートをとったことがあるが、そのアンケートにある最後の質問は今でも覚えている:
「XXXのようなサービスもしあれば、使ってみたいと思いますか?」
すると、90%のユーザーが「はい」、と答えてくれた。
今考えると、これはまるでユーザーに「もし今の持っている馬より速い馬がいれば、欲しいですか?」を聞いているような、愚かな質問だったが、当時はそれにすぐ気づくことができなかった。
では、なぜ当時はそういう質問を聞いたかというと、自分の考えたサービスに自信がないため、潜在意識ではこのような質問があまり意味ないとわ買っているものの、ついユーザーに「使ってもらえるよね?!」のような「安心感」を求めてしまったのだ。
まとめ
ユーザーリサーチにあたって、リサーチの手法やインタビューのスキル等はよく重要視されるが、私は「どれだけサービスをイメージして仮説を立て、そして自信を持ってその仮説を検証できるか」がリサーチの結果に大きく影響するのだと思う。
そう考えると、このコースの前3回は先にビジネスモデル等を中心に勉強した理由も、なんとなく分かった気がする。