Xデザイン学校 ビギナーコース#07
良いUXを作るには、本当に小説家のような、想像力、アート思考、人間への理解が一つ欠けたらいけないのだな、と今日、思った。
ユーザの行動にある本質
今回は「アクティビティシナリオ」と「インタラクションシナリオ」を勉強したが、正直、これまでにシナリオにはさらに2種類あるの知らなかった。知らなかったが、シナリオ書く時にいつもモヤモヤしていた。
気づいたら、「ナビゲーションバー」のような難しい言葉を使ってしまったり、「なんか違う」と思ってまた行動にフォーカスした文章に修正したり、自分が作ったシナリオにいつもしっくりこなかった。
今日のレッスンを受け、今まで混ぜて使用してしまったことがわかり、もやもやが一気に解消できた。
ユーザの行動にある本質にフォーカスしたのは「アクティビティシナリオ」。そして、「インタラクションシナリオ」はただその本質を「ユーザーインタフェース」という「手段」で再現しただけ。
良いシナリオを作りるのに、まず「アクティビティシナリオ」のスキルを高めるのが大事ではないかと思う。
シナリオの主語
チームワークの時に気になったのはシナリオの主語。
ビジネスを考える時、常に主語は「企業」だが、シナリオを考えるときに、一気に主語がユーザになった。
特にtoBのビジネスなのか、toCのビジネスなのか、がまだ完全に決まっていない段階では、「誰のシナリオ」にするかをちょっと悩んでいた。
また、シナリオを書く時に、第三者目線で書くか、それともペルソナを主語にするかも悩んでいたが、最終的に「ペルソナを主語」にした。そちらの方が、「自分のストーリー」のような感情のあるものが作れる。
そして、感情のあるものこそ、ユーザ体験を厳密に再現できるのではないだおろうか。
小説のようなシナリオ
先生も講評で仰ったが、シナリオを作ることは、小説を書くのに似ている。
この言葉を聞いた時、最近読んだ《UXリサーチの道具箱IIーユーザビリティテスト実践ガイドブック》のことを思い出した。
この本の最後に、UTタスク事例集があるが、記載されているシナリオは、全て小説のように面白くて、「確かにこういうようなシナリオがあれば、ユーザも自然にタスクを行えるな」と思った。
そして、今までユーザーリサーチが上手な先輩のユーザビリティテストを見ると、シナリオ作りも大体とても上手。
想像力、アート思考、そして人間への理解がそろって、初めて良いユーザ体験を作れる。これもこれから頑張る方向だ。
#Xデザイン学校2022年ビギナーコース
#07構造化シナリオ法