見出し画像

韓国版ミュージカル『ベルサイユのばら』本編レポ

7/20に韓国版ミュージカル『ベルサイユのばら』を見たレポと感想です。

【注意事項】

※レポを読む前に必ず読んで少しでも「無理!」と思った方はブラウザバックお願いします。苦情は受け付けません。

・本編の内容をかなりネタバレしています。

・当方アンドレとオスカルのCPを推しているオタクです。2人に偏った感想となっております。苦手な方はご注意ください。

・ベルばらファン歴5年、原作以外のメディアミックス(昭和アニばら、実写映画など)も好きなオタクです。 韓ミュも楽しめたので、この記事は韓ミュについて肯定的な感想を楽しくお話できる方に感想を読んでほしいと思っています。 したがって、下記に該当する方はブラウザバックをお願い致します。申し訳ないですがこちらから願い下げです。
 ・原作が絶対!!原作のあの絵柄が再現されていて原作の全シーン網羅されてないと無理!!
 ・宝塚が至高!!韓国でミュージカル化とか意味わかんない!
↑多分こういう人たち韓ミュ向いてない わざわざ嫌なもの自分から見に行く必要ないじゃないすか
韓ミュ肯定しても皆さんが好きな原作や宝塚がなかったことになるわけじゃないし、新しいベルばら公式の動きを拒絶することが原作などへの愛の大きさの証明にはならないと個人的に思います。

・自分用のメモも兼ねているので、聞き取れた台詞なども書いています。こんなに詳細なネタバレして公式の利益を侵害してる!!という方や、一文字たりとも和訳してんじゃねーよカス!!という方も閲覧をお控えください。(なるべく正確な訳よりもニュアンスで訳したり、必要最低限しか書かないよう配慮はしています/私も韓国語の能力がそこまで高いわけではないので誤訳や聞き間違いもあると思います)

・演者が異なるマチネとソワレ両方見たので比較するような書き方にどうしてもなってしまっている部分もあるのですが、決してどちらか一方を否定しているわけではないことをご承知ください。それぞれの演者さん皆さんとても良かったです。

(7/30追記)公式から公開されたプレスコール映像を見直すと、レポに書いた細かい順番や立ち位置に誤りがあることがわかりました。
ただ、あまり加筆しすぎてもレポにならないと思うので、観劇直後に書いた勢いをお楽しみください笑
本当の本編が知りたい人は劇場に行くか配信・円盤(出てほしいです)を見よう!

ご理解いただけた方のみスクロールをお願いします。↓











【出演者】

●マチネ(14:00)
オスカル:オク・ジュヒョン
アンドレ:キム・ソンシク
ベルナール:ノユン
ロザリー:ユ・ソリ
ジェローデル:ソンヨン
レニエ将軍:イ・ウスン
ばあや:イム・ウンヨン
ド・ゲメネ:ソ・スンウォン
シャルロット:ナム・ソウン
ポリニャック:パク・ヘミ

●ソワレ(19:00)
オスカル:チョン・ユジ
アンドレ:イ・へジュン
ベルナール:ソ・ヨンテク
ロザリー:チャン・へリン
ジェローデル:ソンヨン
レニエ将軍:イ・ウスン
ばあや:イム・ウンヨン
ド・ゲメネ:ソ・スンウォン
シャルロット:ユ・スンヨン
ポリニャック:リサ

今回あまりにも急に計画した弾丸旅行だったため、コ・ウンソンさんのアンドレやキム・ジウさんのオスカルはスケジュールが合わず見に行けませんでした💦お二人を否定しているわけではありませんのでご了承ください。

【流れ】

●がついている項目は詳細や感想を後述しています。
楽曲はナンバーリストを参考に記載しています。
※流れを覚えているところと覚えていないところがあるため、順番が実際と異なる可能性があります。

1部(60分)
●ルイ16世戴冠式→オスカル誕生 ♪誕生(貴族アンサンブル→アンドレ)
オスカル、近衛士官になる
ド・ゲメネ、貴族の金を盗んだ平民の子供を射殺
ド・ゲメネvsオスカル(剣術決闘あり)
●ロザリーが平民の貧困により勤め先を解雇されて体を売ろうとする→AOの馬車に遭遇して金をもらう ♪パリの道?
ポリニャック夫人登場 ♪マダム・ド・ポリニャック
♪︎税金をだせば殻?(シーン不明)
●オスカルがド・ゲメネに怒りアンドレが止める(正義とは何か的な)  ♪︎傾く道?(AOデュエット)
●AO、パリの酒場に来ておしゅかるさまやけ酒
●AO星空キス ♪︎このまま朝まで(アンドレ)
黒い騎士が貴族の宝石盗む ♪黒い騎士
オスカル、ジェローデルに貴族とはみたいなこと問う
♪︎ベルサイユのばら(オスカル)
♪取調室?
●ロザリーがしばらくジャルジェ家でAOにやっかいになることになる ♪ロザリー・ラ・モリエール
パリのセーヌ川でベルナール身の上話 ♪セーヌ川の記憶(ベルナールソロ→アンサンブル)
●オスカルの軍服抱きしめルンルンロザリー ♪あなたは本当に女性ですか?
●オスカルが黒い騎士を見つけるためにドレス着て舞踏会に参加しおとりになる→ジェローデルと踊る→ジェローデルからキスされそうになるのを拒む→ジェローデルから告白される ♪仮面舞踏会
●♪︎私はオスカル(オスカル)
※曲の途中で黒い騎士vsアンドレ(アンドレ片目負傷)
市民+ベルナールが集まっている場所を突き止めて訪問するAO ♪︎暗い端で(ベルナール、市民、AO)

休憩(20分)

2部(70分)
●ド・ゲメネ、フィガロの結婚鑑賞中にポリニャックからシャルロット勧められて見初める→舞台におしゅかるさま乱入 ♪ぎらつく金を見さえすれば
●AO、ポリニャックにシャンデリア落とされる ♪舞台事故
♪秘密結社(ベルナール+市民アンサンブル)
オスカル、アンドレの目が見えないことに気づく
●♪︎お前は私に与えるだけ(オスカル)
♪貴族は何だ
●♪︎お前なら(アンドレ)
♪ミヌエット
シャルロットとロザリーの会話
ロザリー、ポリニャックと対面 ♪敵
シャルロット自殺
ポリニャックの身の上&ロザリー出生語り、ロザリーに縋る
狂乱状態になるポリニャック(まだ諦めないわ…!みたいな) ♪私が生きる世界
オスカル、ベルナールと交渉
ジャルジェを去るベルナールとベルナールの嫁に行くロザリー、シャトレ夫妻を送り出すAOとばあや ♪別れ
オスカル、衛兵隊隊長になる ♪衛兵隊?
●アンドレ、目が見えていないことがばあやにバレる
オスカル、FMの深夜の密会に遭遇
●オスカル、衛兵隊員に椅子に縛り付けられる
●オスカルやけくそ婚活パーティー ♪オスカル様とダンスを
●ジェローデル、オスカルにワインを運ぼうとしていたドレに話しかける(ぶっかけなし)
●毒ワイン ♪︎毒杯(アンドレ)
♪革命
三部会
テニスコートの誓い
●オスカルが父に殺されそうになるのをアンドレが止める
●アンドレ死亡
●7/13夜 ♪︎私を包む風は私にだけ吹くのか(オスカル)
※曲の途中で7/14バスティーユ襲撃シーンへ移行
●7/14オスカル死亡 ♪︎私を包む風は私にだけ吹くのか リプライズ(アンサンブル)
●カーテンコール

【劇中はないシーン】

AO幼少期、ブラビリ、ドレラッキースケベ(なぜかベルナールに上半身裸シーンあり(負傷してロザリーが手当てしている時))、初夜
上記シーンがないのは残念ですが、その代わり原作にはないオリジナルのAOサービスシーンがこまめにあったのでほくほくしました!!AOオタクは十分興奮いや楽しめると思います!!!!

【シーン別感想】

●開演前ラストの注意事項アナウンス
おしゅかるさまが端的に注意事項言った後「앙드레!준비 됐어?(アンドレ!準備はいいか?)」→アンドレ答えてこれから始まります!的なアナウンス
しょっぱなからAO供給ありがとうございます…ありがとうございます…
ちなみにおしゅかるさまの「앙드레!준비 됐어?(アンドレ!準備はいいか?)」は韓ミュAOのキーワードだったりします。劇中でも頻繁に出てくる象徴的な台詞です。

●ルイ16世戴冠式→オスカル誕生 ♪誕生(貴族アンサンブル→アンドレ)
宮廷の貴族たちがアンサンブルで歌ってる後ろで舞台セットの台の上でルイ16世が戴冠式してます。
途中から、次のおしゅかるさま誕生シーンへと繋ぐようにアンドレがお仕着せ姿で登場して歌い出します。(公演開始前にオク・ジュヒョンさんがインスタグラムストーリーに稽古風景を載せてたときにキム・ソンシクさんが歌ってた先行公開されてない曲はここの曲でした)
宮廷からジャルジェ家に転換するとき、アンドレがセンターで後ろ向いて、両手で転換の合図をするのですが、役者さんによって個性が出てました。
<マチネ>両手で指パッチン。良い音が鳴ってました。かわいい。
<ソワレ>指パッチンではなく、✋←この状態の手を場面変わるよ、みたいな感じでくるっと返してました。(伝わりにくくてすみません)
イ・ヘジュンさんのスタイルの良さと堂々としたアンドレ像もあってか、もう執事みたいなアンドレ。まあアンドレはジャルジェ家の使用人の中でも経年長いので、これはこれで良し。
おしゅかるさま誕生シーンはレニエさんとばあやが下手側でお芝居して、それを下手の端の照明が当たらないところでアンドレが見てます。

●ロザリーが平民の貧困により勤め先を解雇されて体を売ろうとする→AOの馬車に遭遇して金をもらう ♪パリの道?
AO馬車は舞台奥に、窓にカーテンがかけられた状態のセットでした。AOは声のみでの出演です。ロザリーにアンドレからもらったお金を渡す時のみ、窓のカーテンからおしゅかるさまが腕だけ出します。
シーンと関係ない感想ですみませんが馬車に一緒に乗ってるAOを見れて良かったです。

●オスカルがド・ゲメネに怒りアンドレが止める(正義とは何か的な)  ♪︎傾く道?(AOデュエット)
歌詞がとても真面目に貴族社会について歌ってる内容だったので、ラブラブAOのデュエット聴きたかったな…と少し残念でしたが、それでもAOが一緒に歌ってハモってるだけでごちそうさまです☺️となりました。

●AO、パリの酒場に来ておしゅかるさまやけ酒
下手からAOが入ってきてカウンター席に二人隣り合って座り、おしゅかるさまは自分のグラスを一気飲み、アンドレが「ゆっくり飲めよ」と止めるのも聞かずアンドレのグラスも奪って一気飲みします。
酒場の他の客と乱闘になりそうなところをアンドレがおしゅかるさまと客の間に入り、飄々と「こいつ(おしゅかるさま)綺麗な顔してるけど結構強いんですよ?」と止めるのを無視しておしゅかるさまに殴りかかった客をおしゅかるさまが素手で張り倒し、カウンターテーブルに突き飛ばされた客をアンドレが押さえて「ね?警告しましたよね?」と言うのも、外伝やJAMばらの飄々としたドレ要素があって良かったです。
乱闘後、酔いつぶれてカウンターテーブルに伏せたおしゅかるさまを見て、アンドレが途方にくれて「神よ…どうしておしゅかるに全てを与えたのに酒癖だけ…」的なことを客席側を見てぼやいてて、ここはクスッとするお客さんも多かったです。お金はスられてなかったです。

●星空キス/♪︎このまま朝まで
前述シーンでおしゅかるさま乱闘後、AOが会話するときにおしゅかるさまが毒薬入りの小瓶をネックレスで持っていることをドレに話す→おしゅかるさま寝落ちる→ドレが「お前にこれは必要ないよ」と言いドレが持っておくことになるという流れがあり、まさか毒ワインの伏線を仕込んでくるとは思わずびっくりしました。
おしゅかるさまが毒薬持ってる理由は「何かの時に自分で飲もうと思って持ってるんだ」と話してたんですが「何か」のところがヒアリング能力が足りず聞き取れず…すみません💦
(7/23追記:韓ミュを鑑賞済みの相互さんから教えてもらったのですが、おしゅかるさまは「敵に捕まった時に」毒薬を飲もうと思って持っていたそうです!情報提供ありがとうございますm(__)m)
その後寝落ちたおしゅかるさまに語りかけるように歌い、1番の後くらいから酔ったおしゅかるさまが敬礼したり剣術してよろめいたのをドレが抱き上げてお姫様抱っこし、その間に舞台も酒場から星空が降り注ぐ夜道に変わります。
オペラグラス片手に心の中で「ちゅーしろ!!」と言っていたのですが、ちゅーはなかったですTT
でも曲の後上手に捌けるとき抱き抱えられたおしゅかるさまにドレが両頬を手でむにっとつかまれるやりとりがありました🥰
<マチネ>よりドラマチックでロマンチックな歌い方だったのはキム・ソンシクさんでした。おしゅかるさまへの愛に満ちていました。
上手に捌けながらおしゅかるさまがドレの頬をつかみ、ドレはされるがままになっていたので、過去にもわりとこういうことあったAOなのかな、と妄想できてAOかわいいかよ~~🥰となりました。
<ソワレ>おしゅかるさまをお姫さま抱っこしてから舞台を上手から下手に動きながら歌うのが、おしゅかるかわいい~いえ~い!な感じでうっきうきアンドレのように感じました。
アンドレがおしゅかるさまに頬をつかまれたのを正面向いて「んぅ」と声つきでコミカルめに見せていたので、その分酔って寝ながら無意識にドレの頬をむにっとしたおしゅかるさまのかわいさが引き立ちました。これもこれで良し。

●ロザリーがしばらくジャルジェ家でAOにやっかいになることになる ♪ロザリー・ラ・モリエール
ロザリーが短剣でオスカル母を襲撃(劇中ではちょっと違う感じになってましたがヒアリング能力不足で聞き取れず)した理由を近衛隊員に詰められているところにAOが来る、おしゅかるさまがロザリーの事情を聞きしばらくの間ジャルジェ家で面倒見ることにな流れです。
ロザリー育ての親がポリニャックに馬車で轢かれてポリニャックの「文句があるならベルサイユにいらっしゃい!」は歌の中の回想シーンに入ってます。
AOはロザリーが歌っている時、下手で回想シーン再現してるのを上手で椅子に座って見てます。
<マチネ>ロザリーに何があったかおしゅかるさまが聞くとき、近衛隊員に話すときの声とは変わって優しい声色になっていて、うんうん、そういうおしゅかるさまが見たかったんだよな、おしゅかるさまのそういう優しいところも好きなんだよな、となりました。
ロザリー歌唱中、ときどきAOで何か話していたりして、おいしゅうございました
<ソワレ>ロザリーに話すときもクールビューティーなおしゅかるさま。ロザリーからするとちょっと怖いんじゃ?とも思いましたが個性かなとも思いました。
ロザリー歌唱中もじっとロザリーの話を聞くAOで会話はなし。

●オスカルの軍服抱きしめルンルンロザリー ♪あなたは本当に女性ですか?
おしゅかるさまの軍服くんくんはしてなくて、おしゅかるさまの軍服を抱き締めておしゅかるさまを思うとドキドキして…おしゅかるさまは女性なのに…でも気にしないわ!素敵なんですもの💕みたいな台詞の後、同じような歌詞の歌を歌ってルンラララ♪︎とおしゅかるさまの軍服をペアダンスのように持って踊り出すかわいいシーンです。踊っている途中に黒い騎士変装の上着脱いで原作の勝負シャツの黒版みたいなシャツと黒いズボンを着てロザリーを呼びに来た?たまたま部屋に来たアンドレを巻きこんでペアで踊ってロザリーは脳内おしゅかるさまでいっぱいで気づかずアンドレが吹き飛ばされ笑、ロザリーソロ曲が終わった後アンドレが本当の用事をロザリーに伝えてちょっと会話して終わりです。
かわいくて癒されるシーンでした。
勝負シャツ風味のアンドレはこのシーンでしか見れないので、潤いました。良かったです。
以下、おしゅかるさまの軍服持って踊るシーンのロザリーについてマチネとソワレの感想です。
<マチネ>ノリノリるんるんで踊るロザリー。かわいい。そして巻き込まれたアンドレの動きのキレがいい笑
このシーンの最後にアンドレがロザリーに何か言って(ヒアリング能力不足のため意味までは理解できず)、ロザリーが「アンドレー!!」と怒るところのアンドレは、マチネは普通に言っててそんなにからかうつもりはなくロザリーがからかわれた!と思って怒ってる感じでした。
<ソワレ>いけないわ、こんなことして、おしゅかるさまは女性なのに…でも素敵なんですもの♡感があってだいぶおしゅかるさまガチ恋勢でした。それがええんやで
シーン最後にアンドレがロザリーに何か言ってロザリーが怒るところのアンドレは、ソワレの方が明確にロザリーをからかってるニュアンスが強かった気がします。仲良いんだなーと心が温まりました。

●オスカルが黒い騎士を見つけるためにドレス着て舞踏会に参加しおとりになる→ジェローデルと踊る→ジェローデルからキスされそうになるのを拒む→ジェローデルから告白される ♪仮面舞踏会
正直なんでジェローデルとのキス未遂はあるのにAOのキスシーンはないんだよ!と少しげんなりしてしまいましたが、思えば韓国ドラマも(最近のは見てないのでわかりませんが数年前は)メインのカップルは純愛路線が多かったし、AOは純愛路線保たれてるのね…と思うことにしました。ジェローデルのキス拒むのも物語上必要なシーンだもんね…。でも純愛だってキスくらいすr

●♪私はオスカル
「♪仮面舞踏会」後にジェローデルが捌けておしゅかるさま一人になり、最初はドレス姿のまま歌います。
歌詞の「상관없어 (関係ない)」後に黒い騎士が乱入し追いかけて黒い騎士に変装したドレ登場→黒い騎士vsアンドレ→アンドレ片目負傷、黒い騎士逃走→おしゅかるさまがドレに駆け寄るもドレはすぐに黒い騎士を追いかける→「♪私はオスカル」残りの部分をドレスビリビリして脱いで勇ましく最後の歌詞「난 오스칼!(私はオスカル!)」でした。
アンドレにブラウスをビリビリされるのではなく、自分でドレスをビリビリするスタイルのおしゅかるさまです笑 でも歌詞にも合ってるしおしゅかるさまらしくて良し
黒い騎士とアンドレの剣戟が始まるとき、黒い騎士と向かい合うアンドレにおしゅかるさまがまた「앙드레!준비 됐어?(アンドレ!準備はいいか?)」を言い、アンドレが「물론이지!(もちろんだ!)」と言うのとか、こういうAO見たかったんだよ~ありがとうございます~~!!となりました。

●ド・ゲメネ、フィガロの結婚鑑賞中にポリニャックからシャルロット勧められて見初める→舞台におしゅかるさま乱入 ♪ぎらつく金を見さえすれば
韓ミュではシャルロットの結婚相手はド・ゲメネになってます。ド・ゲメネがおしゅかるさまに対抗する(?)男貴族の役割を全部担っているようです。
ド・ゲメネとポリニャックがシャルロットとの結婚話がひと段落ついたところでおしゅかるさまが舞台に黒い騎士の変装をして乱入。ブロンドの髪故に黒い騎士に似てなくてかわいいです笑
近衛隊員がおしゅかるさまを止めに入るも一緒に踊りだしたりして(記憶が曖昧なので間違ってたらすみません)、観客の貴族は劇場を出ていきます。

●AO、ポリニャックにシャンデリア落とされる ♪舞台事故
観客の貴族が劇場を出た後、オペラの出演者たちがハイタッチして「いや~おしゅかるさま最高でしたよ~」みたいな空気になる舞台上。おしゅかるさま乱入前にフィガロの結婚の舞台に出ていた役者も、全員おしゅかるさまの協力者だったのです。
そしておしゅかるさま以外の役者が捌けた後アンドレが登場。「お前、俳優もいけるんじゃないか?」みたいなことを言って作戦がうまくいった満足感で韓ミュAOの二人の合図の胸にグーを当てる仕草。
<マチネ>二人で笑って見つめあって同じポーズ。ああああああこういうAO見たかったですよおおおおおおおありがとうございますううううううううう
<ソワレ>確かアンドレはポーズしてましたがおしゅかるさまはしてなかった気がする。応えてあげてTT
そんなAOの時間を邪魔するポリニャック(言い方)。AOを煽ってアンドレの頭上にあるシャンデリアを落とします。おしゅかるさまが「アンドレ!危ない!」と庇ってシャンデリアはAOにぶつからずに済みました。
シャンデリアは本物でやると危ないので、上に吊り下げてあった上手側の赤いカーテンを一部落とす演出でした。

●♪︎お前は私に与えるだけ(オスカル)
アンドレが「俺黒い騎士やるのやめる(内容合ってるか自信ないです)」みたいなことを言っておしゅかるさまが呼び止めるのを聞かずに下手に捌けます。
そこから、お前が傍にいることがどんなにかけがえのないことか今わかった、というような感じで歌います。
曲の「어떤 벽이 우리를 가로막아(どんな壁が私たちに立ちはだかろうと)」から「입술을 꽉 깨물곤 해(いつも唇をきゅっと噛み締めている)」までが、舞台奥におしゅかるさまの部屋の窓枠のようなセットが出て、表情がはっきり見えないくらい照明が落とされ、窓の前に上手側でおしゅかるさまが歌っていて、下手側に窓の外を見つめるアンドレが登場。「입술을 꽉 깨물곤 해(いつも唇をきゅっと噛み締めている)」の少し前でおしゅかるさまの方をじっと見てます。アンドレの表情見たかったですけどあえて見せないように演出してるんですよね。ええわあ…
AO初夜を彷彿とさせるセットで、違うと思いますが初夜を入れなかったなりに配慮はしてくれたのかなとか思いました。
(ちなみにキム・ソンシクさんが公演後の出待ちでファンにAO初夜シーンカットについて問われて曰く、「子供に見せられない」とのこと笑 質問した現地ファンの方、ありがとうございます)
円盤で見直しておしゅかるさまの心情をじっくりなぞりたい曲です。

●♪︎お前なら(アンドレ)
ヅカで言うブロンドの髪ひるがえし~♪のもうちょっと長くて具体的におしゅかるさまを褒め称えてる曲です。
おしゅかるさまの容姿褒めから始まり、最後は内面も含めていつも輝くおしゅかるが好きだ的な明るい曲でとても良かったです。途中でおしゅかるさまとペアでワルツを踊るような振り付けもあってそうだよな、一緒に踊りたいよな、うんうんとなりました。
(7/23追記:韓国のラジオでキム・ソンシクさんがこの曲を歌っているのを聞いて追記しました。もちろんただ褒めるだけではなく、「おしゅかるの悲しみや涙も全部わかってるよ」「いつでも肩に寄りかかっていいよ」「(一緒に)星を探そう」といったような歌詞もあってよきよきよきよきのよきです!!!!早く歌唱動画あがってほしい!!)
これだけ事前に歌唱動画が上がってなかった理由を本編のネタバレになるからか?と考えていたのですが、本編見る前に聴いても特に問題なさそうでした。ぜひ歌唱動画をあげてほしいです。
<マチネ>朗らかにおしゅかるさまのことを褒めて愛している、って言っているような感じです。
「♪このまま朝まで」と同様に、キム・ソンシクさんの優しさと朗らかさに満ちた歌い方でした。
<ソワレ>やはり志垣アンドレの昭和アニばらEDのような、「オスカール!」が聞こえてきそうな感じですが笑、この曲はイ・ヘジュンさんがより合ってたと個人的には思いました。高らかに、は言いすぎかもしれませんが、情熱的にというか、そんな感じです。

●アンドレ、目が見えていないことがばあやにバレる
アンドレが彼の背後から向かってきていたばあやに気づかずに後ろに行こうとしてばあやにぶつかり、「あ…おばあちゃん、そこにいたんだ」と気まずくなり、ばあやに失明がバレます。ばあやがアンドレに「失明したことを言ってはいけないよ、平民の身分ながら家族のようにお世話になっていて、私たちはこれ以上迷惑はかけられないんだよ」と言うところは少しだけばあやが歌います。その後アンドレが「大丈夫だよ、それくらい言われなくてもわかってるよ」と言い、壁にぶつかりながらも壁伝いに下手に捌けます。
<マチネ>アンドレの「大丈夫だよ、それくらい言われなくてもわかってるよ」はばあやから少し離れて客席側を向いて言います。言い方も、辛いけど仕方ないよね、わかってるよ、と切なげなニュアンスで、アンドレの苦しみがよく伝わってきました。
<ソワレ>アンドレの「大丈夫だよ、それくらい言われなくてもわかってるよ」はばあやの手を両手で握り少し屈んで、ばあやを安心させるようにいつものヘジュドレの落ち着いた感じで言って、捌け方もシクドレほど悲壮感はありませんでした。これはこれでばあやのことも気遣う大人なアンドレで、とても良かったです。

●オスカル、衛兵隊員に椅子に縛り付けられる
拉致られるシーンはなし、場面転換でおしゅかるさまが衛兵隊員に椅子に縛り付けられて衛兵隊員に囲まれた状態で始まります。このシーンは歌なしです。そしてアラン初登場。
アランがオスカルをこの場で犯してもいいんだぞまがいのことを言うのはなしで、おしゅかるさまは椅子に縛り付けられたまま「隊員に支給した銃が何本かなくなっている。どういうことだ」と冷静に聞きます。
そうこうしているうちにアンドレ上手から走って登場。劇中ではオスカルは犯されそうにはなっていないので、原作のように「それ以上やったらぶっ殺すぞ!!」という鬼気迫る感じはないです。アランがアンドレに「お前誰だよ」的なことを聞いてアンドレが「オスカルの従卒だよ」と答えて衛兵隊員爆笑。しばらくアンドレ、おしゅかるさま、アランでの会話があり、おしゅかるさまが自ら拘束を解いて椅子をぶっ壊し衛兵隊員と素手で乱闘。おしゅかるさまに張り倒されて上手にやってきた衛兵隊員をアンドレがアイドルの握手会のはがしスタッフのように流していく、AOらしくて良い演出でした。
おしゅかるさまが椅子ぶっ壊すところが本当に文字通り思い切りぶっ壊してて、おしゅかるさまらしくて良いなと思いました。そしてそんなおしゅかるさまを見てるときのアンドレのリアクションをオペラグラスで見ていたのですが、
<マチネ>おしゅかるらしいな、とクスッと笑っていて、原作の外伝などで同じリアクションをしているドレが浮かんでくるようでした。解釈良いよ~👍
<ソワレ>このシーンでもこのシーン以外でも、おしゅかるさまが思いきった行動に出たときに微笑んで「うんうん、それでいいんだよ」と頷いていて、このリアクションもとても良かったです。
また、おしゅかるさま乱闘会の流しスタッフアンドレも、
<マチネ>来た衛兵隊員を優しく流す感じで、腕やられた~みたいにしてる隊員の痛そうに押さえてるところを優しめにポンポンとして流す感じでした。
<ソワレ>ノリノリでガンガン流して腕やられた~みたいにしてる隊員も痛そうに押さえてるところを男らしくちょっと強めにポンポンとして「はいはい、これで大丈夫だろ、行け」と流す感じでした。男らしい。
とその人なりのアンドレ像が垣間見得て面白かったです。

●オスカルやけくそ婚活パーティー ♪オスカル様とダンスを
・ふりつけでおしゅかるさまが貴婦人たちに投げキッスする
オクカル:やけくそだ!思いきってやってやれ!的な感じ(かわいい)
ユジカル:きれいに投げキッス(かわいい)
・衛兵隊員たちが乱入する前に韓ミュオリジナルAOサービスシーンあります!!やけくそ婚活パーティーはばあやとドレもその場にいることになっていて上手端でパーティーの様子を見ているのですが、おしゅかるさまが貴婦人たちとダンスした後、ドレに手を差し伸べます(^o^)/\(^-^)ドレが戸惑いながらもおしゅかるさまの手を取ろうとしたところをばあやに反対側の腕つかんで止められる、という、大興奮のシーンです!!うまーーーー!!!
<マチネ>おしゅかるさまに手を差し伸べられたことに戸惑いつつもゆっくりと手を差し出すドレ
<ソワレ>少し驚きながらもわりと堂々と一礼して手を取ろうとするドレ
どちらもおいしかったです!!!!!!ましっそよ!!!!!!!

●ジェローデル、オスカルにワインを運ぼうとしていたドレに話しかける(ぶっかけなし)
ばあやからワインをおしゅかるさまに運ぶよう頼まれたアンドレにジェローデルが話しかけ、まさかの隣あって座って少し談笑。その後、ジェローデルが去り際にアンドレの肩に手を置き、「もし君が良ければおしゅかるさまと結婚しても私の屋敷の従僕として雇おう」と言って去ります。この時、ジェローデルが座っていた段差の上、アンドレが段差の下にいて、身分差が示されている演出いいなと思いました。
<マチネ>ジェローデルとの身分差を弁えたふるまいをしているように見えました。隣に座るときもジェローデルとちょっと距離を置いて様子を伺いつつおずおずと座っていました。
<ソワレ>貴族相手にも割と堂々としているアンドレなので、このシーンもそうで普通に裏ではジェローデルと仲良さそうに見えました笑
ほほえましく隣に座ってちょっと話した後ジェローデルが「君が良ければおしゅかるさまと結婚しても私の屋敷の従僕として雇おう」って嫌みじゃなく本心から言ってそうな雰囲気で、何ならこの後1杯やらない?的な雰囲気でおもしろかったです。
ただそれだけに毒ワインに至る心境がちょっとわかりにくいかも…?と思いました。

●毒ワイン/♪︎毒杯
ジェローデルが去った後、「それは…どういう…」と呆然として曲に入ります。階段をあがって歌いまた降りてきてワインに毒を入れ、「희망을 허락하지마(希望を許さないでくれ)」でアンドレが毒ワイン飲んで自殺しようとします。
アンドレがワイングラスに口をつける直前でおしゅかるさま入ってきて少し話した後おしゅかるさまが「私は誰とも結婚しないぞ…一生…」を言い(狸寝入りなし)、退出。からのアンドレ「아직 살아있다…(まだ生きている…)」歌再開でした。
「날 용서하지마요(俺を許さないでください)」で舞台後方に吊り下げられているおしゅかるさまの肖像画をアンドレが見て光が差すところが、感動で鳥肌が立ちました。
事前に歌唱動画が公開されていたマチネのキム・ソンシクさんも動画やテレビで歌っていた時よりもより感情がこもっていてとても良かったのですが、ソワレのイ・ヘジュンさんもとても良かったです。
おしゅかるさまと話した後、飲もうとしていた毒ワインを床にこぼす仕草が入るのですが、イ・ヘジュンさんは床に膝をついて半立ちみたいな状態で1点にこぼし、キム・ソンシクさんは「俺はおしゅかるを守るんだ!(要約)」と歌いながらグラスをテーブルに戻す途中で床にばらまいていった(意図的にワインをこぼすのを見せないようにしていただけでばらまくつもりはなかったのかもしれない)のはちょっとおもしろかったです(悪い意味じゃなく)。
毒ワインで自殺を考えるくらい追い詰めていたドレが立ち直って改めて一生おしゅかるさまを守り愛すと決意する、感動的な曲だなと改めて思いました。

●オスカルが父に殺されそうになるのをアンドレが止める
ジェローデルに対しておしゅかるさまが私の屍を越えていけ!の件から流れるようにレニエさんがおしゅかるさまを成敗するシーンになり、ドレは最初からその場に居合わせています。そしてレニエさんがいよいよおしゅかるさまを手にかけようとした時にドレがおしゅかるさまの前に立ちはだかり、まずは私をお切りください!の旨を言い、その後おしゅかるさまがドレの前に行きレニエさんに対して自分の考えを言い(肝心の台詞がヒアリング能力不足のためryで本当にごめんなさい)AO二人でレニエさんに頭を下げ、レニエさんが「わかった。行け」という旨のことを言います。AO告白は「♪︎毒杯」内のAO会話で回収したことにしているのかなし。あっさりしていてこの辺りすごいスピードで流れていきます。
2部、名シーンをこれでもかと詰め込んでいるので尺的に厳しいのはわかりますが、もう少しじっくり見たかったなと思いました。

●アンドレの最期
確かベルナールと市民のアンサンブルから7/13に繋がったと思うのですが記憶が曖昧です。
センターにおしゅかるさま、その左右横に衛兵隊員が銃構えて攻撃していて(おしゅかるさま上手側隣にアンドレ)、わりと早くアンドレがおしゅかるさまを庇って撃たれます。おしゅかるさま喀血はありません(多分韓ミュのおしゅかるさまは病を患ってない設定)。
倒れたアンドレをおしゅかるさまが寄り添い、アンドレがおしゅかるさまの頬に片手を添えて「オスカル、そこにいる…?」と聞いておしゅかるさまが「見えていないのか…?なぜ着いてきた!」となります。
その後一言アンドレがおしゅかるさまに何か言って(「水を持ってきてくれ」のように聞こえたのですがきちんと聞こえたわけではないので合ってるか自信ないです
7/23追記:韓ミュを鑑賞済みの相互さんによると、アンドレの最期の台詞は「(お前は)怪我ないんだろ?」だそうです!情報提供ありがとうございますm(__)m)泣けますTT)アンドレは絶命します。
展開を知ってはいてもやはり泣いてしまいますね…。
オスカルが「私を撃て!!」と発狂するところも更に涙を誘いました。
マチネ・ソワレ両方ともおしゅかるさま取り乱してましたが、マチネのオク・ジュヒョンさんの方がかなり取り乱していて(それまでの強気なおしゅかるさまとのギャップがすごかったのもあるかもしれないです)、おしゅかるさまの悲痛な思いがより伝わってきました。
アンドレは、ソワレのイ・ヘジュンさんが失明により銃撃中方向や目線がわずかに迷っているのを入れていて、細かいな、いいなと思いました。

●♪︎私を包む風は私にだけ吹くのか(オスカル)
最初は7/13の夜、部屋の暖炉の前で一人呆然と座っているおしゅかるさまと少し離れてベルナールがおしゅかるさまを見つめて立っていて、アランがやってきておしゅかるさまが「バスティーユを落とせ」とだけ言い、アランとベルナール退場→おしゅかるさまが歌い始める流れです。
その後曲の「나 이것이 세상에 태어난 이유(私はこれが世界に生まれた理由)」のところから民衆、衛兵隊員、ベルナールが集まって7/14のシーンに移ります。
曲の前半が自分が想像してた原作シーンとは異なり(演出が異なるので当たり前ですが)、歌詞の意味も観劇前とは違って聞こえて、とても切ないです。
歌詞の1回目の「가자(行こう)」の前に一度曲が止まりロザリーが「私も一緒に行きます」とやってきます。
ドレを失って、それでも前に進むおしゅかるさまの心境の変化がわかりやすくてグッときたのですが、更に、ロザリーが来た後、歌を再開する前に再びおしゅかるさまが空いている右隣を見て「앙드레!준비 됐어?(アンドレ、準備はいいか?)」と言うところで大号泣しました。原作の思わず癖でドレに声を掛け、もういないんだった…ではなく、韓ミュのおしゅかるさまはドレが隣にいないことはわかっていて、それでも先に旅立ったアンドレの思いも抱えて一緒に前に進むために声を掛けたんだなとわかって、この文章を書いている時も泣いています。今後はこの曲聴いたら泣いてしまいますTT
とても良いシーンでした。

●オスカルの最期 ♪︎私を包む風は私にだけ吹くのか リプライズ(アンサンブル)
前述の「♪︎私を包む風は私にだけ吹くのか」が終わった直後におしゅかるさまが撃たれます。おしゅかるさまが倒れた直後にアランが「バスティーユに白旗が!」と言い、おしゅかるさまがロザリーに「私は後悔なく生きた…」と言って亡くなります。
その後アンサンブルで「♪︎私を包む風は私にだけ吹くのか」リプライズ。
「フランス万歳」もなしで短いですが、最後の最後に大号泣ポイントがあります。
亡くなったおしゅかるさまをベルナールが抱えて後ろを向いて舞台後方に下がっていくのですが、途中で上手からお仕着せ姿のアンドレが来てオスカルに寄り添って終わります。まさかのサービスシーンで大大大大大号泣しました。ありがとう……
<マチネ>ドレは愛するおしゅかるさまに優しく寄り添うような雰囲気でした。(初見で大号泣しすぎたせいでソワレに比べたらじっくり見れなかったです、ごめんなさい)
<ソワレ>ドレはおしゅかるさまに、おしゅかるさまが寄りかかっても受け止めるように(インタビューでイ・ヘジュンさん本人がおっしゃっていたまさしく欅のよう)そっと寄り添い、前を向いて自由・平等・友愛を手にするであろうフランスの未来を見つめるように空を見上げ、再びおしゅかるさまの方を見て寄り添う感じでした。

●カーテンコール
アンサンブル→メインキャストの順に登場し、ラストはアンドレ→オスカルの順で登場します。
ポリニャック役の人が出てきてお辞儀した後きつめに「シャルロット!」と呼んでシャルロット役の子が出てきて、カーテンコールではポリニャックとシャルロットがきちんとハグしてるのはちょっと安心しました。
AOが横に並んだ時、向かい合って韓ミュAOの二人の合図のようなグーの手を胸に当てるのもありがとうございます🙏となりました。そして二人でオケを両手で差します。
全員横に並んだ後、「♪︎私を包む風は私にだけ吹くのか」のラスサビを全員で歌うのですが、最初はAOが見つめあって二人で歌うのが最後までAOサービスありがとうございます…🙏となりました。
最後はメインキャストがせりあがって終わりです。AO、シャトレ夫妻がそれぞれ同じせりにいるのは見ました。

【キャラ別感想(AOメイン)】

<マチネ>
●オスカル(オク・ジュヒョンさん)
とても威勢の良いTHE・原作のおしゅかるさま!!!という感じです。
歌唱動画で歌ってた「♪私はオスカル」が本当によく似合う。
威勢の良さとかっこ良さとかわいさを兼ね備えたおしゅかるさまで大変おいしゅうございました^ω^

●アンドレ(キム・ソンシクさん)
実は歌唱動画やティザー映像を見ていて普通にキム・ソンシクさんのファンになってしまい、公演を見る前に過去の活動などもいろいろ動画を見てたりしていたのですが、キム・ソンシクさんの優しい人柄に加えて、とても丁寧に原作のアンドレを演じてくださってるなと思いました。特に、朗らかなアンドレが失明からどういう風に思い詰めて毒ワイン自殺未遂に至るのかの表現がとても繊細でした。全体的に声と表情の表現が豊か。あと人懐っこい笑顔が素敵。
おリボンドレな雰囲気がベースで、でも毒ワインや劇中はありませんでしたが毒ワイン以降の勝負シャツの完熟ドレも似合うと思います。
おしゅかるさまが思い切った行動に出た時(酒場で暴れたりやけくそ婚活パーティーに衛兵隊員呼んで好き放題食べて飲め!と言って衛兵隊員と一緒におふざけなラインダンスしだしたりした時など)に、驚きつつも「オスカルらしいな」とふふ、と笑ってそれとなくサポートしてるところとか、これが見たかったんだよこれが…!!と感動しました。
1部にて、AO会話中におしゅかるさまがアンドレに一方的に無茶振りして下手に去る→「えっ?待ってオスカル、話をしようよ!」とおしゅかるを追いかけてアンドレが捌ける件が2回くらいあるのですが、シクドレはかわいい感じでした。
控えめだけど自然体で朗らかでいつもおしゅかるさまを優しく見守る、時折母性本能もくすぐられるような、陽だまりのような素敵なアンドレでした。

●AO
原作AOの幼馴染養分を存分に吸えます。うまーー(^ω^)
対等で気の置けない幼馴染感。
劇中でアンドレがおしゅかるさまと話して「やるぞ!」みたいな感じになった時に胸にグーにした手を当てる仕草をするのですが(おそらく全アンドレ共通の仕草)、それにおしゅかるさまも応えて同じポーズをして微笑み合うのとか、二人の間だけの合図みたいでそれが見たかったんだよそれが…!!と大歓喜していました。初見だったのもあるのかもしれませんがオクカルとシクドレの解像度が高すぎて脳汁出すぎてスパークしていました。最高でした。

●その他のキャラ
・元気でかわいいロザリー 伝わる人が限られますが原作のロザリーよりもベル学のオタク要素を抜いた山田の方が近いかも
・まさかの第三の主役ベルナール!作中の市民側の動きはほぼベルナール+アンサンブルで、AOのシーンと交互に挟まるので出番がかなり多いです。日本では見られない優遇ぶり ベルナールのシーンちょっとAOのラブシーンにわけてほs
帰り際に「レミゼ…」的なことを他の韓国人のお客さんが言ってたのが聞こえたんですが私はレミゼは映画しか見てないので、どちらかというとエリザベートの民衆側のシーンを見てるみたいでした(伝わりにくくてすみません)
・マチネのベルナールは、アンサンブルの民衆と歌ってるとき、ちょっとノリノリで楽しそうでした。
・ポリニャックがすごくポリニャックでした。綺麗な顔して腹がドス黒い毒親そのもの。歌もお上手でした。
・シャルロット役の子、貴族のお嬢様感があって良かったです。

●全体的な感想
情熱的なオクカルの影響もあってか、座組全体が熱気に溢れてエネルギッシュな印象でした。
原作のベルばらのミュージカルとして見たかったのはこれ!!という感じでした。AOが原作の解像度高すぎてAO生きてる…実在してる…と感極まったのもオクカルとシクドレでした(※ソワレの二人を否定しているわけではありません)

<ソワレ>
●オスカル(チョン・ユジさん)
とてもきれいにお芝居するタイプの方でした。元アイドルの方なので、歌い方や動きが綺麗。
昭和アニばらおしゅかるさまに近く、現代の感覚の33歳等身大のクールビューティなおしゅかるさまです。
華奢なので宮殿の貴婦人たちからも「オスカル様よ!素敵だわ」よりも「オスカル様、今日も美しくてかわいいわね」と思われてそうな感じがありました。「♪︎このまま朝まで」でおしゅかるさまお姫さま抱っこしてうっきうきなアンドレも、おしゅかるさまからペアダンスをしようと手を差し伸べられてノリノリで応じてしまうのも、ユジカルかわいいもんな、うんうんと思いました笑
クールビューティなおしゅかるさまもそれはそれで良いのでおいしかったです。
「♪私はオスカル」、「♪︎私を包む風は私にだけ吹くのか」はキーを下げて歌ってました。前者はクールビューティーなユジカルに合っていたし、後者は曲前半の7/13夜の悲壮感が際立っていました。

●アンドレ(イ・ヘジュンさん)
ユジカルとのペアだったからかもしれませんが、こちらもどちらかというと昭和アニばらの志垣アンドレに近い感じがしました。堂々としていて包容力があり、良い感じに男らしく頼もしいアンドレ。
身長が185cmなので、おそらくアンドレの身長にも近く、アンドレが実在したらこんな感じなんか、スタイルええなあと思いました。
お芝居がうまくて、自然体でお芝居も歌も安定していました。おしゅかるさまと話した後下手に捌けるおしゅかるさまを追いかけて捌けていく時にちょっとアドリブっぽいことを言ってみたり、アドリブも得意そう。
お相手によってお芝居を柔軟に変えて対応することもできそうな雰囲気だったので、おしゅかるさま役の方が替わるとまた違った印象になるのかもしれませんね。
あとたまに実写映画のアンドレの匂いを感じる時があって、ロザリーが銃の練習で射撃をしていて瓶に命中させた時にちょうどアンドレが来て、「アンドレ!私銃を命中させたわ!」みたいなこと言って嬉しくてはしゃいで1部のシーンみたいにアンドレとペア組んで踊ろうとしたら「やめろ」と強めに突き放して、そこにやって来たおしゅかるさまには温かく声をかけてるところとか、実写映画のアグレッシブドレにすごく既視感を感じておもしろかったです。多分実写映画は知らないだろうからたまたま役作りが似たんだろうけど
「♪︎このまま朝まで」はキーを下げて歌ってました。低音に安定感があります。

●AO
空気感的に昭和アニばらのAOに近いと思いました。
たまに田島おしゅかるさまと志垣アンドレの声が日本語で聞こえるような気がしてきます笑
このペアは年齢差が原作AOと同じ(ドレが年上、おしゅかるさまが年下)で年齢もAOと近いので、ユジカルがかわいくて仕方なくて影で支えるヘジュドレとクールビューティーで頑張り屋さんなユジカルで、その点はとてもおいしいです。

●その他のキャラ
・ロザリーはソワレの方がより原作に近い印象でした。
大人しいけど芯のあるロザリー。
・ベルナール役の方、アクションも芝居も歌もとても安定感があり見やすいです。民衆を率いる説得力もありました。
・ポリニャック役の方、良かったのですがTHE・悪女という感じで作られてて、どちらかというとポリニャックよりもジャンヌやデュバリー夫人の方が似合うかなと思いました。でも迫力があって良かったです。
・シャルロット役の子、年相応の女の子っぽくてかわいかったです。

●全体的な感想
私が2回目に見たからだったかもしれないのですが、きれいにまとまっている感じでした。

【総合的な感想】

ミュージカル自体はざっくりまとめると「フランス革命の動乱の世を生きたオスカルとアンドレの物語」という感じでした。フランス革命部分もメインになっているので、100%AOラブストーリーだ!と思って見るとちょっと違うなとなるかもしれません。
AOファンからしたら何であのシーンが入ってないの!?など思うところはありましたが、それでもオリジナルのAOサービスシーンをたくさん入れてくれて、萌えと感動を十分補給できました。ベルばらの多様なメディアミックスを柔軟に受け入れられる人なら、韓国まで見に行っても後悔しないし満足できると個人的には思います。

ミュージカル全体も役者さんも曲もとても良かったので、ぜひ円盤とCD出してほしいです!!両方絶対買います!!お願いします!!

かなり長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!