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生米・ごま油・水で作る「心平粥」/防災備蓄食の研究 vol.10

詩人、草野心平氏が考えたとか、中国の方から教わったとか。

美味しそうに感じた事・米を研がないという部分に興味があり、防災備蓄食の研究対象に加える事にした。

米粒のひとつひとつに充分に水分がふっくらと滲み込み、余分な水分は蒸発し、その米粒のひとつひとつをゴマ油の膜がしっかりと覆って米の旨味を確保している、ちょうど良い具合に炊き上がった、まとまりの良い粥の姿がそこにあるだろう。
料理の四面体/玉村豊男

鍋に材料を入れて、2時間弱火。
調理が手軽だが、時間が長い。
材料 生米・ごま油・水
分量 1・1・15

粥は、映えない。
調理風景

●感想
美味だが、2時間かけて作ってまで食べたいとは思わないのが率直なところ。
そのままで美味しいという事だったが、塩又は出汁(アミノ酸)が必要。
粥は好きなので、調理についての理解を深め、アレンジしてみよう。

●課題
膨大な水分量。
・災害時に水が制限されると作れない。
・大きな鍋が必要。

加熱時間が長い
・2時間は、作っている事を忘れてしまう危険がある。

タンパク質の欠如
・米と油なので、炭水化物(糖質)のみ。

●対策
粥における水分量を調査した所、米に対し200%以上を投入すれば良いという結論に至った。(参考資料1)
加熱時間は、予め米を浸水する事で短縮できる。30分程度の浸水で加熱時間を20分程度にできると推測。
タンパク質は、ごま油の他に肉や魚を入れる事で摂取可能。

<参考1>

200%以上、できれば400%程度欲しい。


<参考2>
心平粥の正しい作り方
壇流クッキング 完全再現

●次のアクション
心平粥のアレンジ(対策を施した粥)の試作。

●アレンジプラン
出汁を加えてアミノ酸を追加。
タンパク質を取るためにトッピングを追加。
酢蛸、サキイカ、ジャーキーの乾き物。
ツナ缶もいいかも。
ナッツで食感をプラス。

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