【GITADORA】上達論 -各スキルごとの意識-
はじめに
こんにちは。はじめまして。びばっちと申します。
先日Noteにて、音ゲーの上達論が流れてきたので、自分もアウトプットしたいと思い執筆しました。
ほら…GITADORAのこういうのってあまりないので…
著者プロフィールはこちらから。
(著者のTwitter: https://twitter.com/viva_maimai )
また、本記事は、共同執筆として、SAYCHOBIさんより意見を頂戴しています。
本記事のターゲット層と内容
本記事のターゲット層の想定は、かなり幅広いですが、
・GITADORAが上手くなりた〜い!!と考えている方
と定義します。
記事内容としては、「こういう考え方でやっていけばいいんじゃない?」という理論が主です。
稼ぎ曲などについては、個人の得意/不得意によって一概にこれ!とは言えませんので、もしスキル上げに行き詰った方がいたらTwitterのDMにて相談に乗ります。ちなみに私も行き詰ってるので誰か相談に乗ってください。
なお、記事の内容はGuitarFreaks、DrumManiaを問いませんが、DrumManiaを主体として執筆します。
以下「手譜面」や「dkdk譜面」と称することがありますが、GuitarFreaksの場合は、それぞれ「運指譜面」、「オルタ譜面」と読み替えてください。
※各譜面傾向の呼称について
・DrumMania側
「手譜面」: バスペダルが同難易度帯と比較して少なく、タムの配置などによって難易度が上昇している譜面。
「dkdk譜面」: バスペダルを右足→左足→右足→左足→…と交互に踏む譜面のこと。ノーツ数が多く、体力が要求される場合が多い。
・GuitarFreaks側
「運指譜面」: 左手(ネック側)が忙しい譜面。ノーツ数は少ない代わりに、リズムが難しかったり、平然と3色〜5色での単色階段が降ってくることも。
「オルタ譜面」: 右手(ピック側)が忙しい譜面。曲中ずっと右手で弾くことを要求されることも多い。似た傾向に「over there」や「R#1」など、「高速譜面」と呼ばれるものもあるが、本記事では傾向が似ているためにオルタ譜面とする。
本記事は大きく分けると以下4つの内容が含まれますが、もしあなたがスキル9000手前だったとしても、ぜひ全文お読みいただきたいです。
・スキル上げに対する考え方
・スキル7000になるまで
・スキル8500になるまで
・スキル9000になるまで
※本来はこれ以上細かく分類して説明したいところですが、各スキル帯で共通することが多いこと及び内容の煩雑化を防ぐために3つのスキル帯で分類しています。
なお、本記事はあくまで1個人の考え方を発信したものであり、人によって合う/合わないはあると思いますので、情報の取捨選択は行ってください。
「スキルポイント」を意識するメリット
なぜスキルポイントに重点を置くのか。それは私が「スキルポイント=技術を示す指標」であると考えているためです。
技術を上げればスキルポイントが上がるし、スキルポイントが上がれば技術が上がったなと実感でき、モチベーションの向上に繋がると思います。
スキル〇〇になるまでの前提条件
あくまで執筆時点でのスキルポイントを基準として、スキルポイント〇〇の方向けの内容としています。
ここでスキルポイントを執筆時点、としているのは若干の理由があります。
それは、「そのバージョンが稼働開始してからどれくらい経つか」「other曲、Hot曲の難易度値がどれくらいか」によって大きく左右されるためです。
例えば、同じ人がother曲を完全に同じ達成率でクリアしたとしても、とあるバージョンでは7200だったけどこのバージョンでは7500いった!みたいなことが起こります。
これは、難易度値の改定が産む影響であり、GITADORAというゲームをプレイしている以上、我々はそれを受け入れるしかありません。
特に直近のバージョンにおいては、同じ曲の同じ譜面でも、新作になった時にレベルが0.2上がった、下手したら約1.0上がったなども起こっています。そういったゲームなのです。
スキル7000(銅ネーム)になるまで
現在のGITADORAにおいて、スキル7000から銅ネーム(金属ネーム)ということで1つの目標にされる方が多いのではないでしょうか。
そこをまず区切りとして、スキル7000になるまでの意識を記載します。
ここで大切なのは、「GITADORAというデバイスに慣れること」、そして「曲にノリノリになって、とにかく楽しむこと」です。
・GITADORAというデバイスに慣れる、とは?
そもそもがやったことないゲームで上手くなるためにはどうすればいいのでしょう?
例えば、学生時代の数学テストで解法を一切知らずに解くよりも、練習問題をたくさんこなした後に解く方が正答率は高いでしょう。
あなたはきっとまだ解法を知らない状態です。
であれば、たくさん練習して、ドラムであればそれぞれのパッドの位置、叩き方であったり、ギターであれば各ボタンの間隔を、自分の感覚で覚える必要があるのです。
・自分なりの叩き方を知る(主にドラム側)
言うなれば、フォームの話です。クロススタンスやオープンスタンスなど、他にはスティックの持ち方、プレーする時の椅子の高さ等々あり、「一般的にこれがおすすめ!」はもちろんあります。
※この記事ではクロススタンスやオープンスタンスの説明は割愛します。
しかしながら、フォームに正解なんてありません。
人間に利き手があったり、筋肉や骨格ももちろん個人差はあるように、あなたの得意とするフォームがきっとあります。
それをGITADORAのプレーを通して知り、身体で覚えこみ、そして随時修正する必要があります。
「バスが踏みづらいんだよね〜」とか「左のシンバル叩きづらいわ〜」という違和感があるなら修正を行っていくべきです。
・曲にノリノリになって、楽しむ
これは音楽ゲームです。格闘ゲームやシューティングゲームではありません。
ノーツに対して音があります。それにノリノリになって楽しむのです。
もちろん譜面にくらいつくのに必死かもしれませんが、曲を聴きながらやることを意識してください。
・プレーする難易度値
前項でも説明しましたが、音楽ゲームです。ソシャゲのガチャで最高レアを引いて、よっしゃ難易度の高いダンジョン行くぞー!みたいなことは出来ません。
自分の適正難易度周辺の譜面をプレーして、1つずつ技術をステップアップさせる必要があります。
どれくらいの難易度をやればいいかわからない、という方向けに、私の考える適正難易度の計算式を下記に示します。
適正難易度(1.00~9.99)
= (自分のスキルポイント + 1000) ÷ 1000
※スキル対象曲が40曲以上ある場合に限ります。
例えば、この計算式に当てはめると、スキル4000であれば5.00、スキルポイント6000であれば7.00となります。
実際にはこの数字から、+0〜+0.5くらいの難易度値の中で、あなたが楽しいと思った曲を数曲見つけてもらえればと思います。
また、可能であれば適正難易度のうち、MASTER譜面、EXPERT譜面から選ぶことをおすすめします。ADVANCED譜面、BASIC譜面はEXPERT譜面を間引いたものが多く、リズムが不規則に感じることがあるからです。あとたまに難易度値おかしい物が紛れ込んでたり…
スキル7000からスキル8500(虹ネーム)になるまで
もうそろそろスキルポイントを意識しても上げづらくなってきた頃だと思います。でももうスキル7000で富士山の2000mくらいは登ってきてます。頑張りましょう。
・出来るだけ綺麗に叩くようにしてみる
綺麗に叩くって文章だけでは伝わりづらいですが、とりあえず「パッドの中央を、軽めに叩く」と表現しておきます。そのためには、そもそも身体が楽な姿勢であることも重要です。例えば椅子の高さは意識せずに背筋が伸びるくらいがいいでしょう。
綺麗に叩くことで、身体への負担が減る上に、タムの連打などが安定しやすくなると思います。
それが最終的にパーフェクト率やコンボ率が上がり、達成率を上げることに繋がります。
ちなみに、難易度値8.5以上になってくると常にフルパワーで叩くと曲が終わる前に力尽きるものが多くなってきます。体力は個人差があれど、有限です。なので楽に叩ける所は可能な限り体力を温存して叩きましょう。
逆に「ぼくは24時間ずっとドラムが叩けるよ」って人がいるならぜひアスリートになるべきです。
・やっぱり楽しむのが1番!個性を見つけて得意譜面を伸ばそう
学生の時に、得意科目を勉強するのって楽しくなかったですか?それがあったからこそ、得意科目って更に尖ってた点数が出てませんでしたか?
音ゲーも同じで、「楽しく、熱中している間」って伸びるのが早いと思うんです。
だからこそ、自分が何が得意なのか、例えば手譜面が得意!、とかdkdkが得意!とかを見つけて、それに対する重点的な練習を行うのがよいでしょう。
幸いなことに、このGITADORAというゲームの現環境において、得意をひたすら伸ばしていれば、虹ネームまで到達することは可能だと思います。
ただし、注意事項として、「dkdkが得意で、手譜面が苦手な方」の場合(手譜面得意の方は以降読み替えてください。)に、難易度値8.0のdkdk主体曲でも、難易度7.0くらいの手譜面くらいはよく流れてきますので、dkdk曲なのに手で切るような場合は自分を見つめ直し、改善する必要があるかもしれません。
・目標は細かく持つ
友人に「山登り初めてだけど今度エベレスト登りに行くんだ〜」なんて言われたら私は全力で止めます。それと若干同じ感じです。
例えばスキル7100の方であれば、いきなり8500目指すのではなく、ネームカラーが変わる7500か、100単位で区切りのいい7200のどちらかを目指すのが良いと思います。高すぎる目標は、人の心を折ります。最終的に8500を目指すのは一緒なのですから、コツコツ達成していきましょう。
・ライバルのスキル対象を知る
可能な限り、自分と近しい得意譜面の持ち主で、自分よりもスキル+100~300くらいの相手を見つけるのが良いと思います。
そのライバルの対象曲は、全部ではないですが、ほとんどが後々自分もやって、スキル対象に入るかもしれない良譜面の宝庫とも言えます。
今やっても練習になるし、後々にも活きる譜面が多いのでぜひやりましょう。
…ただし、Twitterなどで良いライバルが見つかれば良いのですが、公式サイト上だけだと正直探しづらいです。
そこで、以下のサイトの利用をおすすめします。
ここで、ユーザー検索>(現在のバージョン)と行くと、このサイト上に登録されているユーザーのスキルを確認でき、見たい人のスキルを押すとスキル対象を覗けます。
ちなみにユーザー検索の画面では、上部の「Guitar」「Drum」をクリックすると選択したゲームのスキル値でソートすることが出来ますので、こちらも合わせてご活用ください。
(デフォルトはGuitar+Drumの合計スキルが高い順にソートされています)
良いライバルを見つけたら公式サイトでライバルするも良し、覗くだけでもヨシ!です。
スキル8500から9000になるまで
虹ネームおめでとうございます。さすがにここまで来るとスキル上げのやり方などに言及する必要はないかと思いますので、割愛します。
・オールラウンダーになるか?得意特化型になるか?
大きな分岐点だと思います。
オールラウンダーになるには苦手なものを克服する必要がありますし、得意特化型は更に高難易度(特に9.5以上)を触る必要があります。
どちらを通るにせよ、苦しい道になるとは思いますが、今まで「楽しんできた」ことをベースに進めていくのがオススメです。例えば「上手くなった自分が嬉しかった」や「スキル上げるのが楽しい」などです。ここのやり方は押し付けられるべきではありません。
・譜面研究の重要性
難易度値9.0以上の楽曲においては、数回で簡単にFULLCOMBO出来る譜面はないと言っていいくらい、とても難しいです。逆にほとんどの曲が数回で繋がるなら、きっともうスキル9000行ってると思います。
もちろんやっている間に、「このフレーズの手順分からないよ」などがあれば、譜面研究の必要性があります。
この譜面研究については、1度やっておくと後々他の譜面で「あの曲でやったフレーズじゃん」みたいなのがあったりするので、相対的な技術向上に繋がると思います。
例えば、上画像のような3連タムが連なった形が高難易度では頻出します。
この3連タムを攻略する上で、私が譜面研究をするとなれば、下記のことを考えます。
「全てシングルで取るのか、左手でダブル入れるのか、右手でダブルいれるのか、そしてその手順は自分の技術で出来るのか、新しく覚えないといけないのか」
もちろんここの思考は人により異なると思いますが、検討することが大事です。また、頭の中でこういう手順、と決めるだけではなく、両手をどういう形で動かすのかをイメージトレーニングするとなお効果的でしょう。
ちなみに「譜面研究」は、ここまでで終わるわけではありません。
実際にプレーをし、その結果から「出来た/出来ない」を分析し、出来なかったのであれば改善をすることも重要です。
それを何度も繰り返し、手順として自分の中に染み込ませる(=引き出しを拡げる)ことにより、あなたの技術は更に向上していくでしょう。
・体力配分
スキル8500になるまでの項目の所にも同様の内容がありますが、常にフルパワーで叩くのはしんどいです。エネルギーを使わずに出来るフレーズがあるなら、極力省エネでやりましょう。
そうすることで、難所で力を出しやすい、また1回のトライで体力を大きく消耗しないため、トライ数を増やすことができます。
体力的にしんどいと思ったらどのフレーズが休めるのか、どこは本気出すのか、を予め考えておきましょう。
・上を見すぎない
ここから先はメンタルが折れたら終わりです。
私は辛くなって2回くらいGITADORAを離れたことがあります。
スキルが200くらい違うと、同じ得意譜面を持つ方でもスキル対象もごっそり入れ替わってたりします。そこで「ああ、追いつけない」って絶望して離れちゃいました。でもなんだかんだ楽しくて戻ってきてます。
何をモチベーションとするかは自由ですが、上を見すぎないようにしましょう。
スキル9000以降
虹ネームになるスキル8500からネームカラー1個分違うんですよ、もはやプロだと思います。みんなで一緒にお酒を飲みましょう。
まとめ
「楽しくやる」をコンセプトに、技術面ではなくメンタル面を主体とした記事を書きました。もちろん技術面も混ざってますが。
正直、GITADORAユーザーは絶滅危惧種だと思います。
ゲームセンターがどんどん閉店しているように、REFLEC BEATやBEAT STREAMが稼働終了したように、このゲームも窮地に立たされているかもしれません。
それでも、楽しんでくれる方がいるなら、なお楽しんでほしい!、とこの記事を執筆しました。今後とも楽しんでください。
執筆にご協力いただいた方々、深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
ご意見等はTwitterにて募集しています。
良き音ゲーライフを!
良きGITADORAライフを!
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