スーツケースに目印つけると、麻薬いれられちゃうよ
こんにちは、ビバです。
コロナが流行ってから、海外旅行とはかけ離れた生活でしたが、ここ最近海外旅行が少しずつ復活している気がしたので、この話を書いてみることにしました。
私が、在外公館派遣員としてペルーに住んでいた頃(2009年くらい)に、実際に起きた本当の話。
皆さんも気を付けてください。
さあ、恐怖のエピソードにいってみよー。
知らない間に麻薬の運び屋
私が、在外公館派遣員としてペルーで働いていた2年間、たくさんの日本人を空港で出迎えてきました。たぶん300人は超えていると思います。
そのとき気付いたんですが、スーツケースに目印つけてる人多すぎねえか!?
荷物を見失わないためなのか、自分のスーツケースを間違って取られないためなのか、スカーフやベルトをつけて目立たせたり、特徴的なステッカーを貼り付けたり。
でも、これがほんとに危険。
知らない間に麻薬の運び屋になっちゃうかもしれないからです。
どういう経路で麻薬を入れられるのかは不明ですが(空港スタッフの中に、麻薬売買の関係者が潜んでいるとかいないとか)、誰もが見てわかる特徴的なスーツケースは麻薬を混入させるのに最適♡ そして、到着先でスーツケースごと誘拐、最悪の場合、殺されることもあるようです。
映画みたいで信じられないかもしれませんが、実は……実際に……私の友達がその被害にあったんです。
自分のスーツケースに麻薬が!
私の友達が、ペルーを出発してスペインに旅行したときの話。
彼は、スーツケースに目印となるような派手なスカーフを付けていました。そして、現地のホテルでスーツケースを開けたところ、中から白い粉が突然出てきたのです……!
白い粉は、もちろん麻薬!!!
すぐに警察に通報し、そのまま警察の監視下のホテルで隔離保護されました。
ちなみにその麻薬は、末端価格にして、数千万円とのこと。
では、なぜ彼は誰にも狙われなかったのか?
それは現地の空港でスーツケースをピックアップ後、目印となっていたスカーフの上に、自分のバッグをすぐに置いて、ちょうどスカーフが隠れたまま、そのまますぐタクシーに乗り込んでホテルに直行したからです。
まさに不幸中の幸い。
その頃、現地で待機してたであろう麻薬犯は血眼になって、彼を探してたんだろーな。
彼は、一生分の運を使ったんじゃないかと思います……
自分のものって、なんかわかるよね
私も初めて海外に行ったときは、荷物を間違えないかな?と超超超不安で、スーツケースにめちゃくちゃ目立つレインボーのベルトをつけてました。
でもさ、よくよく考えれば、自分の持ち物ってなんとなく、なんかわかるよね?
ランドセルとか仕事カバンとか普段のバッグとか、だいたい似たりよったりなのに、なぜか自分のものってなんとなく判別つくじゃん?
だから、スーツケースも同じだと思うんです。シンプルなものでも、なんか傷とか雰囲気とかでわかるもんです。なので、目立つシンボルはつける必要はないかなって。
私も今となっては、ただの白いスーツケースでたくさん海外旅行してますが、一度も見失ったことはないです。
ということで、また海外旅行に気軽に行けるようになる日が来るといいなー!と願ってます!
そんなとき、このエピソードをちょっとだけ思い出してくれるといいのかなと思います。
(死亡フラグは少しは回避できるよ)
それでは、アディオス!