観てきた!アクアマン 失われた王国
アクアマン 失われた王国、Aquaman and the Lost Kingdomですね。
IMAXで観たかったのに3D IMAXしかなかった!酔うので断念。
いやぁ、延びに延びたモモアマンがようやくスクリーンに!配信上映だったらどうしようって思ってたのでよかった。
観た感想、第一、やっぱジェームズ・ワン監督のカメラワーク好きだわ。
でももともとホラー撮る監督なので、ちょいちょいグロホラーなとこあり。
でもただ終始、楽しい笑
愉快な海の王様+モモアマンスパイスで楽しい。193cmのゴリゴリ筋肉ゴリラなのに可愛いのが不思議で仕方ない。でもマジで可愛い。何度も言うけど可愛い。
さて、ここからネタバレですよ。
なぜかキングアーサー、プリンスが生まれとる…。え?1でそんなロマンス的なのなかったよね?ちょっと惹かれ合う二人(何なら弟の婚約者)だったのといつの間にやら結婚。プリンスまで生まれていた。
そこはモモアマンのざっくり説明付き(諸事情により省略しますくらいの勢い)
子育てに翻弄されるモモアマンの育児から始まる。おかん(ニコール・キッドマン)はアトランティスというモモアマンの故郷にいるよう。嫁(アンバー・ハード)もたまに映るが、ほぼモモアマンのワンオペ育児。
もうその辺は諸々の大人の事情で長い目で見る(大幅カットと聞いてたけど、これがカットされたとこなのかは謎)
平和な生活を送っていたモモアマンは王の仕事を…コレジャナイ感でこなす(会議中は爆睡・会合は的外れな行動)
そんな太平洋のどこかで不穏な動きが!!
今回の敵って?と思ってたら、1で親父の仇と息巻いてたマンタ君でした。
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世さん。すごい名前だな。
しつこいかな、今だに親父の仇!って言ってます。確かに1で死んだっていう確実シーンなかったよね?何か吹き飛んだよね?っていうふわっとした認識でしたがご健在でした。顔に傷つくってたけど。
でも前に着てたスーツがアトランティスの技術だから直せないからどうにかしろ!と謎の学者みたいなんを雇ってます。
元海賊だからなの?その資金源は?ってちょっと気になるけど、まぁまぁの部隊でまぁまぁの設備で探索に来ていて、そこで発見するのが氷の下、地表の中みたいに深いところにある”何か”。
そこで今回のキーマン、Lost Kingdomがチラッとお目見えですよ。初め出てきた時はこういう触手が伸びる化け物どっかにいたなって思った。
(あとで調べたらスター・ウォーズに出てくる化け物らしい)
よくある、闇の王(初代キングアーサーの弟)が魔物に魂を売ってガチ兄弟喧嘩に負けて幽閉されて何なら歴史からも存在抹消されてという、マーベルでも聞いたわ…なやつです。
ヒーローにありがちな兄弟のどっちか闇堕ちパターン。それをマンタ君が蘇らせた挙句、取り憑かれるという闇の心に付け込まれるあれです。
力を得たマンタ君、あろうことかアトランティスに凸。
アトランティスに眠るある資源をパクるんですけどね、阻止するために戦うのがやっとこ出てきたアンバーとおかん(ニコール・キッドマン)
そうそうモモアマンは193cmあるんですけど、その隣に立つおかんがすらっとしてんなと思ってたら、180cmだそうです。スタイル抜群です。
これで56歳とか素晴らしい。
アトランティスに凸したマンタ君は闇パワーを得てるのでめっちゃ強い。
アンバーも瀕死の重傷を負います。(治し方は昆布巻きつけるが基本のようだ)
マンタ君を探し出すぞ!となった時にアンバーパパのドルフ・ラングレンが「どうやって探すんだ!」と娘をボコられたので激おこだったんだけど、拍車掛けるようにモモアマンが「弟と探す」とか言い出して更に激おこにさせる。
弟とは、1で謀反を働いた罪で幽閉された弟君です。そう、弟、パトリック・ウィルソンの登場です。
この人、顔に見覚えはあるのに作品観てないなと思ったら死霊館の予告で観たんだわ。観ないわ、死霊館…。ガチホラー。予告だけで震えた死霊館。
腐っても元王子ってか後継者なのに収監されているのはプリズン・ブレイク以上の劣悪環境。
ロキでも収監されてた場所は快適とまではいかなくても、まだマシだったよ?
さらには看守が定期的にボコリに来るイベント付き。あと唯一の食料?の水も投げてよこすので床を舐めるしかない。
元王子、這いつくばって床を舐める屈辱。
そこに透明パワースーツを纏ったモモアマン、電伝虫ならぬタコを連れてやってくる。諜報活動に長けたタコ。改造タコ。
しかもでかいタコ。
幽閉というか収監されてるのが、アトランティス人なのに海の子なのに砂の城ってか砂漠。(なかなかひどい)
なので弟、かっぴかぴです。干からびて、筋肉隆々のあの身体がキャプテンがキャプテン・アメリカになる前のモヤシっ子だったとき並の骨と皮。立ち上がるのもやっと。目だけが鋭いご老体状態。
そんなところに兄登場で歓迎するわけもなく、何なん!ってなる。そりゃそうだ。しかもめっちゃ笑顔で「やぁ!」って言いかねん顔だし。
てか水ちょうだい。水。マジで死ぬという訴えにモモアマン、満面の笑みで「飲んじゃった。めっちゃ暑くてさー」と水飲めずに干からびた弟に向かって言い放つ。
テヘペロって言いそうな勢いの笑顔で言われて愕然とする弟。そりゃそうだ。
この骨と皮でどう戦うんだろと思ったけど、干からびていただけなので海に辿り着けばモモアマンと同じような筋肉隆々に膨らみます。風船か!!
そこを二人でどうにか脱出して、弟の昔の伝手を辿りマンタ君のアジトに辿り着くもののものの見事にやり返されてしまいます。そりゃ二人だけは無謀だわ。あっちは武器も豊富で戦闘員も多い。
さらには弟も重傷を負うけども電伝タコによって駆けつけたアンバーパパの部隊によって致命傷は避けられた。で、昆布でぐるぐるにされる。
昆布パワー。ちょっと笑える。
闇パワー復活には兄であるアーサー王の血、それも末裔の血が必要となるということが発覚。
これは闇の王のトライデント(でっかいフォークみたいな武器)に触れた弟が闇の王の記憶を覗き見て、闇の王の歴史も計画も共有できたため知り得た情報。
それを聞いてモモアマンとアンバー、それにおかんの血の気が引く。
そう、プリンスと二人で地上でお留守番の二人です。最強の息子と嫁を持つじぃじは普通の人です。海に流れ着いて飼ってる金魚を丸呑みにした美しい女性を気味悪がることなく迎え入れる寛容さは持ち合わせてても、ファイトはできません。
結果、マンタ君、易々とプリンスの連れ去り成功。じぃじも瀕死の重傷を負いながらも、アトランティスの最新医療で治療します(人間なので昆布は巻きません)
ブチギレたモモアマン達はマンタ君が目指す、歴史から抹消された闇の王の城へ行きます。もちろん海の中。
子供、家族を取り返すために動くモモアマンのパワーのデカさはまさに巨大で、マンタ君をフルボッコしたものの、トライデントを掴んだ弟がまんまと闇の王に精神乗っ取られの術。
ここでマンタ君は闇の王から見放され、用無しとなる。
ソーにしてもヒロアカにしてもTRIGUNにしても、兄弟もっと仲良くしなさいよって感じの闇落ち召喚。
でもそこは海のように広い心というよりも少年のまま育ったモモアマンが弟の心を取り戻す!あと、弟が歴代の闇堕ち弟よりも卑屈じゃないので、兄の言葉を素直に受け入れたという流れです。
今回の見どころは最終バトルもだけど、それよりも1番の見どころは兄弟でマンタ君の隠れ家を探すために迷い込んだ森かなと。
何をどうなってかなのか全部巨大なの。蝶もcockroachも。
日本語で書くのも憚れる黒い例のアレです。かさかさ蠢くあれです。あれもそこそこデカい。
ジャングルにおるんはあのサイズなのか知らないけど、でも、それを!あろうことか!「うまいんだぜ!」ってモモアマンが弟に食べさせるんです!!
その前にチーズバーガーも食べたことないという弟に「本気?」ってドン引く。ピザも?ポテトも?人生を損してる!!って喚いてたけど!!
だからって、それは美味ではねぇだろ!!
基本、育ちが良いので人の言うことを素直に聞く傾向のある弟は兄に言われるまま食ったけど。いけるねみたいな顔をしてたけど、映画館では小さな悲鳴が…あがるわ!!
その後にくっそ巨大なバッタの大群にも追い回されます。終始楽しそうなモモアマンと海でしか生活してこなかった弟が全力疾走で逃げろという、全力疾走が分からないときの走り方。
そうやって走るん、NARUTOだけだと思ってたわっていうあの両手を後ろにした走り方でモモアマンに「何してんの!?」ってツッコまれてた。
とりあえず森を彷徨う話だけで1時間楽しめそうでしたよ。
今回の話のキーマンはアトランティス帝国を研究してるみたいなシン博士ことランドール・パークさん。
マンタ君にまんまと騙されて兵器とか作っちゃうけど、自分の研究のせいで海どころか地球がやばいってなって責任感じてマンタ君の船の位置情報をオンにしたりプリンスを助けたり活躍してます。
なんせ闇の王が氷漬けにされてるの発見したのもアトランティス凸したときに攻撃に使った兵器を改良したのも、闇の王がくれた兵器を改造したのもアトランティスからパクった大いなる燃料みたいなんで地球が激アツになり異常気象を引き起こしてるのも研究も改良も全部、自分がやりましたなので超責任感じまくり。
(見る角度を変えたら、お前が一番悪いわなポジション)
でもすべてアトランティス帝国見たかっただけなのに…。というショボくれです。
ラストは人間界に姿を現してアトランティス帝国の存在を知らしめるんですけどね、その時のモモアマンの演説の最後の一言が!!!マイク握って!キメ顔で!!
I'm Aquaman!!
いや!!ちょっと!!!でした笑
でも今回はオマージュ盛りだくさんでしたよ。スターウォーズ、ソー、ハリポタ、それがモモアマンとかのセリフに出てくる出てくる。
海の生物にもそういうオマージュ生物いたのかもしれない。何か見たことあるような魚人?怪獣?いたもん。他で読んだ記事ではいたそうだけど、さすがにどれがとれとは分からんかった。
ジェームズ・ワンだから出来た術らしい。全部詰め込みパーティ仕様。
アクアマン2、更に言うなれば吹き替えが豪華!!
モモアマンが安元洋貴さん。低音イケボイスのあの安元さんです。鬼灯の冷徹の安元さんの「だまらっしゃい!」っていうセリフが好き。
最近はモモアマンの吹き替えは安元さんで定着したみたいですね。
よきよき。安元さんの「ひゃっほー!!!!」を聴いてください。
そしてパトリック・ウィルソンさんを中村悠一さん!もう、言わずと知れたという中村さんです。
プライベートでも仲の良い二人の息のあった掛け合いが良い!!吹き替え予告を観まくったよ。
というわけでアクアマン2。とにかく映像がすごいです。
前にゴジラの時にも言ったと思うんですけど、海の中にあんな国があっても何ら不思議ではない。
ゴジラも住めるし、人間が立ち入ってない空間がめっちゃあるし。(深海とか)
そもそも地球の70%が海です。人間の住む地上の方が住まわせてもらってるくらいの規模なわけで、太平洋の真ん中にアトランティスの船が突如姿を現しても全然不思議じゃないと思う。
とはいえ、友好的な関係を築けるかは難しいところですね。映画の中でもそこは難しい問題になってました。
ということでアクアマン2!最高でしたよ。
今回はエクスペンダブルスが一発目で2発目がこれと筋肉祭りみたいになってますが、アクアマンはこれで終わりです。
DCEUラストがアクアマンで、そこからDCUが幕開け。モモアマンはアクアマンに強い思いを抱いているもののスーパーマンはヘンリー・カヴィルからデヴィッド・コレンスウェットへ交代だし、バットマンのベン・アフレックも映画のフラッシュを最後に交代って言ってるし、それはモモアマンにとっては複雑だそう。
まだまだアクアマンを演じたいとは言ってたものの、難しそうですね。
交代といえば、marvelの新作『サンダーボルツ』に出演予定だったスティーヴン・ユァンが降板しちゃったよ!マジでショックだった…。
やはりストでのスケジュールの大幅な変更が大きいようで…。
はー、残念。
次回はハイキューかな。
個人的にはFirebirdが観てみたいです。
では!!また次回!!