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観てきた!ゴジラ-1.0!

何だかんだと、邦画を1年に一回くらい観てるな。多分。
今回はゴジラ!
邦画なので迷ったのですが、ゴジラは観なければと(ゴジラ好き)行ってきました!
ゴジラってウルトラマン以外は倒せないと思ってたけど、人間も頑張ります。
最近のゴジラは結構、良き隣人でしたが(スパイダーマン風に言うと)今回はただのヴィランです。
ガチで敵です。マジで憎き怪獣。

主演は神木隆之介さん。文句なしの実力派俳優なので目で、表情で、言葉の抑揚さで感情の起伏を表す感じ。
時は戦時から戦後です。航空特攻隊員の神木くんは零戦のパイロットです。
嫌な時代ですよね、脱出装置もない零戦に乗るってことはそのまま突っ込んで死ねですよ。ヤクザかよ。カチコミでももう少し配慮あるわ。
そんな人間兵器の神木くんはある島でゴジラとご対面します。
てか、ゴジラ出たわ、確かに。でも観客全員が思ったのは「ちっさ!!」だと思う。
ガチで小さかった。いや、全然人よりも大きいけどビルよりは全然小さいし、本当にミニ。
そこでミニゴジラに襲われてしまって、零戦も壊され島にいた整備兵も襲われ、えらい目に遭います。

あ、一つ付け加えると神木くんは前半から中盤にあたり、マジでヘタレで豆腐メンタルで情緒不安定な、時代が時代なので日本男児の風上にも置けないっていうくらいのヘタレです。
でもそれって米軍兵士がそうであるように戦争生存者としてのPTSDとかっぽいよね。亡霊を夢に見て結構、死に急ぎ野郎状態です。
ただパイロットとしての腕がめっちゃ良い。

終戦後、日本に戻ってはきたものの両親も死んでしまった挙句、家も無惨な状態に。東京大空襲のせいですね。
しかも親戚のおばちゃん?(と呼んでいいのか、いや、神木くんが呼んでた。安藤サクラさん)に生きて帰ってきたことを罵られる始末。
よくぞ生きて帰ってきてくれたねとはならない時代だったんだね、しかも特攻だから余計に。
そして街中で知り合ってくっついてきたのが浜辺美波さん。しかも赤子付き。
昔はこうなの?ってくらい普通にくっついてきて、家に転がり込んできた。
(恋愛関係もない、肉体関係もない、ちょっと喋って害のない人と判断してくっついてくる感じ)
さらに子供は自分の子じゃないという、戦争孤児ですね。これも戦後はそういうものなのかもしれないと感じた。
子育て経験のない若い子が赤子を連れてきたもんで、サクラ姉さんが出張ってくる。(餓死させる気かい!と。本当それ)
てかスクリーンに出るこの赤ちゃんの可愛いこと。目、くりんくりんで可愛かった。ツヤツヤプルプルのほっぺだがもう!!
神木くんは仕事も見つけてきて3人家族みたいな状態だけど、手も出さずに一緒にいるという聖人君子か!みたいな男ぶり。
子供を育てないと!2人を養わないと!という必死さから仕事を見つけてきて、そこで佐々木蔵之介さん達登場。
海の地雷みたいなものの撤去作業のお仕事なんだけども、そこで再度ゴジラに遭遇。
しかも、超絶デカくなってる。お前、何食ってそうなったの?レベルのデカさ。育ち方がマンモス級。
海の生物駆逐してない?ってくらいの育ち方。もちろん、戦いますとも。
進撃の巨人レベルに武器のない状態で、何とか口にその海の地雷もどき突っ込んで撃ち抜いてやったら爆破!顔半分が吹き飛んだんですわ!
え?これで終わり?え?顔、吹き飛びましたけど?って思ってたらさー。
まさかの細胞再生機能搭載ゴジラですよ。
え?魔人ブウ????細胞がボコボコボコってなって再生って魔人ブウじゃん。
再生したゴジラ、激おこ。そりゃそうだ。だって、顔吹き飛んだし。

最近のゴジラは炎?吹かないのね。熱波つうか青いビームっていうか、何あれなやつを尻尾からズワンズワンと来て吐き出します。(語彙力)
でも何発も発射できないのは標準らしい。一回やると次をやるまでめっちゃ時間かかる。
最近のゴジラは都市に怪獣(キングキドラとか)が現れたから、それをぶちのめすために上陸してたけど、日本の今回のゴジラはヴィランなのでここ俺の縄張りとして上陸します。
縄張りは東京。戦後、必死に再建した銀座の街を蹂躙します。ビルも何もかも、いや、潰すつもりはないのかもだけど、如何せんデカいんでちょっと歩くと全部壊れる。あと尻尾が長いし太いしバランス取るためなのか振るから、身体が倒さなかったビルとかに尻尾が当たって倒されるとかになる。
その蹂躙に浜辺美波さんこと典子が巻き込まれて失うという神木くんへの仕打ち追加。

ぶち殺すにしてもGHQに戦闘に用いられそうな母艦とかは没収されとるし、戦闘機もない。国も表立ってやるにやれないというなか、男達は立ち上がる!!
戦闘機も試作機としてこっそり作ってたのを没収されないまま放置されてたやつ(その名も震電)を使うんですけど、すげぇよく出来てんなと思ってたらガチのやつでして。ちゃんと試作機として戦時中に設計されたものを忠実に再現したものらしく、しかも映像制作会社が製作し、それを知った博物館が買い取った代物だそうです。
映画用に作られたプロップ(実物大模型)なんだとか。この映画のためではないです。
後部にプロペラがついた珍しい機で最高速度740km/hの飛行性能を目指し、兵装も重爆撃機を一撃で葬り去れるよう30mm機関砲を機首に4門搭載するという夢の代物。
試作で終わっちゃったんですけどね。
これでゴジラをぶち殺しに行きますが、神木くんはこれごとゴジラに突っ込むという特攻を志願するわけです。
整備するのは初っ端に島で出会った整備兵の青木崇高さん。
因縁の相手となります。

今回の作戦としてはゴジラに浮袋つけて無理やり深海まで沈めて、その後に一気に浮上させるという下がって浮いて作戦(そんな名前ではない)
ゴジラとてそこまでの気圧の変化についてはいけんだろうという教授である吉岡秀隆さんが発案です。
ここに参戦するのは民間のバルーン会社。これしびぃなぁと思いました。
日本の技術者のすごいところというか、良いよね、職人。
結果、下がって浮いて作戦は成功するけど、そこで死んでしまうわけでもなく、ただただブチギレさせたという始末。

でもハリウッドのゴジラ然り、日本のゴジラ然り、あの巨体が住むのは海というのはわかる。
海でめっちゃ優雅に泳いでいるので、泳げるのもわかる。
でも、お前、上半身そこまで出てるけど…立ち泳ぎでもしてんの?という謎は毎回消えない。
今回、レビューで書いている方もいたんですけど、ゴジラの登場がほぼ日中なんですよ。ハリウッドゴジラは夜間が多いけど、昼にこんにちはが多くて、暗闇で蠢く何かではなく明るい昼日向に現れる化け物がドーン!で、それが良い!!

最後はとても良いラストなんですけど、いや、待って、え!?というラストでもありました。
続編か?という感じのマーベルみたいな終わり方だった。

しかし、あの巨体から咆哮されると鼓膜イカれそうだなぁとも思った。
あ、そういえば「モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ」を楽しみにしてたんですよ、前作のゴジラの続編というかになると思うんですが、てっきり劇場でやると思ってたら、まさかのAppleTV!!!
なんで!?
予告も流れたんだけど、いや、劇場でやるレベルでしょ!?って思ったのに(カート・ラッセル親子が出てる!)ドラマなんだそうだ。
AppleTV入ってないんだけど…。困ったわ。

ということで、観てきたシリーズ、ゴジラでした!!
ちょっとマーベルズが観れないかも。時間が合わない。
次の予定はロスト・フライト!
バトラー祭り、第二弾です!!


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