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観てきた!イコライザーTHE FINAL

ここ、読んでくれている方、お前さぁって思いつつも読んでくれている天使!すべての天使にありがとう!最早、ただの自己満なnoteだよ…。
更新のお知らせよりもこっち優先しているのがねぇ。

ということで、イコライザー THE FINAL(原題:The Equalizer 3)
ぶっちゃけ、年齢層高かったです。何でだろ???
おじさま、おばさまが多かった。男性率高かったな。

舞台はイタリアです。字幕がとにかく忙しなかった。イタリア語と英語とでね。
初めは長閑な田舎風景。ダンディなおじさまと少年とが車に乗って走っているというどこにでもある情景です。
でもこのダンディさん、マフィアのボスです。ボス!!
屋敷に帰るとどう考えても挙動不審な部下が立派な銃を持って右往左往。もう、あかん、いや、でも、いや!みたいな動揺っぷりに勘が悪い人でもわかる「何かあった」を察するわけですわ。
至極、冷静にボスは少年(息子)に動くなと言いながら、挙動不審全開の部下を従えて屋敷に入るんですけどね、入ってすぐに13日の金曜日かな?ってくらいの死体ゴロゴロ。どれもエゲつない殺し方。
殺しと言えばジョン・ウィックを観たばかりですけど、キアヌは顔面にサバイバルナイフ突き刺したりしなかったからな。
DIAだからか?いや、CIAもMI6も映画観てきたけど、サイコパスですか?な殺し方はイコライザーだけだな。
お察しの通りこのボスも殺されるんですけどね、そんな無慈悲なっていう殺し方です。殺したはずの男が実は生きていたとか無理ゲーな殺し方です。
生きてたら、それは最早、違う映画。
それくらい殺し方が痛いし痛いし、ってか怖い!!もはや、デンゼルさん怖い!!そんな感じ。
こう怒りが如実に現れたというよりも「主よ…」って神父様してそうな穏やかな雰囲気だから余計に怖いんだと思う。
目元も優しげでしょ。怒りが顔に出ない。というか殺している時に表情がない。お前がこの道を選んだんだという、悪いのはお前だ、まったく、お前ってやつはと言わんばかりの表情。
デンゼルさんだから出来る表情。

今回の舞台は南イタリアの小さな田舎町(アルトモンテ)です。海が目の前にあって住民全員知り合いくらいの田舎に降り立つ元DIA工作員のデンゼル・ワシントン。っても瀕死。死ぬかもくらいの瀕死。ボス殺しに失敗したんじゃなく、マフィアのボスの子はマフィアだったというやつです。(ネタバレなので映画見て)
今回はR15+指定です。ちなみにジョン・ウィックもR15+指定です。
どっちかってとイコライザーの方が痛かったかな。(何回も言うけど)ジョンは自分への痛みが多い(焼印とか指、切断とか)イコライザーは殺しの痛みがまさに甚振る状態。惨殺。
いやー、骨出てるじゃん。折る方向もだけど、そんなフルパワーでやるから骨突き出てるじゃんっていう嬲り殺し。あれ?やっぱりホラー?

イタリアが舞台なので役者さんもイタリアの方が多く、とにかく綺麗な人が多かった。
でもって敵は言うまでもなく伊マフィア。そんなマフィアに悪を許せない正義の鉄槌を華麗にくらわせてくれるんだけど、殺し方が伊マフィアの上をいくわ、笑顔だわで悪人はもしかしてデンゼル・ワシントンか?と終始思うほどでしたね。悪いことはするもんじゃないと真剣に思えると思います。
でも小さな田舎町に巣食う害を一掃してくれるのはスカッとするものがあった。
本当に9秒で殺してくれるもんだから、そのシーンはちょっと何をしたか動きの意味がわからないような、まさに瞬殺でしたよ。
マフィアのボスが兄貴というまるでジャイアンという後ろ盾がいるスネ夫並みにイキるチンピラの弟が田舎町を牛耳るあるあるパターンなんですが、店にみかじめ料を取りにくるんですわ。
田舎街に不似合いな、俺、悪だぜと言わんばかりのバイク野郎を山ほど引き連れて。ええバイク乗ってたわ。
警察官だろうが家族を人質にして俺の言うことを聞けとやる、本当にお前は典型的な悪だな!という外道です。
田舎町って良いな。人々の穏やかな時間がいいな。何よりも何も言わずに治療をしてくれて、家に置いてくれて笑顔で迎えてくれるなんて最高じゃないかと思っているデンゼルさんからすれば、許し難い暴挙です。
あ、ちなみに助けてくれた町医者はマドンナではありません、いや、ある意味マドンナかも。おじいちゃんです。
それくらいに居心地の良い「ここ、俺の最後の拠り所かも!」って思ってるところにそんなん来たら、怒っちゃうよね。ブチギレだよね。激おこ。

ブチギレバロメーターが振り切れると殺し方も痛さを増すのがデンゼルさんです。(ちなみにロバート・マッコールという役名)
こう、連続殺人犯ですか?並の勢いでチンピラ弟もぶっ殺してくれるんで、ビビった。笑顔でドン引いている弟に白い歯を見せて長年の友に逢うかのように「ブラザー!」って言いかねん勢いで迫ってこられたら泣きそうになるでしょ。
ちょっと弟も泣きそうになってたもん。え?なに?俺の仲間が吹き飛んだんだけどって言わんばかりにきょどる。
でもチンピラ弟、タダでやられるわけにはいかねぇと精一杯の対抗心から反撃しようと取り出したのがちっさいナイフ。
それ無駄だって!って観客全員が思ったと思う。思った通り、デンゼルさん「は?お前、それ本気?」みたいな顔で怯むことなく近寄って秒殺。マジで何の役にも立たんかった。
滅多刺しの顎下からのグサっ!ですわ。そして無表情。怖っ!
アディオス、ブラザー。
終始、殺しは惨殺です。

でも舞台となった街が実際すごい良い街で、山を切り拓いた感じのところに立つような街なので(語彙力)とにかく階段が多いってか、階段地獄。
いや、良い街なの。珍しく、行ってみたいって思ったくらいに。でも階段地獄。
足腰鍛えられるわってくらいに階段地獄で教会は階段地獄の山の頂上にある。生きも地獄、帰りも地獄の階段が続く…。
お疲れ!の意味も込めてか、教会の入り口には水道がある。デンゼル・ワシントンがぜぇぜぇ言いながら水を飲んでいた(病み上がりなので)

今回はイコライザー2に関係のある人が重要なポジションで出演しています。これはこれで、そうなんだ!と思う出演でした。
迫り来るデンゼル・ワシントンを是非!スクリーンで!マジですごいんで。
ラスボスの倒し方は一番、えげつなかった。
惨殺っていうよりもマフィアのボスとして一番したくない死に方じゃないかなと。
そういえば、イコライザー1でも気道を撃ち抜かれた買春の元締めが「出血した血液で気道が塞がれて、あと何分で呼吸困難となって」とか冷静に横で言われながら殺されたなというのを思い出した。
そしてどれも共通してるのが「お前、誰なん?」です。
何か知らん人がいきなり現れてぶっ殺されたら、確かに「え?誰?なに?」ってなるじゃん。
でも無表情で死ぬのを見届けてくれるだけで答えはくれない、地縛霊になるわっていうくらいの名前も知らない正体不明のむっちゃ強い人に理由も分からず(心当たりがありすぎてどれかわからない)殺されるという最期。
それだけのことをお前はしてきたんだという、暴力は残忍であるというのを示すタイプの監督だからというのもあるんだろうね。
横で時間測られながら死ぬって、なかなかないよ。

そういえばデンゼルさんの映画ってあまり観てないなと思って。
ボーン・コレクターは観たんですよ。結構、昔に。アンジーとの共演でしたけどあれもすごかった。サイコホラーです。
で、配信されてたんで気になってたデンジャラス・ラン観たんです。
お調子者でもお喋りでもないライアン・レイノルズ主演です。FTWDのルーベン・ブラデスさんも出ててびっくりした。
すごい面白かった。
ここでも凄腕CIAのデンゼルさん。水責め拷問される時ですら「それじゃあ水、足りないよ」って言う冷静さを持ち合わせている。
自分が拷問されるのに、水足りない。俺ならあとどれくらい増やすとか言っちゃう。でもその通りにするのも癪なのでそのままにするから、そんな大したダメージにもならない。
ライアンがただ一人おどおどして「合法?あれ、合法?いいの?」ってCIAだけど名ばかりCIAみたいな活動しかしてなかったから、初めはチキン。
これも是非、観てください。

ということで、今回は更新情報でもなんでもない観てきたシリーズです。
次、観るのはジェラルド・バトラーのカンダハルです。
バトラー2本立て祭りらしく、来月にもバトラー。


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