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『気持ち』に振り回されない方法

感情に振り回される、気持ちに波がある、などで仕事に悩む人からの相談を多く受けます。
今回はそのような悩みを解決するための対処法をお伝えします。

まず『気持ち』には2つの種類が存在します。

『心の気持ち』と『感情の気持ち』です。

2つの違いを理解することで、気持ちの呪縛から解放されます。

ぜひ参考にしてください。

気持ちは常に一緒

まず「気持ち」についてです。

突然ですが、この記事を読んでいるあなたは

「今、どんな気持ちですか?」

と聞かれたらなんと答えますか。

気持ちは、1日中ずっと"何か"を感じて、人と時間を過ごしています。無意識のときも含めて、何も感じない時間はありません。

見たり、触ったり、動いたり、聞いたり、言葉を交わすことで「気持ち」を感じます。

常に"何か"に反応して、自分と一緒に過ごしている「気持ち」には、感情の気持ちと、心の気持ちに区別されます。

「感情の気持ち」は頭を通して感じる

「海って、青くてキレイで、見ているだけで心が落ち着くな〜」とか
「ここのマグロは鮮度が最高だな!」とか
「B'zはいつ聴いても、テンションが上がる!!」とか

先輩や取引先から指摘されて「あいつ、いつもうるさいな!もうイヤだ!本当に話したくない」とか

何かしらの出来事が起きる度に、自分の頭(脳)を通して、知識や言葉、思考や経験などで考えた後に感じるのが「感情の気持ち」です。

普段感じる気持ちは、この頭(脳)の中を通して感じる「感情の気持ち」になります。

これが気持ちに振り回されたり、気持ちをコントロールできなくなって、悩んだりする原因となっているのです。

「心の気持ち」は純粋で清らか

例えば、赤ちゃんをパッと見て
「可愛い!!」と頭が判断する前に「かわいいっ~!!」と、すぐに湧き上がる気持ちや、車でトンネルを抜けた瞬間、目の前に広がる美しい海を見て「海は広くで青く、きれいだな〜」と脳が処理する前に「きれいだ」と感じるような気持ち。

自分の知識や言葉、思考や経験などよりも、先に湧いてくる気持ち。

「心」が感じる気持ちは、無垢で純粋、ストレート

心で感じた気持ちは刹那的であり、感情ですぐに上書きされるが、感じた気持ちは永遠に色褪せない。

海外に行き、異文化交流をすると、言葉が通じなくても気持ちが伝わることがあります。これも同じです。

国や地域を超え、赤ちゃんからお年寄りまで、年齢に関係なく、共通して感じられる気持ちが心の気持ちです。

感情と心の違いを知り、自分をコントロール

私たちは日々、感情を感じていますが、そのまま感情に振り回されてしまうこともあります。

しかし、感情をそのまま受け取るのではなく、ひと呼吸おいて感情を冷静に受け止め、心の気持ちを受け取ることが大切です。

なぜなら、感情の気持ちは自分の知識や言葉、思考や経験などからしか、判断されません。

「心の気持ち」を真っ直ぐ受け取り、大切にし
「感情の気持ち」は冷静に受け止めることが
『気持ち』の上手な扱い方です

自分自身をコントロールしながら、「自分らしく」過ごしていきましょう。


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