SNSでのコンテンツ販売入門:主婦のための副業実践ガイド PART2
はじめに
「Part1を読んで、さっそく始めてみたいと思ったけれど、具体的に何から手をつければいいのかしら?」
このような声をたくさんいただき、Part2では、より実践的な内容をお届けすることにしました。主婦ならではの視点で、実際の商品作りから時間管理、そして具体的な数値目標まで、詳しくご紹介していきます。
成功する商品設計の実例から学ぶ
私がSNSでコンテンツ販売を始めて最初に気づいたのは、「誰かの問題を解決する」コンテンツこそが、最も売れやすいということでした。特に、時短や節約に関する内容は、驚くほど需要があります。
例えば、ある主婦の方が作成した「平日15分で作る!子どもが喜ぶお弁当レシピ30」というコンテンツは、発売後1ヶ月で100部以上売れたそうです。なぜこれほど人気があったのでしょうか?
その秘密は、単なるレシピ集ではなく、「忙しい朝」という切実な問題に対する、総合的な解決策を提供していた点にあります。このコンテンツには、買い置きできる食材リストから、週末の仕込みポイント、さらには朝型・夜型別の作業手順まで、実践的な情報が盛り込まれていました。
また、別の成功例として、「手取り25万円家族の節約家計術」というコンテンツがあります。これは、月7万円だった食費を3万円に削減した実体験を基に作られた商品です。具体的な数字と実体験があるからこそ、説得力のある内容となりました。
このコンテンツには、単なる節約術だけでなく、家計簿テンプレート、週間献立表、店舗別買い物リスト、特売品カレンダーの作り方など、実用的なツールが含まれています。価格は4,980円と、決して安くはありませんが、「1ヶ月で元が取れる」という明確な価値提案があったため、多くの方に支持されました。
時間管理の現実的なアプローチ
「子育てや家事がある中で、いつコンテンツを作ればいいの?」
これは、多くの主婦の方が抱える悩みです。実は、この活動を続けていく上で最も重要なのが、時間管理なのです。
私の経験から、大きく分けて「早朝型」と「夜型」の2つの作業スタイルが効果的だと分かりました。早朝型の場合、5:30に起床し、家族が起きる前の1時間を使って投稿の作成やスケジュール配信の設定を行います。この静かな時間帯は、集中力が高く、質の良い作業ができるのです。
一方、夜型の方は、子どもが就寝した後の21:00から23:00を活用します。この時間帯は、1日の出来事を振り返りながら、より共感を呼ぶ内容の投稿を作成できるという利点があります。
重要なのは、毎日同じ時間帯に作業を行うことです。これにより、作業効率が上がるだけでなく、家族の理解も得やすくなります。「ママの仕事の時間」として認識してもらえれば、中断されることも少なくなるでしょう。
現実的な数値目標の設定
「どのくらいの成果を目指せばいいの?」という質問もよくいただきます。ここで重要なのは、無理のない、段階的な目標設定です。
初月の現実的な目標は、フォロワー数500人、1日3-5件の投稿、1投稿あたり1,000以上のインプレッション。商品販売は5件程度(合計15,000円程度)からスタートするのが理想的です。
これは決して高すぎる目標ではありません。毎日コツコツと投稿を続け、フォロワーとの関係を丁寧に築いていけば、十分に達成可能な数字です。
3ヶ月目になると、フォロワー数3,000人、1投稿あたり5,000以上のインプレッション、月間販売数20件(合計60,000円程度)を目指します。この頃には、どんな投稿が反応が良いのか、どんな商品が求められているのかが、徐々に見えてくるはずです。
ただし、これらの数字はあくまでも目安です。大切なのは、継続的な成長を実感できることです。時には目標に届かない月もあるでしょう。そんな時は、なぜその結果になったのかを分析し、次の施策に活かすことが重要です。
効果的な投稿とエンゲージメントの築き方
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