jasmy AMA 2024.12/19

JASMY AMA レポート
1. はじめに

本レポートはJASMYのAMA(Ask Me Anything)の内容をまとめたものです。聞き取りに間違いなどある可能性もあるので、詳細は @HARA_JasmyCFO @JasmyMGT @JanctionMGT_JP からの公式発表にて確認してください😉

2. AMAの概要

AMAは、CoinRevitというプラットフォームの提供者によって進行され、JASMYの現状と今後の展望、コミュニティからの質問への回答を中心に行われました。JASMYの設立背景、技術的な進歩、市場戦略、パートナーシップ、そしてコミュニティへのメッセージなど、多岐にわたるテーマが議論されました。

3. JASMYプロジェクトについて
3.1 JASMYとは

JASMYは、元ソニーの幹部によって設立されたプロジェクトであり、IoTプラットフォームの開発と日本発の最大級の暗号資産展開を目指しています。ブロックチェーンPCとパーソナルデータロッカーという、日本で特許を取得した2つのサービスを提供しており、データ民主化、個人データへの価値付与、データマーケットプレイスの構築を目標としています。

3.2 JUNCTIONプロジェクト

JUNCTIONはJASMYエコシステムを拡大するために設立されたインキュベーションプロジェクトです。JASMYの経営資源を活用し、遊休GPUを活性化させることで、新しいAI市場のインフラ構築を目指しています。JUNCTIONは、ユーザーがデータを安全に保護し、企業と共有することで利益を得られるプラットフォームとなることを目指しています。

3.3 JUNCTIONブロックチェーン

JUNCTIONは、EVMベースのレイヤー2ブロックチェーンを構築する計画です。初期の目的は、Ethereumネットワーク上のERC-20トークンとして存在するJASMYコインを、JUNCTION独自のネットワークへ移行することでした。JASMYは既に独自のチェーンを持っていますが、JUNCTIONはレイヤー2ブロックチェーンを構築し、JASMYをブリッジし、支払いや報酬提供機能として使用することを目指しています。

4. コミュニティからの質問と回答
4.1 JASMYブロックチェーンの稼働状況

質問: JASMYブロックチェーンはいつ稼働するのか、またはJASMY Globalのウェブサイトでいつ更新が確認できるようになるのか?

回答: JASMYはレイヤー1ブロックチェーンを構築していますが、一般的なブロックチェーンエクスプローラーサービスは利用していません。これはコンソーシアム型のブロックチェーンであるため、ノードを保有している人だけが情報にアクセスできます。セキュリティの観点から所有権が制限されているため、JASMY Globalウェブサイトでの毎週のブロックチェーン情報報告は一時停止されています。技術チームと連携し、定期的な情報更新の方法を検討しています。

4.2 KPI(重要業績評価指標)

質問: JASMYの現在のKPI目標は何か?それがコインの価値向上にどのように結びついているのか?

回答: JASMYでは以下のKPIを設定しています。

ユーザー数: 日本国内で700万人、グローバルで1億人。特にAPAC地域への積極的な参入を目指しています。
1ユーザーあたりのデータ価値: 1人あたり500ドルの価値を目標としています。
これらのKPIを達成することで、データマーケットプレイスの時価総額とトークン市場の時価総額が16.7倍になると試算しており、JASMYが信頼できるプラットフォームであるという市場価値を示すことを目指しています。

4.3 JASMYコインの採用促進と流動性の向上

質問: JASMYコインの採用促進、流動性の向上、市場の安定性を確保するために、どのような施策が実施されているか?

回答: JASMYは、市場メーカーや流動性プロバイダー、取引所との連携を強化することに注力しています。これにより、JASMYトークン経済を構築し、データマーケットプレイスを成長させることが目標です。市場の信頼を得て、機関投資家の参入を促す施策を進めており、特に、IoTデバイスからのデータ活用やユーザー行動の分析を通じて、JASMYブロックチェーン上で実用的なトークン経済を構築することを目指しています。

4.4 BinanceのJASMYトークン保有

質問: BinanceがJASMYトークンを大量に保有している理由と、その保有がJASMYエコシステムにどのような役割を果たしているのか?

回答: Binanceは世界最大の取引市場であり、多くのユーザーがJASMYトークンを保有し取引を行っています。そのため、Binance内ではユーザー間で頻繁にトークンが売買され、市場メーカーがアービトラージ取引や流動性提供を行っています。これはJASMYコミュニティ全体にとって高い流動性信用をもたらしています。Binance Smart Chainへの移行も拡大されており、DeFi(分散型金融)用途でのサービス需要があることを示しています。

4.5 監視エリア(Surveillance Area)からの脱却

質問: 現在の監視エリアから脱却し、より広範な市場で認知度を高めるための計画は?

回答:これは非常に難しい問題であり、Binanceの状況には私自身も驚かされている。Telegramコミュニティの再構築、DWF LabsやPlay StoresなどのBinanceのVIP市場メーカーとも連携強化、コミュニティ主導の署名活動やBinanceに関する記事の執筆を通じて、Innovation Zoneからの脱却を目指しています。この取り組みは継続的な努力が必要ですが、良い方向に進んでいると考えています。

4.6 トークンのロックアップ

質問: 現在ロックされているトークンの数と、今後のロックアップ戦略について?

回答: 現在、1億JASMYトークンが日本の取引所アカウントでロックされています。これはセキュリティ目的であり、市場のコントロールやJASMYトークンの価値維持を目的としています。これらのトークンは、JASMYを担保として使用するプラットフォームでその価値を維持するために保管されています。2025年までの計画として、資産のセキュリティおよび保険やゲノミクス分野への応用、そしてJunctionノードへのエアドロップを予定しています。

4.7 パートナーシップ

質問: パートナーシップについて何か新しい情報はありますか?特にSony、ソフトバンク、Panasonic、Toyotaなどの大手企業とのコラボレーションや、新たなパートナーシップの展望は?

回答: Panasonicとは、消費者向け電子機器や産業機械において、JASMYを通じてローカルデータの収集を行う共同製品の開発を進めており、日本旅行(Nippon Travel Agency)とはAIデータを活用した旅行計画提案、カーボンクレジット取引所(NCCx)とはカーボンクレジットを製造業やサービスに活用する取り組みを行っています。Sagan Tosuでは、ファントークンとステーブルコインを組み合わせた新しい経済圏の準備を進めています。
Sony Network Communications(SONET)とは現時点で正式なビジネス関係はないものの、定期的に情報交換を行っています。

4.8 機関投資家・大口投資家との関係構築

質問: 機関投資家や大口投資家との関係構築に関する進展は?

回答: DWF LabsやPlay Storeと提携し、市場形成や流動性提供を行っています。JUNCTIONとの提携により、多くのベンチャーキャピタル(VC)との繋がりを構築し、認知度を高めることができました。

4.9 Super WalletとAVITAブロックチェーンPC

質問: JASMYのSuper WalletとAVITAブロックチェーンPCのアップデート計画は?

回答: AvitaブロックチェーンPCはAPAC地域でVAIOよりも低価格で展開されていますが、JASMYウォレットを直接導入することは容易ではありません。JASMYのブロックチェーン技術をPCに実装するための新たな関係を築いており、セキュリティ強化のため、JunctionノードでJASMYブロックチェーンの価値を最大限に活用することを目指しています。JASMYウォレットはSuper Walletとは少し異なり、Super Voices(?)という名称に変更したいと考えています。

4.10 グローバル展開計画

質問: 日本以外でのJASMY技術のグローバル展開計画は?

回答: 日本市場は1,000万人以上の仮想通貨保有者を抱え、大きなポテンシャルを持つ一方で、55%の税制や取引所ハッキングなどの課題も存在します。
そのため、JASMYはグローバル展開を重視し、フィリピンではブロックチェーンPC事業を進めるため有望企業と協議中であり、香港の生命保険会社とは技術提供や開発ソリューションでの協力を開始しています。

4.11 メッセージングアプリでのPeer to Peer決済

質問: JASMYエコシステム内でメッセージングアプリを介したPeer to Peer決済機能を導入する計画はありますか?

回答: JASMYはメッセージングアプリを介した決済機能の導入は計画していません。過去にCentralitiesと協業し、IPFSを活用したメッセージングアプリを試みましたが、成功には至りませんでした。
その代わり、ピア・トゥ・ピア決済機能の構築に注力しており、ウォレットにはポイントやステーブルコインが既に実装されています。今後はJASMYコインも導入予定で、日本でステーブルコイン発行ライセンスを取得できれば、ローカル経済(例:地元サッカーチームやSagantos)向けにトークン送金が可能になります。。

4.12 デジタルIDソリューションの他国展開

質問: JASMYのデジタルIDソリューションを他国政府にも展開する計画は?

回答: 他国展開を視野に入れていますが、現時点では日本国内でのマイナンバーカード環境の構築が最優先です。まずは日本人口の70%以上が利用できる環境を整備し、KYC認証やデバイス認証(Your Machine機能)を通じて利便性を向上させることを目指しています。
将来的には、各国の規制や文化的要素を理解した上で、国際展開を進める計画です。

4.13 量子コンピューティングの脅威への対策

質問: 量子コンピューティングがブロックチェーンのセキュリティに与える潜在的な脅威に対して、JASMYはどのような対策を取っているか?

回答: ブロックチェーン技術の進化に対応するため、JASMYエコシステムは異なる技術への移行や統合が可能な柔軟性を持たせています。現在はHyperledgerベースのパブリックブロックチェーンを採用していますが、技術トレンドや開発リソースに応じて別の技術に切り替えることも可能です。また、セキュリティオフィスにはfelica特許を持つ創設者が在籍しており、常にセキュリティ対策を講じています。

4.14 長期ビジョン

質問: JASMY技術の長期ビジョン、グローバルな普及、そして拡大について教えてください。

回答: JASMYのグローバル展開で最も重要なのは、企業やエンタープライズレベルでの導入。ブロックチェーン技術を意識せずに使用できる環境を提供することが目標です。Panasonicのような開発パートナーは、ブロックチェーン技術の専門家ではありませんが、優れた開発チームと技術力を持っています。私たちは彼らにブロックチェーン技術を意識せずに使える機能を提供し、安全性やコスト面での利点を実感してもらうことを目指しています。

4.15 強気相場でのポジション

質問: JASMYは強気相場のピーク時に「日本のビットコイン」としてどのようなポジションを築くことを目指しているか?

回答: 2024年のJASMYは、3回の主要な価格上昇を経験し、X(旧Twitter)でも何度もトレンド入りしました。Panasonicとの共同製品開発、CoinbaseのCoin 50インデックスへの追加、Upbitへの上場を通じた韓国市場への参入、カーボンクレジットへの取り組みなど、多くの要因が成功に繋がっています。これらの取り組みを通じて、JASMYはより多くの投資家にとって魅力的な存在となり、日本を代表するブロックチェーンプロジェクトとしての地位を確立していくことを目指します。

5. コミュニティへのメッセージ

AMAの最後に、JASMYチームはコミュニティへの感謝の言葉を述べ、フィードバックは経営陣と共有し、今後の戦略に活かしていくと述べました。2024年の成果を振り返り、2025年以降もさらなる成長を目指し、コミュニティと共にJASMYエコシステムを発展させていくことを約束しました。

いいなと思ったら応援しよう!