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社員育成本が役立たずな真実:書店の罠を暴く!
これは、私がクリニックの経営をする中で、「もしかして、こういうことなのかな?」と気づいた話です。もちろん、確信があるわけではなく、あくまで個人的な意見なので、気軽に聞いてもらえればと思います。今日は、「部下の育て方」に関する本やセミナーって、実際のところほとんど役に立たないんじゃないか、という話をしたいんです。
私自身、そういう本を何冊か読んでみたり、セミナーにも参加してみたりしました。でも結局、「あんまり役に立たないなぁ」というのが正直な感想でした。同じように感じたことがある人も多いんじゃないでしょうか?
こういう本やセミナーって、「上司は部下の話をよく聞いて理解しましょう」とか、「もっと教育環境を整えましょう」なんてことがよく書かれていますよね。でも、それって本当に本質をついてるんでしょうか?
そもそも、指示を出す側と受ける側って立場が違うんだから、物の見方や感じ方も違って当然です。そんなこと当たり前じゃん!って思うかもしれませんが、意外とここをちゃんとわかっている人って少ない気がします。
試しにAIを使って社長と社員の割合を調べてみたら、ざっくり社長5%、社員95%という結果でした(細かい数字は置いといてくださいね)。当然ながら、圧倒的に社員が多いわけです。
さて、ここでちょっと考えてみてください。本屋さんってビジネスですよね?売れない本をわざわざ作るわけがありません。市場の大部分は「指示を受ける側」の社員たちなんだから、当然、その人たちが喜ぶような内容の本を売りますよね。
「社長や上司の本音」なんて本があったらどうなるでしょう?そんなの売れないし、むしろ炎上して終わりです。だから、耳障りのいいことを書いた本ばかりが並ぶわけです。
自己啓発セミナーにハマる人もいますけど、そういう人たちって本当にうまくいってるんでしょうか?むしろ、「上司が部下の話を聞かないのが悪い!」とか、「教育の仕方が悪い!」っていう考え方が広まって、ますます指示を受ける側に偏った発想が強まっている気がします。
でもそれって、指示を出す側の考え方や価値観を知るチャンスを逃し続けるってことなんですよね。ジョブ型雇用とかフラットな組織とか、副業推奨とか、いろんな新しい働き方が話題になっていますけど、それも結局、自分に力があってこその話です。ただ指示を待つだけの社員が、そういう仕組みを活かせるとは思えません。
社会的な成功を「組織の長になること」だと考えるなら、指示を出す側の人たちの考え方や価値観を学ばない限り、いつまでたってもその立場には行けないわけです。
それなのに、中間管理職になった人たちは、役に立たない本やセミナーにお金をかけて、まじめな人ほど最後はメンタルをやられちゃうんですよね。だって、根本的な問題が解決しないから。
「自分は出世なんかしなくてもいい」って思っている人もいるかもしれません。でも、それって本当に大丈夫でしょうか?会社は、いつまでも出世しない社員を置いておけるほど余裕があるわけじゃないんですよね。
新卒のときはみんな横並びですけど、10年もすれば同期の間で収入や評価に差が出てきます。後輩もどんどん入ってくるし、そのときに「出世しなくてもいい」なんて本当に言えるのか、ちょっと想像してみてください。ゾッとしませんか?
独立した経験がある人なら、この話がスッと入ってくると思います。私のクリニックでも、「個人の成長なんて興味ないです」と言って辞めていった人がいましたけど、10年後どうなるんでしょうね?若いうちは気づかないかもしれませんが、結果はあとから出ます。
だから私は、見込みのあるスタッフには本音でぶつかるようにしています。その結果、理解してくれたスタッフが今ではクリニックを支える存在になってくれています。他の組織でも同じことが言えるんじゃないでしょうか。
さて、ここまで読んで「じゃあどうすればいいの?」と思った人もいるかもしれません。一番いい方法は、自分で独立することです。独立すれば、嫌でもその本質がわかりますよ!