ポートフォリオの比率の固定の威力
ポートフォリオを組むことには
ひとつには、資産同士でヘッジの関係となり
総資産が安定する効果がある。元本が安定して動きづらければ、
配当や金利収入が、元本の目減りで
相殺される可能性が減ります。
つまり配当や金利による資産増を確実するという狙いがある。
もう一つには(ここからが本題)
たとえば
性質の異なるタイプの資産A B C
があったとします。
ポートフォリオを組むときに
それぞれの全体に占める割合を
予め決めておき、その比率を
維持するように運用していくという
やり方があります。たぶん常識です。
お恥ずかしながら
もっと早く知っていれば、早い時期から
やっておきたかったことです。
もっと世間での言及が多ければもっと早く知ることになった
であろう。
つまり投資に関わる記事で比率固定のギミックに触れた話は
少なかったとも言える。
このギミックはとてもスマートで
ABCの資産価値はそれぞれ景気循環等によって常に変動していて
それに伴ってA:B:C比も変わっている。
この変動する比率を当初の戦略的に定めた比率
になるように、買い増しをしたり
売ったりをして定期的にリバランスするだけで
難しいファンダメンタル、テクニカル分析などしなくとも
高騰した資産は売って
安くなった資産は買い増す
という当たり前なことを、自然に出来てしまうのだ。
高値づかみを撲滅できるすぐれたギミックなのです。
これは、資産の元本自体の増加というアプローチによる
資産増です。