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小ワザ~臨時収入は財布に入れない~
臨時収入の扱い
普段の収入源と異なり
臨時収入はまれに気まぐれに入ってきます。
多くの人に関わりのあったものとしては
例えば定額給付金が記憶に新しいと思います。
題名ではそれらのようなものを財布に入れないとあるが
どういう意味なのか説明したいと思います。
なにも財布に入れる”べきではない”(使い込むな)という意味ではありません。
そのまま財布に組み込むのも一つの手、というか
それが普通です。
ただ、財布に入れないのも一つの手です。
臨時収入は、よほど高額で税金が発生するでもない限り
基本自分のものです。でもあえてそこを
自分のものではないかのように扱うのです。
そうすると、特別な技が使える条件が整います。
臨時収入が発生したら、ノートなどに記録してそれまでの総額を
把握できるようにします。
それを”自分のお金”と明確に分けて保管します。
しかしただのタンス預金として、漬けておくわけでもありません。
そんなことしたら消費せい!と国に怒られそうです。
タンス預金と書きましたが、専用口座を用意してそこに入れるのもいいと思います。
自分金融
そのタンス預金の使い方としては、
自分のお金だけれども、あたかも自分のものではないかのように扱うので
借りるという概念が適用できます。つまり借りて使うのです。
そこがこの考案のちょこっと画期的なところだと思います。
借りるので当然、金利の設定も考えられます。
金利をつけるかどうかは、好みでどちらでもいいです。
金利がつくということはどんどん増えていきます。
銀行に預けてても手数料ばかり取られて
金利はろくにつかずを考えると
それだけでもちょっと魅力的に思えませんか?
意味
自分金融をする意味、意義はなんでしょうか。
自分から借りて自分に返すとか
まるで日本の借金かって。
もちろん金利がつくのは嬉しいですが、もっと
深い意義があります。
タンス預金から借りるとき
二重人格みたいに貸し手としての自分は
ちゃんと用途審査をします。そうしないとこの手法に旨味はありません。
消費というのは名の通り、使ったら消えます。
しかし、自分金融においては、返済が伴うので
焦げ付かない限りは、消えることなくむしろ増えます。
これは「投資」としての性質です。
支出が投資と消費に分類されるのはそのためです。
お財布のお金はだいたい消えますのでより消費的な性質のお金です。
一方、自分金融のお金は、投資のお金に分類されます。
返済するためには、もとが取れるような買い物しなくてはいけません。
自然と買い物の質が格段に向上することでしょう。
したがって自分金融の意義としては
普段の支出のうちの投資的な買い物の有様の
可視化とその管理にあるのではないでしょうか。
良かれと思って買っているものが本当に機能しているのかチェックできます。
実践例
例1
ゆうちょでは今の所、郵便局行けば引き出しの手数料はかかりません。
普段コンビニなどでお金をおろしている人は、少なくはないと思います。
手数料が取られますよね。
そこで、コンビニでおろさずに、タンス預金から借りるのです。
後で時間があるときにでも郵便局に行っておろして返済するのです。
すると手数料は支払わずに済んだのでその分利益が出たともとらえることができます。
その利益のどのくらいを金利としてタンスに収めるかは、自由に決めることもできます。ATMよく利用する人はかなり威力があるはずです。
例2
給料日前で、お財布が痩せてきたときに
まとめ買いしたほうがお得な場合で、でも
まとめ買いをすると足りなくなるという状況でも
やはり、タンスから借りるのです。
給料日になったら返して、金利は、まとめ買いで実現した値引きの
範囲内で出します。
どちらの例においても、確実に返済できる様になっています。
無理もしていなくむしろ楽にすらなっています。これが大事なことです。
これらの例以外にも、いろいろ考えるのも面白いかと思います。