本当の豊かさは愛媛県大三島にあった。DAY2.
目覚ましをかけずに自然に目が覚めるまで寝たのは何ヶ月ぶりだろう。
自宅以外は普段と違う環境からか、寝つきが悪かったり、途中で起きたりするのだけれど今日は本当に久々に「熟睡」できた気がします。
お昼ごはんは大三島の2つとなりの島「大島」にある「雅(みやび)」でウニ丼を頂くことにしました。
大島のウニはあまり市場に出回ることがなく、地元で消費される「地産地消」の海産物です。
身はこぶりだけれど、旨味が強く、脂も乗っていて、新鮮な塩の味が瀬戸内海を感じさせてくれます。
少し甘めのお味噌汁とふわふわの白ごはんの組み合わせが寝起きの体にじんわりと染み渡ります。
腹ごしらえを終えたら、大三島に戻ってきて、地元の古民家を改装したコーヒー屋さん「大三島コーヒー」へ。
南米、中南米、アフリカから取り寄せた豆をここで直焙煎しているとのこと。
それをオリジナルにブレンドして丁寧にドリップされたホットコーヒーを頂きました。
柑橘畑と瀬戸内海を見ながら飲むコーヒーは格別です。
今まで味わった事のない素朴な多幸感をふんわりと感じました。
その後は、きつねのぼたんの近くにある「大三島ブリュワリー」へ。
最近日本にも増えてきたクラフトビールの醸造場の波が大三島にも来ています。
ここも大三島ならでは。
柑橘農業を主体とした大三島の特徴を生かして、フルーティーなビールをここでは飲むことができます。
中央に置かれたストーブが部屋と人の温もりをひっそりと繋げています。
待ちに待った晩ご飯。
今夜も初日とはまた違った料理を頂きます。
中でもシメ鯖と苺のマリネには驚きました。
今まで味わった事のない味に出会った瞬間です。
他にも美味しいものが沢山あり過ぎてここでは全て書ききれませんが、
「食の新しい発見はきつねのぼたんにある」とだけ伝えておきたいです。
最終日もお昼過ぎにゆっくり起きました。
最終日は特に何もしていない。
さぁ、お家に帰ろう。
大三島は辺鄙なところにあるかもしれません。
正直、同級生がここに住んでいなければ、ここに来ることもなかったかもしれません。
だけど、これも不思議な縁です。
縁があって大三島にやって来ました。
こんな素敵な場所で、気兼ねしない友達とゆっくりできることの環境と時間が最高でした。
特別な場所は特別な人と行ってみたい。
いつか僕が特別な人を見つけた時は、少しだけ遠出して大三島へ連れて行こうと思います。
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