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白金ム鏡(デッキ紹介)

お世話になってます。びた泥です。
毎度ながらだいぶご無沙汰してしまいました。今回紹介するデッキは、白き森を使ってミラーフォース・ドラゴンを出そう!という趣旨のデッキです。よろしくお願いします。

レシピ

やりたいこと

白き森の妖魔ディアベルの(墓地から魔法・罠回収)効果を使って、ワンダーワンドをひたすら回収し、クリティウスの牙かそのサーチ手段を引くまで粘ります。また、トラップトラックや白銀の城の魔神像で融合素材(聖なるバリア-ミラーフォース-)を集めます。そしてミラーフォース・ドラゴンを出します。

ミラーフォース・ドラゴンは、相手の攻撃あるいは対象を取る効果に誘発して相手フィールドを一掃する、受動的ながらも豪快な効果を持っていますので、いるだけでもプレッシャーになってくれるはず。しかし相手が攻撃してくれるならなお良し。

ということで影法師トップハットヘアから地縛死霊ゾーマをセットし、攻撃を強要することでミラーフォース・ドラゴンの効果による全体破壊効果を誘発し、がら空きになった相手をタコ殴りにしようというのがこのデッキの目的です。攻撃強要がトップハットヘア(=モンスター2体)から準備できるなんて、いい時代になりましたね。

なお、目的達成のために、ドローとデッキ圧縮を多数採用し、終盤まである程度柔軟に戦えるように色々なカードを採用しています。細かな採用理由は次項、採用カード群にて紹介させていただきます。

採用カード群

メインデッキ:45

白き森モンスター(アステーリャ2、リゼット2、シルヴィ2、ルシア2)

白き森は魔法・罠をコストに展開ができるテーマ。初動のアステーリャ、リゼットは初手に引きたい一方、それぞれ自己蘇生、墓地回収効果があるので2枚に。シルヴィは召喚、特殊召喚時にデッキの白き森の魔法・罠に触れる便利さから3枚としていましたが、中盤以降手札にダブつくのが気になり2枚、ルシアは白き森の魔性ルシエラ(6シンクロ)からのサーチや白き森のわざわいなり(白き森1体リクルートして白き森のシンクロ召喚をする罠)でデッキに白き森モンスターを確保しておきたい都合、2枚にしました。この手のモンスターは1枚にしがちですが、デッキを触りまくる白き森の性質上、そしてルシア自身の出しやすさもあり、2枚欲しい対戦が多いかなと感じてます。
テーマの動きで6シンクロ→8シンクロできるので、ヴィサス・アムリターラに繋げてマナドゥムに触ったりできるのもすごく重宝してます。

白き森魔法・罠(いいつたえ2、わざわいなり2)

白き森の魔法・罠はモンスター効果のコストで捨てられた場合、再度セットされるカード群です。
いいつたえ(魔法使い族・幻想魔族がいたら白き森モンスターサーチ)はアステーリャ、リゼットのコストにした後、戻ったいいつたえでルシアをサーチするなどの使い方をします。3枚だと体感まあまあ腐るので2枚。
わざわいなりはコストにする他、トラップトラックから白き森モンスターに繋がる優秀なカード。シルヴィア出せば妨害。
白き森モンスターのうち星4チューナーは、白き森シンクロモンスターを場や墓地からデッキに戻すことで蘇生できるので、わざわいなりで相手ターンにもシンクロできるのは星4チューナーの蘇生コスト調達の観点からも大事になってきます。特にこのデッキだとランク4も出したいので序盤はシンクロ連打して墓地を温めておくのが大事。
…まさかの「採用した白き森全部2積み」ですが、相当吟味したつもりです。

マナドゥムまわり(リウムハート、ヒアレス、伍世壊=カラリウム、伍世壊砕心(マナドゥム・ブレイクハート)各1)

リウムハートはヒアレスをサーチして6シンクロできるので、魔性ルシエラを出せば初動に。カラリウムはリウムハートをサーチできる他、維持すればチューナーが破壊された場合に③の効果での蘇生が期待できます。②により光属性モンスター(リウムハート)の打点が上がり、ヒアレスが(リウムハートが攻1500/守2100ではなくなるため)出せないというデザイナーズ残念アンチシナジーがあります(マナドゥムはデザインに失敗しました。)が、アステーリャ、リゼット等でカラリウムをコストにしてあげればケアできます。ブレイクハートはチューナー、シンクロの蘇生。光を蘇生すると追加でモンスターを破壊できます。このデッキではたいていのモンスターが蘇生できますので、かなり有用な効果です。なおカラリウム、ブレイクハートは「ヴィサス・スタフロスト」とテキストに書かれているカードですのでアムリターラからサーチ出来ます。アムリターラがチューナー2体から出せる稀有なシンクロモンスターなので、ルシア+シルヴィのチューナーコンビから出るのが良い感じです。

エルドリッチまわり(黄金卿エルドリッチ、紅き血染めのエルドリクシル、黄金郷のガーディアン、コンキスタドール各1)

ガーディアンをトップハットヘアでセットすれば、黄金郷→エルドリクシル→エルドリッチにアクセスできること、白き森モンスターの効果で黄金郷、エルドリクシルをコストにすれば相互サーチによりしばらくコストに困らないこと、白き森の魔法・罠をエルドリッチのコストにした際に再セットされること、エルドリッチでコストを払ってアステーリャが蘇生すること、何より白き森に不足しがちな打点を黄金卿がお手軽に補えることから採用。ガーディアンを選んだのは攻撃力ダウン効果による打点補助と、混沌の戦士カオス・ソルジャーを耐性付きで出しやすくするため。純粋にエルドリッチまわりと白き森が相性良すぎるので本音を言うとエルドリクシル、黄金郷をもう1~2枚ずつ入れたいけど、デッキをかさばらせたくないので切り詰めてます。

焔聖騎士、装備魔法まわり(リナルド2、ローラン1およびワンダーワンド、トラップ・ギャザー、歌氷麗月+錬装融合、ドラゴン・シールド各1)

白き森チューナーの効果による自己蘇生、トイボックスを絡めた展開で簡単にランク4が組めるので、BKキングデンプシーの①からリナルドサーチ、①の効果で出してイゾルデ。イゾルデ②で次のリナルドを出してコストにしたワンダーワンドを回収、白き森に装備してドローブースト。
ローランはイゾルデの①によるサーチ先として。また、誰かに装備しておけば白き森のコストになる上、エンドフェイズに装備カードをサーチできるので採用。
トラップ・ギャザーは白き森の魔狼シルウィアに装備して墓地の罠の回収を狙います。裏守備にして貫通ダメージを与えれば済むので、②の効果の要求ハードルはかなり低いです。あとイラストがちょっと好きです。リゼットはこういうのおもちゃにして遊んでそう(偏見)。ただし描くのはむずすぎて諦めました。
歌氷麗月は手札に溜まっちゃうアステーリャ、シルヴィを出すため。墓地に落ちたら錬装融合をサーチする事でコストとドローソースを用意できます。
ドラゴン・シールドはミラーフォース・ドラゴンに耐性を与えるため採用。暇なときにローランを投げて、サーチしておきます。

トイ・ボックスまわり(トイ・ボックス2、ソルジャー、タンク各1)

ソルジャーは増援、イゾルデのサーチ+白き森のコスト要員。ボックスはソルジャーとの相互サーチ。タンクはボックスの効果をフルに活かすため。当初ボックス1で運用してましたがソルジャーのサーチ機会を無駄にしがちだったので2枚に。
トイボックス、テーマ単位で非常に相性が良く、逆張りで使ってなかったのですが、増援とイゾルデが入ったらもう入れない理由が無くなりました。
なお、魔法使い族・光属性に特段のシナジーがないためトイ・マジシャンは不採用。びっくりするほど弱いしね。

ミラーフォース・ドラゴンまわり(クリティウスの牙2、聖なるバリア-ミラーフォース-2、白銀の城の魔神像1、ビッグウェルカム・ラビュリンス1)

ミラーフォースへのアクセス手段はたっぷり用意し、ディアベルやトロイメア・グリフォンで何度も回収して使うつもり。
クリティウスの牙はサーチが効かないのでトラップトラックとキャッチコピーでのサーチを期待し、また序盤は手札に来なくていいかなってことで2枚。
あとはひたすらワンダーワンドとルシアでドローを重ねて引き込みます。
上述の出張ギミックによるデッキ圧縮で中盤以降は素引きの期待値そこそこ高い。
ビッグから呼べる魔神像はミラーフォースサーチ兼打点要因。トラップギャザーと組み合わせると攻撃力が5~6000まで上がることもあり、頼りになります。
マジカルシルクハットはトラップトラックから持ってきてクリティウスの牙や三戦の号などを見えるところに置く(のちのちディアベルで回収する)要員、かつ罠モンスター(黄金郷、自縛死霊ゾーマ)を対象にすることで魔法・罠ゾーンに再セットして再利用できることにも期待して採用。してたのですが全く引けなくてもやりたいことができたので抜きました。シルクハットはあくまで手段で、目的はクリティウスの牙。そこを踏み違えちゃいけない。

エクストラデッキ:15

メインデッキの紹介の中で触れていないギガンティック・スプライト、天霆號アーゼウス。これらはイゾルデ、トップハットヘア等+アステーリャ、リゼット等で出すお茶濁し要員。アーゼウスを置きっぱにしてデッキからエクシーズ素材を持ってくる効果でクリティウスの牙が置ければ御の字。
またイゾルデ+魔法使い族からセレーネを出す機会を後半に回せるようにしたい、3000超の攻撃力を用意したい、トップハットヘアを棒立ちサンドバッグにしたくないなど目論見があって採用。
PSYフレームロード・Ωは地縛死霊ゾーマが除外された場合の対策と、2枚目のクリティウスの牙が腐らないように。
ダイガスタ・エメラルは白き森がメインデッキから出払ってしまう問題を解決すべく採用。おかげで中盤以降も息切れせず、わざわいなりがちゃんと機能するようになりました。
以下、雑な仕事で申し訳ございませんが、テキスト確認用に画像貼ります。
その下にまとめを書きました。最後までお付き合いいただけますと幸いです。


まとめ

以上、白金ム鏡の紹介でした。
このデッキも紆余曲折でした。エルドリッチを厚くし、エル・ドラド・アデランタードを狙う構築にした時期もありました。マナドゥム・リウムハートや伍世壊=カラリウム を3枚積んだ時期もありました。逆にクリティウスの牙がピン挿しでお洒落を気取った時期もありました。その上でドローソースをたっぷり入れた本末転倒構築になっちゃった時期もありました。そうしちゃうとまあクリティウスが発動できないできない…。
が、何とか調整も上手くいき、お気に入りのデッキになりそうで一安心。その上でまだまだ紆余曲折を楽しみながら使っていこうと思います。

先日、あぷりこってぃさん主催のブロガーオフ会(読書の秋オフ)に参加させていただき、本デッキを何度か使用させていただきました。
対戦後にお互いのデッキについて語りあう時間を設けていただいたので、どさくさで対戦相手の皆様に結構相談を持ち掛けたりしたうえで、また何枚か中身を変えて現在に至ります。
本当に貴重な機会をいただけて感謝のしようもございません。

なお対戦の中で、ミラーフォース・ドラゴンが結構簡単に散っていくことが最も気になったので、改めて装備魔法を総ざらいし、ドラゴン・シールドを採用するに至りました。これも使ってみないことには正解かわからない。

デッキ名はき森+黄郷+マナドゥミラーフォース・ドラゴン)で、読みはプラチナム・ミラーとしています。
ちなみにサムネのリゼット+ワンダーワンドは先月描いた唯一の絵です。
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!

びた泥

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