木田博貴的おすすめ劇団その②(静岡県内編)
木田博貴的おすすめ劇団紹介第二弾!!!
こんにちは
日本の演劇を盛り上げるために、人生を捧げる熱血演劇人「木田博貴」です
自身の劇団Z・Aを始め、複数の団体やユニットの運営に携わり、自主公演だけでなく企業や自治体からの依頼公演、個人のオーダーメイド作品の制作、演劇教室の開催、ワークショップの講師など様々な活動を通じて、演劇界の盛り上げ及び、演劇人口の拡大を目指して爆走中です
自身の劇団だけでなく、全ての素敵な劇団・演劇人が活躍することが演劇を発展させることだと考え、今年からその為の活動に注力していこうと思っています
そこでまずは俺が実際に観劇してお勧めしたい劇団及び俳優、スタッフさんを独断と偏見により紹介して行ってしまおうと思いつきました~(パチパチパチ)
昨日公開した第一回目は非常に好評だったようで、たくさんの方に読んでいただきました
ありがとうございます
で、早速第二弾を書こうと思います
今回は公演を目前に控えている劇団さんを紹介することで、よりお薦め劇団の集客や、みなさんの観劇意欲を刺激出来たらなと思います
なお、紹介の仕方としては
・劇団(俳優・スタッフ)の紹介
・木田博貴との出会い
・木田博貴的代表作
・おすすめユーザー
・次回公演情報
を中心にお届けしたいと思います
ではさっそく紹介していきましょう!
第二弾となる本日皆さんにお薦めしたい劇団は
浜松の~~~~~~(また浜松かよとか言うなよ)
「MUNA-POCKET COFFEEHOUSE」さんです
「MUNA-POCKET COFFEEHOUSE」(ムナポケットコーヒーハウス以下ムナポケ)さんは通称「ムナポケ」と呼ばれて親しまれている劇団(クリエイティブチーム)です
木田自身も交流があり、近年ではほとんどの公演を観劇させていただいています
こう書くと、「身内びいき」と思う方もいると思うかもしれませんが
木田は友人だろうが嫌いな人だろうが「面白い舞台は面白い」「つまらない舞台はつまらない」とはっきりと判断する(言うとは言っていない)人間ですので
見所やクオリティには絶対の自信を持ってお薦めするのでご安心ください
ちなみにここでお薦めする基準は
●木田好みの演技もしくは演出をする
●木田の想像力を越えた作品を創る
●一定のクオリティを提供し続けている
と思っていてください
あくまで木田目線ですが
では、さっそく行ってみましょう!
■劇団の紹介
2000年に浜松市にて結成
『人と人のつながりが、クリエイティブ』をコンセプトに、「限られた時間の中で、観る人、関わる人の心を動かす事が出来る、インパクトがあるエンターテイメント」を目指して活動中
演劇公演だけではなく、ラジオコーナーの運営やイベントの企画、映像制作など様々なクリエイティブな活動をされています
ちなみに公式HPからの引用です
こういうしっかりとした説明のページがあると、助かりますね
作・演出は基本的に主宰の永井宏明さんが務め、毎公演様々なゲストを迎えて上演されています
やはり作・演出を兼任する方が静岡には多い印象ですね、木田も含め
基本的には毎年秋に大きな公演を打ちますが、近年ではサブ公演と称して永井さんではなく、メンバーの三浦一哲さんが演出を務め既成台本に挑戦もされています
またメンバーも多く、ムネポケの公演以外でもその演技を拝見することも多いです
■木田との出会い
木田が実際にムナポケさんの舞台を初めて拝見したのは2009年にムナポケさんが上演した『桜田家族―ガウディと紫貝の首飾り―』です
確か、当時Z・Aでは『Heaven’sTear』の公演前で、たまたま木田の元に当時面識がなかった永井さんからメールが届き、「観に来ませんか?」って感じで
木田だけではなく、他の劇団さんにも送っているんだろうけど、名指しで招待されたら少しは行こうと思うものだなぁ、と感心しながら、観に行った覚えがあります
このメールが無ければ、今の付き合いなんかも無かったかもしれませんね
初めて観たその舞台は、正直木田には良く分からなかったんですが、それでも新鮮で、面白い事に挑戦しているなって印象に残ったのを覚えてます
自分には出来ないこともたくさんやっていたので、悔しい気持ちと賞賛の気持ちが生まれて、当時ブログに書き綴ったはず
ただ、その時点では木田博貴的おすすめ劇団には入ってなかったですね
ちなみに観劇する以前にその存在を知ったのはかなり前です
正確な歳は覚えていないのですが、多分まだZ・A旗揚げ前の頃でしょうか
当時仲の良かった後輩が浜松の大学に通っていたので、遊びに行ったときに、浜松でも何か演劇活動しようか迷っていると言っていた彼が、何故かムナポケの名刺を持っていたんです
「ヒロさん(木田の事ね)、こういうやり方もあると思うよ」
と言って、当時広報活動なんかに悩んでいた木田にアドバイスをくれたのを覚えています
なので、ムナポケの名前と存在はかなり前から知っていたんですね、実は
しかし当時はあまり西部の演劇とは馴染みがなかったので、それからしばらくは接点が無かったんです
しっかりとした付き合いが出来始めたのは、2013年に上演された『名探偵 天童寺が行く:Re』にゲストとして出演させていただいてからですね
これもある日突然永井さんからメールが来て、誘われました(笑)
凄い行動力がある人なんですよね、頭も良いし
この辺りから、永井さんの作品の魅力が少しずつ自分なりに分かるようになってきましたね
■木田的代表作
と言うことで代表作ですが、昔の作品はあまり知らないので、最近の作品の中で選ぶことになってしまうのですが
『熊人』(2017)
ですね
と言うか、俺の中では圧倒的にこの作品が好きです
ええ、独断ですから
ただ正直、物語は難しいです
ムナポケのお話は難しいです
前回紹介した藤田さんの作品の難しさとはちょっと違う難しさがあって
演劇らしい作りになっていると言うか
最後まで世界観がはっきりと描かれなかったり
奇想天外な展開が起こったり
時間が巻き戻ったり、でも説明してくれなかったり
観る側の想像力を色んな角度から刺激してくるんですよ
そのくせ最後は何故か物凄い熱量に巻き込まれて感動しちゃう
って言うのが木田の印象です
例えるなら鴻上さんの様でもあり、野田さんの様でもある
そんな感じですかね
で、何故この『熊人』が良かったかと言うと
演出や演技が良かったのは勿論なんですが
特に役者ですね
良い演技をするのは何回も観て分かっているんで、そこは安心して楽しんでみるんですが
この『熊人』に関しては、一人の女優さんに滅多に動かされない心をはっきりと揺さぶられたんですね
これは木田の感覚的な話で申し訳ないんですが
本当に滅多にないんですよ
「想像を超える感情を感じさせてくれる」
ことって
それを感じる事が数年ぶりに出来たので物凄い印象です
それを感じさせてくれた女優さんとこの舞台に最高の賛辞を送りたいです
終演後、スタンディングオベーションを初めてしたいと思ったのもこの時でした
恥ずかしくて出来なかったけど
今思えばしとけば良かったな~!ってめっちゃ後悔しています
日本人の弱い所ですよね・・・直しましょう
あ、褒めてばかりではあれなので、気になる点も書きましょうか
公演によっては演者の能力に若干のばらつきがあります
若手も多いので、仕方ない事だとは思いますし
正直それほど気になるほどではないのかなとは思いますが
重箱の隅をつつくような真似をするとすればそんな所でしょうか
■おすすめユーザー
・クリエイティブな作品が好き
・ちょっと分かりづらくて何となく分かるくらいで楽しめるのが好き
・アッと驚くような演出が好き
・アートが好き
・考える事が好き
・わけの分からない人のパワーに触れてみたい
・木田さんの好きな物が好き
なあなたです
(独断と偏見です、上記以外のユーザーさんにも一度観ていただきたい)
■次回公演情報
はい、次回公演情報です
ありますよ!って言うかその告知の為にこのタイミングで紹介したので
気になるムナポケの次回公演は
2020年4月4日(土)&5日(日)です!!!
上演するは野田秀樹作『オイル』
浜松市浜北の「なゆた浜北ホール」で上演されます
昨年木田も『幻碌三文オペラ』でお世話になった会場ですね
サブ公演と言うことですが、サブと言う名称に騙される事なかれ
熱量凄いですから、絶対に面白い事間違いなし
木田も観劇予定です
詳細は以下を参照ください
https://679.jp/archives/event/20200404
またムナポケTwitterはこちら
@MUNAPOKE
です
気になった方は是非チェックしてみてくださいね
※以上の記事はあくまでも木田の個人的見解です
事実と異なる可能性もありますので、ご自身で確認をお願いします
演劇が今よりも盛り上がりますように
最後までありがとうございました
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