偽曲シリーズ第三回公演「溶けたアイスの捜索劇」脚本公開
偽曲シリーズの続編です
第一弾は
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https://note.com/visualrockza/n/n5eab3cb40926
youtube
https://www.youtube.com/watch?v=NTidY8cgeyw&t=140s
第二弾は
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https://note.com/visualrockza/n/nc0ca38e32833
こちらからご覧になっていただくとより楽しめると思います
偽曲シリーズ第三回公演
「溶けたアイスの捜索劇」
野良代
「英国の作家トーマスブラウン曰く『人の心は顔に現れる。故にABCが読めない人も、顔を見れば性格が読み取れるのだ』そうだ。なるほど、確かに的を得ていると感じるが、本当にそうだろうか。僕たちは演技をする。俳優は自らの心さえも欺き、化けようとする。とすれば、時に人は悪人でありながら善人の顔にもなり、善人でありながら悪人にもなり得る。ほら、僕だってこんな善人顔なのに、悪い事を考えることだってあるのだから。」
野良代の独白が終わるとそこは彼の営む古本屋
相変わらず所狭しと古本が並べられ、もしくは積み上げられている
そのどれもが「戯曲」である
奥にはテーブルとイスがあり、そのテーブルの上にも本が積み上げられている
そんな中で野良代、戯曲を読んでいる
野良代
「(読んでいた戯曲を閉じて)おや、お客さんの様だ」
すると、そこに一人の男性が入ってくる
男性の名前は「宇市」
宇市は少し落ち着かない様子(辺りを気にしたり、時計を気にしたり)
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