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「REDonDesert」もはや振り返り【座組】
少し間が空いてしまいましたが、11月に上演された「REDonDesert」の見どころと言うか振り返りを
今回は【座組】について振り返ろうと思います
ここまで来ると見どころっていうか思い出話みたいになってしまうけど
あまり裏側を知りたくないよって人は下をスクロールする前にブラウザバック推
奨
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で、【座組】
要は、今回の「REDonDesert」を一緒に創った仲間?メンバー?についてって感じですが
ここ最近のZ・Aの公演では毎回毎回のように言っているけど、本当にいい人たちが集まっているなあと思います
そりゃそうだろう普通、と思う方もいるかもしれませんが
最初の出演者の見どころでも軽く書きましたが、役者をやりたいって人の中には多かれ少なかれ目立ちたがり屋であったり、承認欲求が高かったり、そのクセ自己評価が低かったりとメンタルが安定しない人もいるわけですよ
で、別にメンタルが安定していなくても俺はそれが悪いとは思わないんだけど
自分中心に考えてばかりの役者さんっていうのが一部いるんですよね
「自分が目立ちたい」「自分が褒められたい」「誰かにすごいって言われたい」
この気持ちが全面に出過ぎている役者は少なくとも俺の舞台だと上手くいかないんですよね
そもそもZ・Aや俺のコンセプトは「お客様が楽しめる舞台創り」であって、「俳優が気持ち良くなるためのもの」ではないと言うこと
芸術性を追い求めたり、表現を追求していく中では観客を置き去りにして創作を行うことも否定はしないし、俺も個人活動ではそうする時もあるんですが、エンタメでは何よりも緻密な設計図が必要になっていて、役者のアドリブ感だけでやっていては上質なエンタメはなかなか提供できないと考えるのです
実力がないもしくは経験が浅いアドリブ感溢れる舞台ほど身内ウケでしかなくて、それこそ舞台を観に行っている人には苦痛以外の何物でもないことはよく知っているので
つまり何を言いたいかというと、今回の舞台も近年同様に「自分ファースト」ではなく「お客様ファースト」もしくは「Z・Aの理念ファースト」で稽古に臨んでくれる人ばかりだったと言うこと
「Z・Aの理念ファースト」と言うと少し大袈裟か、Z・Aがお客様を第一に舞台作りをしたいと言う思いを尊重してくれている人ばかりだったと言うことかな
つまり、相手の気持ちを考えられる人ばかりだったと言うことで
役者にしてもスタッフにしても互いの仕事を最大限に活かそうとしてくれていた
これで稽古場が険悪になるはずもなく
どこぞの勘違いしている人たちはZ・Aが怖いだの冷たいだのと噂していたりするが、だいたい俺たちと関わってくれた人たちは噂と俺たちの違いに驚いてくれる
それはそれでありがたいんじゃないかなとは思います
マイナスから入っているから、ちょっと普通にしているだけで好感度爆上がりするんだから
俺たちの悪口を言いふらしてくれた方には感謝すらしている有様です
と、話がズレた
もちろん全員が承認欲求や目立ちたいという気持ちが全くなかったわけではない
けれども、それが満たされるのはZ・Aの創りたい作品ができれば自ずと自分も目立てるし、気持ち良く演技が出来ると本能的に分かってくれたんじゃないかと、俺は勝手に思っているわけで
でなければ、「またZ・Aに出てみたい」って言ってくれる人が現れるわけないじゃない
あ、こう書くと俺が当然のようにみんながZ・Aの舞台に出たがっていると思っているみたいになるが、正直「あ、次も出てくれるんだ。俺のやり方嫌いになってなくてよかった、嬉しい」って安心していますw
俺だって自分のやり方が正解だと思っているわけじゃないし、上を見ればいくらでもすごい演出家も劇団もあるんだし、これからも観に来てくれる方が楽しめる作品を創れるように同じ思いになってくれる人たちと一緒に一層頑張りたいし、やり続けます
演技力や表現力、コミュニケーション能力が「REDonDesert」に関わってくれた全員が(俺も含めて)完璧とは言えないかもしれないけど、団体のためにそしてその団体を観にくる人たちのために演技を作り込むことが出来るメンバーばかりだったよって話
だから、どこに出しても人間性は間違いない人たちでした
全く一緒はないだろうけど、またこのメンバーで舞台を創りたいね
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