R指定「CLIMAX」の歌詞を個人的解釈してみた【前編】
■元ネタを解説したい
本作『CLIMAX』は歌詞がとにかく刺さる
ワイは残念ながら指定男子ではないが、マモさんの気持ちがどの楽曲よりストレートに伝わる
もしリスペクトを込めた元ネタやメッセージがあるのなら、懐古厨にしか気づかれないだろう
妄想による考察ですが
どうしても凄さを解説したくてnoteを始めました
拙い文章ですが、喜んでもらえたら嬉しいです
■まずはコンセプト
全国47都道府県ツアーのテーマソング
そして十周年をイメージして作詞作曲された
全国各地のライブハウスを盤車でまわり、
ヴィジュアル系シーンで葛藤をしつづけた10年
ファイナルの両国国技館(凍結)を目指す楽曲
■マモさんの愛したヴィジュアル系
走りだした銀灰のワゴン車に
まだ見えない未来-明日-を積み込んで
長い夜を越え 辿り着くのは
寂れた町のライブハウス
ー 出典『CLIMAX』歌詞よりー
銀灰とはDIR EN GREY
DIR EN GREYのバンド名の由来『灰色の銀貨』
虜には略して"灰銀"と呼ぶファンがいる
マモさんのヴィジュアル系のルーツ
過去のラジオ番組(※)でDir en greyがルーツだと語っており、実際にコンピレーション・アルバム『CRUSH!2-90’s best hit cover songs-』では
90年代のヴィジュアル系アーティストの中で、ゆらめきをカバーしている。
※夢人、マモの週刊ラジトーク 2012年11月11日
マモ「中学1年生の時にヴィジュアル系を初めて知ったんですよね。ラジオでDir en greyのゆらめきを聴いて、こんな音楽もあるんだって衝撃をうけました。」
CLIMAXのミュージックビデオ
元ネタはDir en grey『Child prey』のMV
小型戦闘機に搭乗したメンバの映像がとても似ており、匂わせのリスペクトを感じる
歌詞のメッセージを解釈すると…
ワゴン車に積み込んだのは…
実は" Dir en grey "という憧れた未来
■マモさんの愛した仲間たち
羽ばたくのさ鉛の翼で
キャリーバッグに過去-昨日-ごと詰め込んで
あの町を捨てて声枯らすのは
高田馬場のライブハウス
ー 出典『CLIMAX』歌詞よりー
xTRiPxってご存知ですか?
2010年頃九州盤には2つの人気バンドがいた
R指定 と xTRiPx
同じ福岡DRUM系列をホームとし、同じ時期に上京をして、同じSPEED DISKという事務所に所属
まさしくライバルであり戦友
先に放たれた十周年アルバム xTRiPx
本章では省略するがxTRiPxは紆余曲折を経て
十周年アルバム『Any verse』を発売
(その後 10+1 年目に解散する)
初めて立ってSONでけえ夢を描いた
あの頃と変わらずに抱いた
No limitで放つこのLyricsに込めた
この先を指し示す意味
Be-1 LogosとAREA 俺らが登った階段の上には
沢山の仲間逹の鼓動がいまも生きてるだろ
ー 出典『Any verse』歌詞よりー
マモさん『xTRiPx』解散への想い
解散した仲間たちへのサンプリング
xTRiPxの楽曲
Dragon Ashの影響をうけたミクスチャーロック
その中のヒップホップ文化にはサンプリングというおもしろい表現方法がある
ヒップホップ用語 サンプリング
既存(過去)の楽曲のフレーズを引用することでリスペクトやディスを表現すること。自身の主張や曲のテーマがサンプリング元に沿っていなければ意味を成さないため、センスが問われる。
十周年にパンチラインをサンプリング R指定
SON Be-1 Logos ⇔ あの町
AREA ⇔ 高田馬場のライブハウス
歌詞のメッセージを解釈すると…
キャリーバッグに詰め込んだのは…
実は" xTRiPx "という仲間たちの過去
■後編へつづく…
たぶん