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【🔥コトバで心に灯をともせ🔥】失ったものばかり数えるな!(ワンピース・ジンベエ)

ワンピースのセリフ

『失った物ばかり数えるな!』

…が、実は現実世界でもとっても重要だ、というお話です。
どう重要なのか?体系的に迫って参ります🔥

セリフの背景

ルフィの力が及ばないまま、大切な義兄弟を助けられず、義兄弟は亡くなってしまった。
その事実と向き合い、苦しむルフィ。
要約すると…

  1. 大切なもの、情熱をかけていたものを失った

  2. 失ったものの大きさにばかり目が行っていた

  3. 喪失感から自らを見失い、自暴自棄になった

それに対して、ジンベエは

「今は辛かろうがルフィ、それらを押し殺せ!失った物ばかり数えるな!無いものは無い!確認せい!お前にまだ残っておるものは何じゃ!」

と説得し、ルフィは自分にはまだ仲間がいる、すべてを失ってはいない、ということに気づくというストーリーです。

『人格者』ジンベエ

ポイント;囚われている『視野』を解放する

「何かを失う」「失敗する」ことは往々に起こります。
まるで全て失った、全て無駄だったかのような錯覚に陥ります。

そう、錯覚です。
本当は、それによって得たものが、必ずあるはずです。
あるはずなのですが、見えなくなっています。
なぜでしょうか。

人間は「失うもの」に、より執着する性質があります。
何かが欠けると、元に戻そうという力が強く働きます。
その執着が、盲目を作り出します。

見えないものを見つけるには、一度のその執着を遮断し、
視野を解放する必要があります。

ジンベエはルフィの視野を取り戻したのです。


現実でも起こる、執着と盲目

例①友人、恋人の喪失

  1. 長年付き合った友人に裏切られる、恋人を失う

  2. ゼロに戻ったと思い込む

  3. もう友人、恋人などいらないと考える

もう一度、あなたの人生はもともと友人や恋人のためにあったのだろうかと思い出して欲しいのです。また、その恋人、友人がいたことで、自身が手に入れたものは何でしょうか。

実際、ゼロに戻ることはまずあり得ないです。

例②ビジネスシーン

  1. 一生懸命取り組んできたプロジェクトに失敗する、競争に惨敗する

  2. 失敗、惨敗にのみ注目する

  3. 自分の会社はダメだと思う、得たものはないと思う

実際はそうではないはずです。
惨敗したって、どこかの段階まではうまくいっていたはずなのです。
また、失敗から生まれた製品は世に五万とあります。

喪失感、特にリーダーの盲目は、そういった可能性を、すべて殺す行為に他なりません。


振り出しに戻らない

失敗をバネにして成長できている人の頭の中では何が起こっているのでしょうか。

成長する人たちは、ゼロ地点に戻りません。
失敗の上に立てているのです。
(そういう意味で、失敗という概念はそもそも存在しないのかもしれません)

エジソンは「失敗したのではない。成功しない方法を一つ潰したのだ」と言いました。
これは科学的に正しいと言えます。

3Mがポストイットを開発できたのは、接着剤の開発に失敗し、何度も着脱できる接着剤ができてしまったからです。
もし失敗と評価してしまったいたら、この商品は生まれなかったかもしれません。

「ゼロ地点まで戻る」は本当か?

結果が全て。でも結果は可変的。

私は特に『結果が全て』とは考えていませんが、もし結果が全てだとしても、
その結果評価は可変的であるべきと考えています。
一つの結果に執着すれば、さまざまな可能性を見落とします。

「結果がうまくいきませんでした」と相談されることがあります。
そんな時私は「結果以外で何か得たとしたら何ですか?」というような聞き方をします。

※人間は完全ではありませんから、目標設定や計画もまた完全ではありません。完全な目標や計画でないのに、なぜ執着する必要があるでしょうか。
(いや、無い!)

最後に

せっかくのジンベエの名言なのに、
小難しいことを言ってしらけさせてしまっていたらごめんなさい。

ただ、名言を利用して私の主張を通したかったのではありません。
実は私は何度も何度も、現実世界でこの名言を思い出して、気付きを得ています。
この名言が多くの方の記憶に残り、役立てられればいいなと思い、記事にしました。

以上、お読みいただきありがとうございました。



私はプロフェッショナル認定を取得したコーチとして、ビジネスコーチング、ライフコーチングを提供しています。
視覚化により、クライアントの今をはっきり描き、土台からしっかり固めます。
コーチング記事も書いていますので、ご参考ください。

コーチングのお問い合わせは下記またはDMにてよろしくお願い申し上げます。

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