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【私vs会社】会社を壊すダメ目標に立ち向かえ⑤(最終回)

ここまで、会社の課題点を見つけ、原因を仮定/特定し、対策案を実施してきました。

その振り返りと、最後に施策の結果をのべて本シリーズを終えたいと思います。


会社の課題点;ダメ目標が原因と考えた

▼第一回

会社の目標が「売上」だけしかなく、営業以外の部署は評価されず、組織内で不満や機能不全が生じる状態でした。特に製造や総務などは関与できず、結果として全体の成長が妨げられていると考えました。

▼第二回

営業目標が運任せの設定でした。さらに、具体的な対策も講じられず、営業活動には実効性がなく、目標達成に向けた行動計画が欠けていました。このような目標設定では、改善策が見出せず、結果として社員のモチベーションも低下すると考えました。

▼第三回

製造部門では「ミスをしない」ことが目標となり、精神論で対策が進められていました。ミスを報告しない方が得策とされ、隠蔽が横行していました。ミスを避ける目標は非現実的で、成長を阻害します。目標設定を現実的で実行可能なものに変更すべきと考えました。



改革への施策

改革に用いた施策を総合的にみると、以下の項目を単一または複合的に用いて実施してきました。

  • 見える化(分解と数値化と図式化)

  • 約束(明文化と繰り返し)

  • 即試行/即改善(より良い方法が見つかればいつでも更新)

  • 視点は共有/見解は公開/手法は議論

  • 合理的、数学的に徹する



結果、得られたもの

獲得物の一部をご紹介します

  • 社員が自分の成長と貢献を実感し、モチベーションが向上

  • 会社と社員の期待値が一致する

  • 成果に基づいた公平な評価、社員が安心して業務に取り組める

  • 評価の透明性が高まり、不公平感が減少

  • 目標設定が具体的で達成可能になり、業務改善が明確化される

  • チームの協力意識が高まり、目標達成が容易になる

  • 業務プロセスが細分化され、効率的に業務を進められる

  • 重要な変数を特定し、効果的なアクションを取ることができる

  • 問題が小さいうちに発見・解決できる

  • PDCAサイクルが効果的に回り、継続的な改善が実現される



得られなかったもの

  • 即効的な成果

  • 全ての社員が最初から積極的に参加すること

  • 答えを見つけること

これらは、今回の施策だけでは得られなかったものです。
これらは、今回諦めていたものでもあります。
今後必ず改善を実施していきます。

最後に

以上で本シリーズは終わりです。
このシリーズは私のポートフォリオとして、また私の試行錯誤が読者の参考になればと思い、記録するものです。

ここまでお読みになった方の中には私が何にヒントを得てこれらの施策に取り組んだか、お気づきになった方もあるかもしれません。

確かに、私は多くのアイデアを先輩方や書籍から得ております。ただ、試行錯誤を繰り返すことにより、今となってはオリジナルアイデアとはかけ離れたものになっていると思います。

私はコンサルタントを行っていませんので、私の施策を細かくご指導する場はございませんが、コーチングにその経験を活かしています。

コーチングにご興味ございましたら、DMまたは下記へご相談ください。

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。


【改革ノート】会社を壊すダメ目標に立ち向かえ①~⑤


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