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ワニになってみる(船戸直子)

直子です。
岐阜県岐阜市在住、二児の母です。

2021年の春に、地域の小学生達と演劇創作をしてみようと
『演劇くらぶこんぺいとう』を勢いで立ち上げました。
その勢いのまま、公演をやってみようと、秋に発表公演を開催しました。
演劇の現場で出会った東京の仲間達も岐阜へ駆け付けて、てんやわんやの私をサポートしてくれました。
現在は毎週一回、こども達と集まって、演劇あそびを実験的に繰り返しています。

コロナ禍で、個人的には出会いの機会に恵まれました。
日々色んな人とお話している中で、こども達とその親達は今、仲間作りの場と思い出作りの場を強く欲しているなと感じました。
一方その頃、東京の仲間達は表現の場を奪われているという情報があちらこちらから入ってきました。
そこを掛け合わせたらなんだか色んな方面を救える気がする…という、ほとんど直感で突き進み、今に至ります。

演劇は小さなこども達と相性が良いです。先入観がありません。特に低学年であれば「ワニになって下さい」と言うとワニになります。まずやってみる。
ワニの口を手で表現するのか、それとも自分の口を大きく開けるのかで割れます。ワニなんて直接触った事もないし、ましてなった事なんてないわけですが、想像して楽しむ事がすんなり出来てしまう。

演劇を楽しむ事に経験なんか関係ないなと、演劇畑にいた私は感じています。
日々こども達に学んでばかりです。

vistArtの活動については、こんぺいとうのお手伝いをしてくれているはづきさんに、コロさんを紹介して貰い、仲間入りさせて頂ける事になりました。
自分が何が出来るかなどは深く考えずに参加してみました。
こども達に日々教えられている『まずやってみる』をやってみました。

ご縁がご縁を繋いでくれる事を嬉しく思います。

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