力、なくとも(塚越光)
演劇を通じて演劇を知らない人たちと出会いに行きたい。
vistArtというチーム名もまだ無かったころ。代表・荻原千佳の呼びかけ文を見た時にすぐさま「初めまして。」とメールを打ち始めた私の原動力はこれでした。
初めまして。
塚越光(つかこしひかる)と申します。
俳優、大道芸人、演劇ファシリテーターとして活動しています。
以前、自身が演じることと社会の繋がりを疑問に思って1年間営業マンに転向して働いたことがあります。60年の歴史のある劇団(企業)でした。会社の名前を背負ってあちこち訪問させていただき、様々お話を伺いました。県知事、議会議員、商工会会頭、個人商店を営む皆さまや学校の先生、地域の文化サークルなどなどなど。私の知らない世界ばかりでした。それはお仕事という話だけでなく、そこで生きる個々人の持つ価値観や考え方についてもです。
私が俳優としても最も成長できた1年だったように思います。
社会を知り、そこに生きる人々を知り、演劇を通じて考える。
vistArtメンバーと話をしていると、私では考えられないようなアイデアや個々の育んできたスキルがたくさん出てきます。私一人では新しい活動の一歩を踏み出すことも困難です。でも、みんなで作り上げたものを持って、みんなと一緒に新しい誰かに出会いに行くことができる場がvistArtなんじゃないかなと思っています。
「演劇は役に立つ」
その新しい道筋、可能性を探り形にすること。
それが演劇を知らない人たち、好きでいる人たち、私自身をも、
今より少し『いい感じ』にできればいいなと期待しています。
⏬vistArtの活動に応援頂ける方、どうかサポート宜しくお願いします!⏬