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炭鉱夫はじめました(FF XIVプレイ日記7)

エオルゼアの都市郡のひとつ。ウルダハ。
砂漠に近く、森に囲まれたグリタニアとは正反対に、乾いた土に、大きな岩が転がり、大きな谷に細い川が流れ、緑の薄い山岳が立ち並ぶ。
鉱石採掘の大きな機械がゴーンゴーンと鳴り響く。
その大きな音にかき消されるように、岩肌に取り付いた者が、小さく、音を立てる。
昔から鉱石資源が豊富なウルダハでは、採掘師ギルドの参加も盛んだ。
西ザナラーンのナナモ新門の八十階段の周りでも新参採掘師が今日もピッケルを振るう。
今は、銅も見つけれはしないが、ここウルダハは、商売の都市だ。
この一振りで、いつか見た夢を掴み取ることもできる。
そうやって、皆、ピッケルを振るうのだ。

前回の革細工師に続き、今回もクラフターとギャザラーの話。
鉱石掘りで、億万長者への道を語りたいところだけれど、己の道は違うところにあることに気付いてほしい気持ちもあるが。
前回取るに取った、アルドゴートレザーの皮をレザーに製作するために必要な採掘師レベル20の素材、アルメンを目指して、採掘師になった。
ギャザラーは、クラフターと違い、主な活動場所は、フィールドになる。
採掘師になると、採掘できるポイントが表示され、そのポイントで採掘を行う。
スキルを使い、採掘の確率や、高品質の確率を上げて、掘る。
最初は、街の近くで採掘を行うが、レベルが上がれば、強い敵のいる場所で採掘を行うことになる。
スキルの中には、ステルスといって気配を消して行動できるものもある。

それにしても、ギャザラーは地味だ。クエストの要求アイテムとして、黒曜石×99などがある。一部のフィールドに点在する採掘ポイントをぐるぐる。ぐるぐる。と回りながら、ピッケルを振るう。
個人的には、ちまちましたこういう作業が嫌いではないので、作業の中にも、どの組み合わせで高品質の確率を上げれるかを考えたり、戦闘より向いているではないかと思う。
元々、壁に話しかけるほうが得意な性格なのだ。
それでも、仕事から帰り、息抜きのゲームで、3日もクラフトと採掘を続けていては、億万長者の夢より、今進めるべきメインストーリーのことを思い出す。

ぴこっ。と、フレンドからメッセージがくる。
「ダンジョン行こうぜ!」

僕は、その麦わら帽子を脱ぎ捨て、幻術士のフードを被る。
「いまいくよー!」

いまだにアルメンは取れていない・・・。
アイテム欄には、アルドゴートレザーの素材が、51個。
そうやって、素材でいっぱいのリュックを背負って、ダンジョンに向かうのだ。

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