FF式カジノ!ゴールドソーサーで遊ぼう!(FF XIVプレイ日記9)
きらびやかに光る。軽やかに回る。歓喜と敗北の音が、鳴り響く。
世界が色々な不安を抱えつつも、この場所は、音を鳴らし、騒ぎ、いつまでも光り続けるのだ。
この扉をくぐる人たちは、頭で描いた勝利に、自然と口角があがってしまうことを止められない。
その中で、勝負を目の前にすれば、普段のやるかやられるかのその雰囲気が、その集中が目に現れる。
結局は、勝負なのだ。刺すか、刺されるか。普段は、その胸しまう、勝負に覚える興奮を、ここでは抑えきれず。
目を尖らせて、笑うのだ。
さて、ダンジョンに向かうと緊張した面持ちを見せつつ、飛行船が使えるようになった途端、カジノに向かってしまうとこまでが、前回のオチになる。
ダンジョンの緊張はそれぐらいに、思いつめるものなのだと伝えたい。
この先の不安を案じるおじさん達は、場外勝馬投票券発売所ウインズや、パチンコに通い詰めるのだ。
僕が、ゴールドソーサーに走ったのは、ふたつのゲームが理由にある。
ひとつは、トリプルトライアド。
FF8のミニゲームとして登場した、5枚のカードを9マスの陣地に置きあうシンプルなのに奥深いカードゲームだ。
これを開放すると、普段のストーリーの道中でもカードマークがついている人と対戦ができる。
もうひとつは、ドマ式マージャン。
FF14でまさかのマージャンができると話題になった。
NPCとも対戦できるし、コンテンツファインダーで、プレイヤー同士で戦うこともできる。
早速、トリプルトライアドの受付にいって、初期デッキをもらう。
レア度1のカードばかりだが、頭を使えば勝負できる、そういうゲームがトリプルトライアドだ。
チュートリアルの受付の人と、戦い見事に勝利を収め、レア度2のカードを一枚手に入れる。
勝負に勝てば、相手のカードを奪える、そうやってカード収集していくのもこのゲームの醍醐味だ。
その勢いで、周りのNPCにも戦いを挑む。気分は、闇遊戯だ。お前の全てのカードどころか、心まで奪ってやろうと、遊戯王連載初期の容赦ない闇遊戯のように、デュエルに挑む。
カードをドロー!(トリプルトライアドにはドローはない。)ボムのカードを攻撃表示!(トリプルトライアドには、攻撃表示はない。)
意気揚々とカードを置いていくが、雲行きは怪しい。出てくるカードのレア度が違う。
数字の大きいカードで、どんどん相手の色に染まっていく。
そうやって、見事に魂を抜かれた闇遊戯は、闇の罰ゲームの中に閉じ込められ、敗北者Sat Sevendayがそこに残る。
ええい。次は、ドマ式マージャンだ。
こちらは、デッキの強さは関係ない。幼少期から磨いたこの腕が光る時だ。
次は、靴下と脱いで、エトペンと胸にかかえ、メガネを外し、髪を結ぶ。仕上げは、タコスで完璧じぇ。
(マージャン漫画「咲」の登場人物の勝負前の特徴的な描写です。)
まずは、チュートリアルで、NPC相手に戦う。
モーグリ、マンドラゴラ、スプリガンが、宅に並ぶ。
このキャラクター達、モーグリは戦えないが、他のマンドラゴラと、スプリガンは、幻術士の打撃でも勝てるような相手だ。
結果は、トップに40000点差で、見事に惨敗・・・・。
うなだれるその顔を、雀荘の常連客のおじさん達の眼光で見つめるマンドラゴラとスプリガン。
モーグリは、クポクポと笑っている。
身ぐるみを剥がされ、ゴールドソーサーの扉を出ていく。
ギャンブルこわい。
ダンジョンの怖さに逃げてきた結果、この現実。
真面目に、冒険者やろう。そう思う、Sat Sevendayだった。