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発達の気になる子どもの対応について

非定型発達、発達障害についての概要記事は

発達が気になる子どもにどう対応するのが良いか、体験的にやってきた方法の一部を書いてみます。
上の記事に書きましたが、私は発達について体系的に学んだわけではありません。
発達障害であっても、子どもの性格や特性は一人一人違います。
対応方法もさまざまです。あくまでアイデアの一つとして読んで頂けるとうれしいです。

①関係性を第一に

子どもに限らず、人間関係において、関係性の悪い相手のアドバイスは受け入れたくないものです。
子どもになにかをさせたい、でも全然言うことを聞かない場合、親もついカッとして強い言葉を使ってしまい勝ち。
感性性を第一に考え、そのことが、絶対に今やらないとダメなことなのか、次の日でも良いのかを見極め、関係性を良好に保つことを優先してください。

そうは言っても、絶対子どもにやらせないとダメなことはあります。制止しないと体に危険が及ぶことも。
そういうときは、ついちい親も口調が強くなりがちです。

子どももが落ち着いたあとに、「歯磨きしないと虫歯になって、歯医者さんで痛い思いをするから、ちょっと強く言い過ぎたね」「あなたがケガをしたら嫌だから、大きい声出しちゃったんだよ」などと説明してください。ついでに、「大きい声出してごめんね」とカジュアルに謝ってしまいましょう。
子どもに限らず、人間は寝ている間に頭や心の整理をするらしいです。
寝る前に、その日できたことを振り返ったり、楽しかったことを話したりして、子どもが楽しい気持ちで眠りにつけるようにすると良いですね。

②かんしゃくを起こす前に

なにかにつけ、かんしゃくを起こす子どもがいます。ベストな対応方法は、かんしゃくを起こさせないことです。
そのために、普段どういったときにかんしゃくを起こすのかを記録し、起こさせないのが一番の方法です。
かんしゃくが起こりかけのときに、なにかを無理強いすると、爆発します。
子どもだって、かんしゃくを起こしたら疲れます。好きで起こしているわけではありません。

かんしゃくが起きそうになったら、別のことで気をそらす、場所を変えるなどが有効です。ちょっとしたおかしを食べさせるだけで、気分が変わることもあります。
発達に心配があるお子さんの場合、普通の子どもより脳を酷使していることがあります。情報の取捨選択が難しいため、全てに反応し、全てに関わっていくタイプは特にそうです。
脳に届く栄養は糖分なので、アメやチョコレートなどが良いでしょう。
場所を変えるのは、例えばお風呂に入る、少しだけ散歩をするなど、有効な子どもが多いです。
やりたくない行動を一時棚上げして、好きな行動をさせるのも良い方法です。好きなお手伝いがあれば、それをやってもらって、「助かったよ、ありがとう!」と親が言うのも良いですね。

③かんしゃくが起こってしまったら

いくら気をつけていても、かんしゃくが起こってしまうことがあります。
親も泣きたくなりますが、一番困っているのは本人です。
好きでかんしゃくを起こしているわけではありません。

子どもがパニックになっているときは、まわりの大人が何を言っても、子どもの耳には入らず、頭にも入らないと思ったほうが良いでしょう。
それまで話をしていたことは全て一旦中断して、「かんしゃくを鎮める」ことを第一にしてください。

まずは、子どもの安全確保。
かんしゃくは、なんらかの刺激によって起きることが多いので、その刺激から子どもを物理的に遠ざけること。
体に触るのが大丈夫なお子さんは、背中をさすったり抱きしめたりして、気分を落ち着ける手助けをしましょう。
刺激に反応しやすくなっているので、かける声も小さめ、触るのも優しめのほうが良いことが多いです。

体に触られるのが嫌な子どもは、距離をおいて、見守りましょう。
親に「怒っているんだ」のアピールでかんしゃくを起こす子も多いです。
年齢や普段の行動によって、安全の確保ができるなら、親が別室に行くのが良いときもあります。

ものを投げたり、暴力をふるう場合は、警察に通報することも視野に入れても良いかもしれません。
対応する人が変わると、かんしゃくが収まる子どもも多いです。

ほっておくのが一番というケースも多いです。
もし外でかんしゃくを起こしている子がいて、親は近くにいて何もしていないように見えても、実はそれが一番早くおさまる方法だということを知っておいてほしいです。

おさまったら、「どんなときに」「どういう状況で」かんしゃくが起きたかを記録しておいて、今後はそういう状況にならないようにするのが良い方法です。




















































































































































































































































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