「納得」に至るまで、悩むことを妥協するな。
こんにちは!visionsインターン生のななこです☺
今回は、この春スタートした、26卒対象イベント【25卒の先輩に聞く!理念就活ストーリー】第5弾の様子をお届けします。
今回のテーマは「夏の経験を活かした、秋以降の過ごし方」。
夏のインターンシップなどの経験を踏まえ、秋には就活に対する考え方から悩み、考え直したという25卒の先輩たち。
「早期選考や目先の内定ばかりに囚われず、自分らしさを見失わないための就活への向き合い方とは?」をお聞きしました。
vol.5 先輩のご紹介
▶就活の全体像
ーー大学3年の2月にグラフが大きく下がっていますね。どのような出来事があったのでしょうか?
D先輩)
高校時代の友人が内定をもらったという話を聞いたんです。私から見た彼女は自己分析もそこそこで、たまたま内定貰ったとのことだったので、正直ものすごく悔しくて。
「自分は妥協しない就活をしようと思って日々悩んでいるのに、本気でやるだけ無駄なのかな」と毎日泣いてしまっていました。
ーー就活の早期化が進む中で、周りと比べてしまうのは誰しも経験することですね……。D先輩はそこからどのように気持ちを立て直したのでしょうか。
D先輩)
カジュアル面談をした人事の方に当時の悩みを打ち明けたとき、「失敗しても死なない。本気で自分と向き合ってるからこそ悩むんだよ。」と言われたんです。「そうか、悩むことって悪いことじゃないんだ。」と思えて、悩んでいる自分を肯定できた気がしました。そのときに、たった一度の人生なんだから、とことん悩んで納得いくまで頑張ろうという強い気持ちを持つことが出来たと思います。
▶ターニングポイント
ーー自分自身を見つめ直すため、大学3年生から1年間の休学をしたY先輩。復学後、大学4年生の春に参加したインターンが大きなターニングポイントだったそうですね。どのような経験をされたのでしょうか。
Y先輩)
志望企業の社長同行インターンに参加した際に、自分が「人のせいにする就活をしていた」ことに気付かされたんです。そのインターンでは、「この1時間を君の好きなように使っていいから」と言われ、戸惑いながらも自分が考えていたことを話しました。
そこで、「君はすごく周りに甘えてる。君がなろうとしてるのは受け身の『会社人』だよ。自分の人生を生きたい、周りも幸せにしていきたいって思うなら、君が目指すのは自分で環境を作っていける、巻き込んでいけるような『社会人』だよ。」と伝えられました。当時、いわゆる大企業や年収といった世間的に良いとされる指標で企業探しをしていた自分にとってあまりにも図星で、つい社長を前に泣いてしまいました。
ーーそれまでの意識に電流が走るようなご経験だったと受け取りました。
「会社人ではなく社会人になれ。」という言葉を受けて、Y先輩の行動にはどのような変化があったのでしょうか。
Y先輩)
自分の軸を見失わず、人のせいにしない就活をするようになりました。「とりあえず大手で」って感じで就職先を決めていたら、 入社後もきっと「大手なのに待遇が悪いじゃないか」といった人のせいにするような「会社人」になってしまうだろう、と。そうではなく、会社の理念や哲学に共鳴できるかをより重視して意思決定をしよう、と決めました。会社に養ってもらうのではなく、これからの会社を一緒に創っていきたいと思える企業を選ぶために、とても大切なことだと思います。
▶就活を通して大切にしていたこと
Y先輩)
周りのペースと自分のペースのバランスを守ることを大切にしていました。自分らしい就活も大切だけど、あまりにもマイペースになってると行きたかったはずの企業の選考に乗り遅れたりするので……。世の中の就活のスピード感も無視することなく、自分に必要なことを考えながら進めていく事をおすすめします。そうすると、周りや先輩の行動や言葉に引っ張られすぎる、ということも減っていきました。
D先輩)
その企業で自分が働いている姿を具体的に想像できるかどうか、を大切にしていました。私は、根本的な価値観として「就職は自分が一番輝ける場所を見つける手段」と捉えています。冬のインターンシップで特性分析をした際に、人事の方のお力も借りながらデータを客観視し、自分の強みと弱みの理解度を高めることが出来ました。納得のいく意思決定をするためには、企業理念への共感や、働く人への憧れだけではなく、自分の強みを発揮できる環境かを考えることも大切だと思います。
ーー就職活動では、適性検査や性格診断など、自分自身を客観視する機会も多くあります。その結果を受け止めるだけでなく、「これまでのどのような経験に結びついているのか」「その性質が発揮できそうな環境はどのようなものなのか」考えることで、次のアクションに繋がりますね。
Q&A 気になることあれもこれも!
D先輩)
自分の性質を客観視したときにも、今の会社で働く必然性を感じることが出来たからです。
母親と就活の話をしていたとき、今の内定先のことを話している私を見て母親が「なんか目がキラキラしてたよ。すごく楽しそう」と言ってくれたんです。自分の好きなことを話しているときって、自分も楽しいのはもちろん、他の人にも楽しさが伝わるんですよね。母親と話して自分が楽しんでいる状態を客観視できたことで、自分が生き生きと働けるのはこの会社だという想いがさらに強まりました。
Y先輩)
比べるのではなく、気づくだけでいいと思います。僕も当時、自分の嫌なところを見て落ち込んでる自分を鬱陶しく感じていました。「あの人はすごく上手に話してる。自分はできないのに。」って比べると、自分を卑下する負のループに入ってしまうんです。
でも、誰しも周りには真似できないものを持っているはずなので、「なるほど、そういう動きもあるんだ。自分も意識してみよう。」と気づくだけに留める。そうやって「気づくだけで終わらせる」ことは、自分の心を保ちつつ、強みを伸ばす作戦の一つかもしれませんね。
参加者の声
📌受け身の就活ではなく自分も働きたい・企業の一部になりたいとか、弟子入りしたいと思える企業を探すということに惹かれた。また、自分に素直に、自分が喜ぶ自分で就活をすることが大切だと気付いた。(Mさん)
📌就活で目先の理念に囚われず、自分の軸を通すことについて知ることができて良かった。(Tさん)
📌「就活=自分が一番輝ける場所を探す手段」という言葉がしっくり来ました。就活=苦しいことのイメージがやっぱり拭いきれなかったのですが、先輩のお話を聞いて、どうして私はそんなに堅苦しいイメージを持っていたんだろうと気づけました。(Sさん)
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