公共交通問題と公共施設マネジメントについて、勝手に取り組んでいるかきもと@隼です。一部では「庁舎建設を止めた男」と呼ばれていますが、一般企業に勤務するサラリーマンで、田舎町のただのいち町民です。
2022年10月10日から12月30日にかけて鳥取市から八頭町、若桜町に向けて平行して走る鉄道とバスの共通パス実証実験が実施されました。その実証実験の成功を目指すために勝手に開催した2回のイベントの結果についてまとめてみました。公共交通を残すことについて興味のある方はぜひご覧ください。
※9000文字近い長文ですのでお時間がある時にご覧下さい。
今までに書いた「鉄道バス共通パス実証実験」関連のnote記事
5年前に同じ想いの仲間と「鳥取県東部地域公共交通網形成計画」を知ってもらうために「公共交通で考えるまちの未来」というイベントを開催しました。
そのイベントでは「鳥取県東部地域公共交通網形成計画」に書かれている計画が実現したらこのエリアの利便性が高まって通勤や通学にも使えるようになることを説明しました。
知ってもらうことで実現に近づけたいという想いで開催したイベントでした。
そのイベントで説明した「路線バスと若桜線の共通パス」の実証実験が実施されると聞いたのが昨年の9月でした。感慨深くて書いたnote記事がこちらです。
その実証実験が2022年10月10日から始まって、終わるまでにいつか参加しようと思っていたある日、ランニング中にたまたま高校の陸上部の同級生の県議が車で通りかかりました。その時に彼から実証実験が苦戦していることを聞いて協力を約束しました。後日実証実験の意味についてFacebookで情報発信しました。この情報発信についてもnote記事に書きました。
そしてこのnote記事の最後に書いたように「本当は話す場を作りたい」と言う言葉に反応してくれた知人と、その知人の知人である実証実験の県の担当者の方と、この実証実験を成功させることが目的のイベントを開催することになりました。
そのために、早めに一度は体験しておこうとアプリで切符を購入したこともnote記事に書いています。
時間のある方は上記の記事を読んでからこの記事を読んでいただいたらわかりやすいと思います。
1stミーティングは2022年11月26日に開催
まずは2022年11月26日に開催した1stミーティングのレポートをご覧ください。
急いで準備しして開催した最初のイベントの概要は以下になります。
1stミーティング内容まとめ
このイベントの内容を進行順にまとめていきます。
1.今回のイベントの概要説明
上で紹介したnote記事を見せながら今回のイベント開催の経緯を説明しました。
2.実証実験に参加した感想と質問の共有
次に私が11/14~18に実証実験に参加したレポートをパワポのスライドを使って説明させていただきました。概要は以下の通りです。
僕が体験した結論
気づきポイント(よかったこと)
気づきポイント(気になったこと)
気づきポイント(考えたこと)
実証実験に参加して感じた質問
実証実験に参加して出てきた質問が出てきた質問については、次のパートで回答をいただきました。
実証実験に計3回参加した体験からの気づきを以下のnote記事にまとめています。
3.県の担当者さんからの実証実験の目的の説明
主催者のひとりの実証実験の県の担当者さんから今回の実証実験の背景と目的、現状、今後について説明していただきました。
実証実験の実施に至った背景
実証実験の目的
現在のモニターアンケートの状況
今後の展開の方向性
実証実験に参加して出てきた質問への回答
4.目的の達成のために必要なアクションを考える
まずは自己紹介
せっかく集まっていただいたので11名の参加者全員に短時間で自己紹介をしていただきました。様々な立場の方がいろいろな思いで参加いただけていたことがわかりました。
実証実験の成功のために今後必要なアクションを考える
自己紹介の後で、実証実験の成功のために今後必要なアクションを考えることを目的に話をはじめました。
車で通勤している人にはこの情報への接点がなかった
スマホを見せたら乗れることだけで外から来た人には大きい
八頭町のタクシーは機能していない
交通が活性化することで地域にお金が落ちる
次の話題に近い発言でしたので、実証実験を成功させるために何ができるのかについてはここまでとして次の話に進ませていただきました。
5.この枠組みの構想の説明
この話の流れで、この動きを枠組み的なものにして行きたいと考えていることを説明させていただきました。
ここで主催者のひとりが準備してきたイベント情報と公共交通をつなげてまちを元気にするためのアイディアについて説明させていただきました。
以下、説明後のQAです。
16時で終わることになっているので、一回ここで区切ってまとめをさせていただきました。
成功のためにデータを取る
データを取ることが目標で成功基準と言うことでした。
それに対してはモニター28名と言う状況。
これからいくら伸ばしても50程度と思われる。
個人的には実証実験に参加した人だけの情報をだけでは意味がないと思っている。
乗っていない人はなぜ乗らなかったかを知りたい。
この辺はデータを取って欲しい。
他にどういうことをデータとして残すべきか?
何かこの観点でコメントはないか?
公共交通の利用にも学びが必要
最後に全然関係がないようで関係ありそうな話として、カーボンニュートラルに向けて断熱に力を入れている建築家の竹内さんの学校断熱ワークショップについてVoicyで話されていたことを紹介しました。
この内容は公共交通の利用についても同じようなことが言えると思いました。
何のために公共交通を使うのか?
公共交通を使うことが何と結びついているのか?
について説明して理解してもらうことが大切で、
公共交通を使うことのメリットを体験、体感してもらいうことで
腑に落ちた形で行動してもらえると考えています。
これを説明したところでちょうど終了予定の16時となりました。
次回の開催を約束して1stミーティングは終了としました。
1stミーティングのまとめ
1stミーティングではなした内容のポイントをまとめておきます。
二回目のイベントは2022年12月17日に開催
長くなったので二回目のイベントについては別の記事にします。
お楽しみに!